ドクターX〜外科医・大門未知子〜






































































































































































Doctor-X
外科医・大門未知子
ジャンル
医療ドラマ
企画
古賀誠一
(オスカープロモーション)
脚本
中園ミホ
武井彩
林誠人
寺田敏雄
香坂隆史
宇田学
監督
田村直己
松田秀知
山田勇人
出演者
下記詳細
ナレーター
田口トモロヲ
製作
プロデューサー
内山聖子
制作
テレビ朝日
ザ・ワークス

放送
音声形式
ステレオ放送
放送国・地域
日本の旗 日本

第1期
プロデューサー
大江達樹
西河喜美子
霜田一寿
池田禎子
大垣一穂
出演者
米倉涼子
田中圭
内田有紀
勝村政信
鈴木浩介
紫吹淳
林丹丹
小松和重
政岡泰志
山本美月
岸部一徳
室井滋
段田安則
伊東四朗
エンディング
Superfly「Force」
放送期間
2012年10月18日 - 12月13日
放送時間
木曜 21:00 - 21:54
放送枠
木曜ドラマ (テレビ朝日)
放送分
54分
回数
8

公式サイト

第2期
プロデューサー
大江達樹
西河喜美子
霜田一寿
池田禎子
大垣一穂
出演者
米倉涼子
藤木直人
内田有紀
遠藤憲一
満島真之介
笛木優子
水沢エレナ
猪野学
野間口徹
六角慎司
浅野和之
笹野高史
岸部一徳
三田佳子
西田敏行
エンディング
Superfly「Bi-Li-Li Emotion」
放送期間
2013年10月17日 - 12月19日
放送時間
木曜 21:00 - 21:54
放送枠
木曜ドラマ (テレビ朝日)
放送分
54分
回数
9

公式サイト

第3期
プロデューサー
峰島あゆみ
西河喜美子
霜田一寿
菊地裕幸
大垣一穂
出演者
米倉涼子
遠藤憲一
内田有紀
勝村政信
渡辺いっけい
鈴木浩介
マキタスポーツ
高橋和也
木下隆行
内藤理沙
庄野崎謙
松島花
古谷一行
西田敏行
中尾彬
伊武雅刀
古田新太
高畑淳子
岸部一徳
北大路欣也
エンディング
Superfly「愛をからだに吹き込んで」
放送期間
2014年10月9日 - 12月18日
放送時間
木曜 21:00 - 21:54
放送枠
木曜ドラマ (テレビ朝日)
放送分
54分
回数
11

公式サイト

スペシャル
プロデューサー
峰島あゆみ
都築歩
霜田一寿
菊地裕幸
大垣一穂
出演者
米倉涼子
遠藤憲一
内田有紀
勝村政信
鈴木浩介
岸部一徳
西田敏行
生瀬勝久
伊野尾慧
青木崇高
鹿沼憂妃
橋本マナミ
岸本加世子
橋爪功
ビートたけし
放送期間
2016年7月3日
放送時間
日曜 21:00 - 23:10
放送枠
日曜エンターテインメント
放送分
130分
回数
1

公式サイト

第4期
プロデューサー
大江達樹
都築歩
霜田一寿
池田禎子
大垣一穂
出演者
米倉涼子
生瀬勝久
内田有紀
勝村政信
滝藤賢一
鈴木浩介
草刈民代
瀧川英次
長谷川朝晴
田中道子
岸部一徳
吉田鋼太郎
泉ピン子
西田敏行
エンディング
Superfly「99」
放送期間
2016年10月13日 - 12月22日
放送時間
木曜 21:00 - 21:54
放送枠
木曜ドラマ (テレビ朝日)
放送分
54分
回数
11

公式サイト

ドクターY〜外科医・加地秀樹〜(第1期)
プロデューサー
大江達樹
都築歩
織田笑里
池田禎子
大垣一穂
出演者
勝村政信
三浦貴大
宮脇咲良
米倉涼子
岸部一徳
鈴木浩介
放送期間
2016年12月16日
放送時間
23:15 - 翌0:15
放送分
60分
回数
1

公式サイト

第5期
プロデューサー
大江達樹
都築歩
霜田一寿
池田禎子
大垣一穂
出演者
米倉涼子
永山絢斗
内田有紀
遠藤憲一
鈴木浩介
田中圭
中林大樹
上杉柊平
是永瞳
久住小春
陣内孝則
岸部一徳
段田安則
草刈正雄
西田敏行
エンディング
Superfly「Force -Orchestra Ver.-」
Superfly「ユニゾン」
放送期間
2017年10月12日 - 12月14日
放送時間
木曜 21:00 - 21:54
放送枠
木曜ドラマ (テレビ朝日)
放送分
54分
回数
10

