日用品




日用品(にちようひん)とは、生活していくために必要な物。普通は生活雑貨のことを指し、食料品や衣料品などは含めない場合が多い。生活用品(せいかつようひん)などともいう。



概要





香港の生活雑貨店


生活必需品のほとんどは日用品に含まれるが、日用品のすべてが生活必需品ではない。なぜなら、日用品には嗜好品や趣味の道具も含まれるからである。こういった製品は主に大量生産によって生産され、豊富に市場に供給されている。社会全体の豊かさの指標として、一般労働者の家庭で消費される日用品の種類とその消費量に注目する場合もある。


日用品はスーパーマーケット(特にGMS)にとって、食料品、被服と並ぶ主力市場の一つである。コンビニエンスストアは日用品のうち、ない場合の緊急度がより高いものを扱っているが、コンビニチェーンが普及して飽和した2000年代に前後し、同業他社との差別化戦略の一環で取り扱う日用品の品目を拡大している店舗が見られる[要出典]


また、こういった物品は日常生活で常に消費される関係から、いくらあっても困ることは少ないため、冠婚葬祭やお中元・お歳暮などの贈答品としても好まれる。


日用品はメーカーの別なく一定の品質があれば、消費者にはどこのメーカーの製品であろうと一顧だにされない傾向、すなわちコモディティ化していることも多い。また、食料品などと並び、しばしば最寄り品(もよりひん)、すなわち最も手近な店で購入する商品である。



日用品の例


  • 衛生用品
    • 紙製品(トイレットペーパー・ティッシュペーパー・ウェットティッシュ・紙おむつなど)

    • 生理用品(ナプキン・タンポン・軽失禁用品・ライナーなど)

    • 医療品(救急絆創膏・サポーター・マスク・包帯・医療用テープ・医療機器(血圧計・測定器など)・体温計・磁気治療品・使い捨て懐炉など)



  • 洗剤
    • 洗濯用洗剤(粉石鹸・衣類用漂白剤・柔軟仕上げ剤・ホームクリーニング洗剤・部分洗い用洗剤・のり剤・衣類用消臭剤・靴用洗剤・洗濯槽クリーナーなど)

    • 住宅用洗剤(タイル用・床用・油汚れ用・ガラス用・パイプ用など)

    • 台所用洗剤(食器用・クレンザー・食器用漂白剤・ポット洗浄剤など)

    • 風呂用洗剤(風呂釜用・排水溝用など)

    • トイレ用洗剤(便器用・タンク用など)


  • 家庭日用品
    • 台所用品(たわし・スポンジ・キッチンペーパー・手ぬぐい・食器・調理器具・ラップフィルム・アルミホイル・水切り袋・冷蔵庫脱臭剤・廃油処理剤など)

    • 風呂用品(スポンジ・ボディタオル・ボディブラシ・風呂マット・風呂ふたなど)

    • トイレ用品(トイレブラシ・ペーパーホルダー・便座カバーなど)

    • 洗濯用品(ピンチ・物干しハンガー・くずとりネット・洗濯用ネット・ビニール手袋・物干しスタンドなど)

    • 掃除用品(ゴミ袋・化学雑巾・粘着ローラー・ダスター・収納シートなど)


  • オーラルケア用品(歯磨剤・歯ブラシ・歯間ブラシ・洗口液・口中清涼剤・義歯用品など)


  • トイレタリー用品
    • ボディケア用品(固形石鹸・ハンドソープ・ボディソープなど)

    • スキンケア用品(ハンドクリーム・リップクリーム・日焼け止めクリーム・制汗剤など)

    • ヘアケア用品(シャンプー・コンディショナー・ヘアカラー・ヘアスプレー・ヘアワックス・育毛剤など)

    • フェイスケア用品(洗顔フォーム・メイク落とし・クレンジングオイルなど)

    • シェービング用品(安全剃刀・むだ毛処理用剃刀・シェービングフォームなど)

    • 入浴剤


    • アロマ用品

    • トラベル用品



  • 化粧品(口紅・ファンデーション・アイシャドウ・マスカラ・美白美容液・化粧水・乳液・保湿パック・ネイラーなど)
    • 化粧小物(化粧コットン・化粧パフ・手鏡・櫛など)

  • 家庭用化学製品

    • 殺虫剤及び関連日用品(蚊取り類・虫除け・スプレー剤・捕獲器・ベイト剤・燻煙剤※など)


    • 防虫剤(タンス用・クローゼット用・収納ケース用など)


    • 除湿剤(押し入れ用・靴箱用など)


    • 消臭剤・芳香剤(リビング用・トイレ用・衣類用・車内用など)
      • ※燻煙剤は医薬品扱い。


  • その他雑貨品
    • 乾電池


    • 写真フィルム・レンズ付きフィルム


    • マッチ・ライター


    • ろうそく・線香


など。広義にはベビー用品、介護用品、DIY用品、園芸用品、カー用品、ペット用品、文房具などを含む。



日用品と季節指数


日用品には季節、気温の変化、あるいは行事と関係が深く、季節指数というものが重要な指標となる。季節指数とは平均値を100とした場合、季節の移り変わりによって上下変動する指数のことである。数値が高いほど需要が高まり、低いほど需要は低くなる。各メーカーや小売店はこの指数を元に、生産や販売の調整を行っている。


  • 季節の気候、気温に関係あるもの
    • 春に高いもの - 防虫剤(季節の変わり目)。

    • 春から夏にかけて高いもの - 制汗剤。日焼け止め。むだ毛処理関連品。燻煙剤。

    • 夏に高いもの - 衣類用洗剤(洗濯物が乾きやすいため)。殺虫剤。液体・マット式蚊取り。除湿剤(梅雨から秋雨)

    • 夏から秋にかけて高いもの - 美白乳液。蚊取り線香。

    • 秋に高いもの - 防虫剤(春より指数は上回る)

    • 秋から冬にかけて高いもの - リップクリーム。ハンドクリーム。ドライウール洗剤。ねずみ取り関連品。

    • 冬に高いもの - カイロ。入浴剤(夏向けのものもある)。防寒具(手袋、靴下、腹巻きなど)。


  • 行事に関係のあるもの
    • 年末 - 掃除用洗剤(大掃除のため。カビ除去剤、ガラス用洗剤などは特に顕著)。口中清涼剤(年末に飲み会が多いため)

    • 彼岸・お盆・年末・正月 - ろうそく、線香(仏事に関係している)

    • 卒業式・新学期前 - ヘアカラー(髪を黒く染めるため)





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