公式サイト

ドクターY〜外科医・加地秀樹〜(第2期)
プロデューサー
大江達樹
都築歩
稲葉真希子
池田禎子
高橋優子
出演者
勝村政信
堀井新太
飯豊まりえ
野口かおる
岩松了
米倉涼子
岸部一徳
滝藤賢一
放送期間
2017年12月9日
放送時間
15:15 - 16:25
放送分
70分
回数
1

公式サイト

スペシャル~復刻版~
プロデューサー
峰島あゆみ
都築歩
霜田一寿
菊地裕幸
大垣一穂
出演者
米倉涼子
遠藤憲一
内田有紀
勝村政信
鈴木浩介
岸部一徳
西田敏行
生瀬勝久
伊野尾慧
青木崇高
鹿沼憂妃
橋本マナミ
岸本加世子
橋爪功
ビートたけし
放送期間
2018年9月30日
放送時間
日曜 21:00 - 23:14
放送枠
日曜プライム
放送分
134分
回数
1

ドクターY 外科医・加地秀樹〜遙かなる教授選〜(第3期)
プロデューサー
大江達樹
峰島あゆみ
稲葉真希子
池田禎子
大垣一穂
出演者
勝村政信
りょう
野間口徹
窪塚俊介
宇野結也
曽田茉莉江
堀部圭亮
佐藤B作
小野武彦
米倉涼子
岸部一徳
遠藤憲一
放送期間
2018年10月5日
放送時間
23:15 - 翌0:15
放送分
60分
回数
1

公式サイト


特記事項:
第1期:初回・最終回は15分拡大(21:00 - 22:09)。
第2期:初回は15分拡大(21:00 - 22:09)。最終回は30分拡大(21:00 - 22:24)の上、前座番組『ドクターX最終回直前特別編』(20:51 - 21:00。テレビ朝日他一部地域を除き、20:54飛び乗り)も別途放送。
第3期:初回・第2回は15分拡大(21:00 - 22:09)。最終回は30分拡大(21:00 - 22:24)。
第4期:初回・第2回・最終回は15分拡大(21:00 - 22:09)。第3回はSMBC日本シリーズ 第5戦 「日本ハム×広島」中継(18:03 - 21:50、53分延長)のため、50分繰り下げ(21:50 - 22:44)。
第5期:初回・第2回・第9回は15分拡大(21:00 - 22:09)。最終回は20分拡大(21:00 - 22:14)。
ドクターY 第1期:放送番組としての放送日時を記載。放送(配信のダイジェスト版)より前に2016年9月29日 - 11月3日にauビデオパスとテレ朝動画で配信が行われた。
ドクターY 第2期:放送番組としての放送日時を記載。放送(配信のダイジェスト版)より前に2017年9月26日 - 10月31日にauビデオパス、Amazonプライム・ビデオ、テレ朝動画で配信が行われた。
ドクターY 第3期:放送番組としての放送日時を記載。放送(配信のダイジェスト版)より前に2018年9月15日 - 9月29日にKDDIビデオパス、テレ朝動画で配信が行われた。

Doctor-X 外科医・大門未知子』(ドクター-エックス げかい・だいもんみちこ)は、テレビ朝日系の「木曜ドラマ」枠(毎週木曜 21:00 - 21:54)で2012年より放送されている日本のテレビドラマシリーズ。


勝村政信が主演を務めるスピンオフドラマ『ドクターY〜外科医・加地秀樹〜』(ドクターワイ げかい かじひでき)についても本項で記述する。





目次





  • 1 概要


  • 2 医療機関


  • 3 登場人物

    • 3.1 主人公


    • 3.2 神原名医紹介所


    • 3.3 第1シリーズ

      • 3.3.1 帝都医科大学付属第三病院 教授陣


      • 3.3.2 帝都医科大学付属第三病院 看護部


      • 3.3.3 帝都医科大学付属第三病院 関係者


      • 3.3.4 帝都医科大学付属病院 関係者



    • 3.4 第2シリーズ

      • 3.4.1 帝都医科大学付属病院 第二外科


      • 3.4.2 帝都医科大学付属病院 看護部


      • 3.4.3 帝都医科大学付属病院 関係者



    • 3.5 第3シリーズ

      • 3.5.1 国立高度医療センター 戦略統合外科(旧東棟)


      • 3.5.2 国立高度医療センター 戦略統合外科(旧西棟)


      • 3.5.3 国立高度医療センター 看護部


      • 3.5.4 国立高度医療センター関係者


      • 3.5.5 国立高度医療センター歴代総長



    • 3.6 スペシャル版

      • 3.6.1 クロス医療センター 内科


      • 3.6.2 クロス医療センター 病院関係者


      • 3.6.3 クロス医療センター 病院長



    • 3.7 第4シリーズ

      • 3.7.1 東帝大学病院 総合内科


      • 3.7.2 東帝大学病院 総合外科


      • 3.7.3 東帝大学病院 看護部


      • 3.7.4 東帝大学病院 院長秘書



    • 3.8 王超国際クリニック

      • 3.8.1 設立者


      • 3.8.2 王超国際クリニック 医師


      • 3.8.3 王超国際クリニック 病院関係者



    • 3.9 第5シリーズ

      • 3.9.1 東帝大学病院 総合外科副部長


      • 3.9.2 東帝大学病院 総合外科


      • 3.9.3 東帝大学病院 看護部


      • 3.9.4 東帝大学病院 院長秘書


      • 3.9.5 蛭間 病院長夫人と娘


      • 3.9.6 日本医師倶楽部



    • 3.10 東帝大学・病院 関係者一覧

      • 3.10.1 歴代病院長


      • 3.10.2 歴代理事長



    • 3.11 政治家

      • 3.11.1 閣僚


      • 3.11.2 衆議院議員



    • 3.12 ゲスト

      • 3.12.1 第1期(2012年)

        • 3.12.1.1 第1話「その手袋で触るな!全員、ホールドアップ!」


        • 3.12.1.2 第2話「死なせません。私、失敗しないので」


        • 3.12.1.3 第3話「いりません。ネーミングがヘンだし、まずいので」


        • 3.12.1.4 第4話「私にとって手術は、プライスレスのライフワークです」


        • 3.12.1.5 第5話「あなたの手術、失敗したんじゃないですか?」


        • 3.12.1.6 第6話「私は切って助ける!」


        • 3.12.1.7 第7話「本当のことを教えてあげるのが医者の義務じゃないんですか?」


        • 3.12.1.8 最終話「手術場には、馴れ合いも、助け合いも、御意もいらない。助けなきゃいけない病人がいるだけ」



      • 3.12.2 第2期(2013年)

        • 3.12.2.1 第1話「このまま閉じたら、三ヶ月以内に命落としますよ」


        • 3.12.2.2 第2話「私なら切れます。死なせません。絶対に失敗しないので」


        • 3.12.2.3 第3話「生体腎小腸交換移植、私ならできます!」


        • 3.12.2.4 第4話「成功したら、あなたに手帖をあげる。蛭間の秘密がぎっしり詰まったあの手帖…」


        • 3.12.2.5 第5話「失敗しない医者なんて、いるわけない。私以外」


        • 3.12.2.6 第6話「いらない臓器なんてない! 体の中にいらないものなんてない!」


        • 3.12.2.7 第7話「選挙のために手術を利用した…患者を道具にして。手術を舐めるな!」


        • 3.12.2.8 第8話「この世に失敗が許される医者なんていていいの?私は失敗したくないから、自分で切る」


        • 3.12.2.9 第9話「患者さんにとって、オペは最後のチャンス。だからそれに勝ち続けること。それが私の夢。」



      • 3.12.3 第3期(2014年)

        • 3.12.3.1 第1話「命は自分のために使えよ」


        • 3.12.3.2 第2話「ロボットより私の手の方が、完璧で確実なので」


        • 3.12.3.3 第3話「命を前に根回しもへったくれもない」


        • 3.12.3.4 第4話「切りましょうか、私が。私なら完璧に治せますよ」


        • 3.12.3.5 第5話「医者の勝ち負けなんてどうでもいいんだって。患者が勝たなきゃ意味ないじゃん」


        • 3.12.3.6 第6話「これ以上は切れない」


        • 3.12.3.7 第7話「私、勝負してないので」


        • 3.12.3.8 第8話「…待つ」


        • 3.12.3.9 第9話「患者にとって医者は一人。あんたもプロでしょ!」


        • 3.12.3.10 第10話「汚い手術はしたくない」


        • 3.12.3.11 第11話(最終話)「私はたった一人の大好きな人のオペがしたいんだよ!」



      • 3.12.4 スペシャル(2018年)


      • 3.12.5 第4期(2016年)

        • 3.12.5.1 第1話「復活!!!!失敗しないハケンの女 生中継オペ1000万!!」


        • 3.12.5.2 第2話「貧乏村長vsセコい国会議員オペ...Wで失敗しないので」


        • 3.12.5.3 第3話「20年前の医療ミス!?不倫相手のお腹の秘密」


        • 3.12.5.4 第4話「美人姉妹同時刻オペ!!太る病気の秘密!?」


        • 3.12.5.5 第5話「派閥争い パワハラ手術も失敗しないので!!」


        • 3.12.5.6 第6話「御意男のクーデター!!メスなき心臓手術!?」


        • 3.12.5.7 第7話「音をなくしたピアニストの命とプライド」


        • 3.12.5.8 第8話「ウイルス感染…!手術不可能な密室!?」


        • 3.12.5.9 第9話「教授婦人会のドンが送り込んだ患者の罠!?」


        • 3.12.5.10 第10話「母子同時オペ!? わずか25センチの命」


        • 3.12.5.11 最終話「さらば大門未知子!! さらば友よ…聖夜のオペも失敗しないので」



      • 3.12.6 第5期(2017年)

        • 3.12.6.1 第1話「復活!!!! 失敗しないハケンの女 世界横断オペ2000万」


        • 3.12.6.2 第2話「VSゆとり院内盗撮!? 過保護な患者の秘密」


        • 3.12.6.3 第3話「VSキレる教授!? セカンドオピニオン失敗しないので」


        • 3.12.6.4 第4話「外科医を育てる超VIP患者の秘密!?」


        • 3.12.6.5 第5話「診断1秒人工知能VS失敗しない野生の勘!?」


        • 3.12.6.6 第6話「おしどり夫婦の緊急Wオペ!? 私麻酔もできるので」


        • 3.12.6.7 第7話「日米女医対決!! オペ室の中心で愛を叫ぶ」


        • 3.12.6.8 第8話「命懸けの内部告発!? 最強黒幕の秘密…」


        • 3.12.6.9 第9話 「最終章〜失敗しないハケンの女倒れる…!?」





  • 4 スタッフ


  • 5 放送日程

    • 5.1 第1期


    • 5.2 第2期


    • 5.3 第3期


    • 5.4 スペシャル


    • 5.5 第4期


    • 5.6 第5期


    • 5.7 ドクターXスペシャル~復刻版~



  • 6 主題歌

    • 6.1 第1期


    • 6.2 第2期


    • 6.3 第3期


    • 6.4 第4期


    • 6.5 第5期



  • 7 ドクターY〜外科医・加地秀樹〜

    • 7.1 キャスト(ドクターY)

      • 7.1.1 主人公(ドクターY)


      • 7.1.2 帝都医科大学付属大洗第八分院


      • 7.1.3 穂野倉病院


      • 7.1.4 帝都医科大学付属静岡第11分院


      • 7.1.5 その他


      • 7.1.6 特別出演



    • 7.2 スタッフ(ドクターY)


    • 7.3 配信日程(ドクターY)

      • 7.3.1 第1期


      • 7.3.2 第2期


      • 7.3.3 第3期



    • 7.4 放送日程(ドクターY)

      • 7.4.1 第1期


      • 7.4.2 第2期


      • 7.4.3 第3期




  • 8 エピソード


  • 9 続編や映画化について


  • 10 受賞歴


  • 11 DVD・ブルーレイ


  • 12 注釈


  • 13 出典


  • 14 外部リンク




概要


特定の病院や医局に属さない、フリーランスの女性外科医の活躍を描く。主演の米倉涼子は『ナサケの女 〜国税局査察官〜』(2010年10月期)以来の木曜ドラマ枠出演となった[1]。2012年に第1シリーズが始まり、以降連続テレビシリーズは全て秋クールに放送されている。


米倉が演じる大門医師の活躍のみならず、病院や医局を転々としながら対立する蛭間や海老名のコミカルやり取り、放送当時の流行や時事ネタを取り込んだ作風から高視聴率を獲得しており、2017年までに通算シリーズ5本、スペシャル1本[2][3]が放送され、スピンオフ2本がインターネット配信の後、地上波放送された。



医療機関


本稿では、ドクターX〜外科医・大門未知子〜シリーズに登場する医療機関について記述する。
神原名医紹介所

神原 晶が所長を務める医師紹介所。

大門 未知子や城之内 博美が所属する。

帝都医科大学付属病院 本院


東京都にある名門私立医科大学病院 全国各地に系列病院・分院・研究所がある大規模の大学病院であり東帝大学医学部の事実上の植民地であり帝都医科大学医学部卒の教授がおらず、本院の教授陣の大半を東帝大学医学部出身者が占めている。


毒島 隆之介教授が外科統括部長を務める。(第1期以前)


蛭間 重勝教授が外科統括部長を務める。(第2期)


馬淵 一代教授が内科統括部長を務める。(第2期)

モデルは自治医科大学附属病院だと思われる。

外景は群馬県庁。廊下は東京海洋大学越中島キャンパス。ロビーは東海大学医学部付属八王子病院。渡り廊下は国立東京病院。部屋は日立目白倶楽部。

帝都医科大学付属第三病院

東京都にある帝都医科大学の分院。

本院の出店的存在であり本院の重職教授が院長を歴任してきた分院最高峰の病院。


久保 茂教授が病院長を務める(第1期第1話)

毒島 隆之介教授が病院長を務める(第1期第1話 - 最終話)

外景は芝浦工業大学の豊洲キャンパス。受付ロビーは川崎市立川崎病院。屋上、食堂、職員通用口は茅ヶ崎市立病院。廊下は埼玉県立大学。ロビーは関東労災病院。救急口は東京スタジアム(味の素スタジアム)。院長室は山野美容専門学校。手術室はオンワード総合研究所。駐車場は茅ヶ崎駐車場。

帝都医科大学付属金沢第十八病院


石川県金沢市にある帝都医科大学の分院。

金沢市内にはこの他にも名門病院(国立高度医療センター金沢分院・内科最高峰クロス医療センター)などの病院が数多く設置されている。

本院外科主任教授だった鷹野 七起が異動した病院である(第2期)。

帝都医科大学付属高松第二十四病院

香川県高松市にある帝都医科大学付属病院の分院。


加地 秀樹が第三分院第二外科解体後、高松分院外科に異動してくる(第1期)。

収録は医療法人社団悠心会 森田病院。

旭川ふれあい病院


北海道旭川市にある帝都医科大学系列の総合病院。

全国病院ランキングでトップ10以内に入る実力派の病院で帝都医科大学付属病院の系列に当たる。


原 守が第三病院から異動してくる(第1期)。

帝都医科大学付属大洗第八病院


茨城県大洗町にある帝都医科大学付属病院の分院。

加地 秀樹が東帝大学病院から第八分院に異動してくる(ドクターY第1期)。

安田記念病院

都内にある総合病院。


城之内 博美がフリー麻酔科医で赴任した病院で執刀医が手術下手で3時間長引く。

国立高度医療センター 本院

東京都にある国立病院。日本最高峰医療機関。

所在地は東京都中央区築地9-3

モデルは国立研究開発法人国立がん研究センターだと思われる。

外科医師は東帝大学病院か西京大学病院のどちらかの派閥に属する。(東帝大学病院派閥の医師のほとんどは東帝大学病院が傘下に治めている病院)


黒部 徹也が初代総長を務める(第3期第1話)


天堂 義人が第2代総長を務める(第3期第1話 - 最終話)

蛭間 重勝が第3代総長を務める(第3期最終話・スペシャル)

現実では、総長(院長)ではなくて理事長と表記される。

総長代理は外科部長が務める。

外景はワールドビジネスガーデン。西棟内部とヘリポートは千葉西総合病院。東棟内部はNTT幕張ビル。連絡路は埼玉県庁。第2会議室は笹川記念会館。記者会見場は機械振興会館。屋上はメルパルク東京。

国立高度医療センター 金沢分院

石川県金沢市にある国立高度医療センターの分院。

加地 秀樹が外科部長を務める。(スペシャル)出張


海老名 敬が外科部長を務める。(第4期)

加地 秀樹、原 守が本院から出向してくる。

収録は石川県政記念しいのき迎賓館。

国立日露最先端医療センター


ロシアウラジオストクにある国立の医療センター。

原 守が旭川ふれあい病院から異動した病院。

モデルは日ロ先端医療センター(仮称)だと思われる。

東帝大学病院 本院

東京都にある国立大学病院 帝都医科大学付属病院や他の医学系大学病院を傘下に治める病院で帝都医大と同様に全国各地に分院や研究所を持つ。

西京大学病院よりも手術数や症例の数は少ないけれども、世界初症例や他の病院で出来ない術式でオペをする。

国立高度医療センターの東棟及び旧東棟の職員らが所属している派閥病院。

病院は国立高度医療センター理事会に加盟している


蜂谷 宗造が病院長を務める(第2期、第3期)

久保 茂が病院長を務める(第4期第1話)

蛭間 重勝が病院長を務める(第4期第1話 - 最終話)


志村 まどかが病院長を務める(第5期第1話)

蛭間 重勝が病院長を務める(第5期第1話 - )

モデルは東京大学医学部附属病院だと思われる。

外景は日本工学院専門学校蒲田キャンパス。ロビーは千葉大学医学部附属病院。エレベーターと廊下は住友不動産新宿グランドタワー。第1会議室は学士会館。第2会議室はパレスホテル東京。記者会見場は東葛テクノプラザ。屋上は日本エア・リキード本社。

東帝大学病院・静岡第四病院

東帝大学病院の分院である。

当病院の患者の五島 哲夫を本院に引き受ける(第4期)。

東帝大学病院・知床第十六病院

北海道 知床にある最北端の分院。病院は2階建構造。

東帝大学病院の分院である。

東帝大学病院 院長の蛭間 重勝が大量の医局員を出した責任を問われ、院長に就任する。

収録は豊門公園西洋館。

西京大学病院 本院

関西圏にある国立大学病院 近畿地方最大の医学系大学病院。東帝大学病院のライバル病院

東帝大学病院よりも手術数が多く症例数もズバ抜けて多い。

病院は国立高度医療センター理事会に加盟している。

蛭間 重勝が病院長を務める(第3期)。

国立高度医療センターの西棟及び旧西棟の職員らが所属している派閥病院。

モデルは京都大学医学部附属病院だと思われる。

収録は国立科学博物館上野本館。

西京大学医学部附属京橋病院


大阪府大阪市にある西京大学病院の分院。

国立高度医療センター西棟外科副部長の双葉 健児が属していた病院。

ロボット手術など最先端の医療機器などを揃えた病院。

クロス医療センター

最新医療特区のモデルは先端医療開発特区だと思われる。

所在地は石川県金沢市角間町街元坂7-5


黒須 貫太郎が病院長を務める(スペシャル)。

国が認可した最新医療特区の総合病院であり医療法人財団に属する。

内科的治療で新薬開発を目的とした病院。

収録は金沢大学。

特定国立研究開発法人 日本医療産業機構

モデルは国立研究開発法人日本医療研究開発機構だと思われる。

天堂 義人が初代理事長を務める(第3期)。

各省庁が持つ権限を一極集中させる為に発足された医療組織である。(経済産業省・医療貿易 文部科学省・大学病院 外務省・外国医療施設 厚生労働省・国立病院)

慶林大学病院

モデルは慶応義塾大学病院だと思われる。

所在地は東京都千代田区七番町9-6-2

東京都にある名門私立医科大学病院。全国病院ランキングで長年一位を死守している。

東帝大学病院を見下し婦人会員を東帝大学病院に押し付ける。


鮫島 治男が病院長を務める(第4期)。

外景は大手町ファーストスクエア。 内部は立正佼成会附属佼成病院。

ボストン・ハーバード医科大学医学部・病院・研究所

モデルはハーバード大学医学大学院だと思われる。


アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン市内にある名門中の名門医科大学。


ジョン・スターキー、ジャイケル・マクソン、ロック・シュリンプが外科の教授を務める。

研究や臨床するが多く、多くの論文を出す大学で東帝大病院内科の赤井 富夫が論文の盗用をするが蛭間はジョン・スターキー教授と結託して、東帝大学医学部の卒業生でもある海老名 敬を共同執筆者として盗用疑惑をなくす。


志村 まどかが一色 辰雄の手術の際、ジャイケル・マクソン教授と協力して衛星ロボットを使った手術で世界初症例を作ろうと協力する。

収録は浴風会本館。

王超国際クリニック


中華人民共和国上海市にある王超グループ会長の王 超が設立者。

東帝大学病院の医局員を高額な報酬で買収し、クリニックの医員として働かせる。


久保 東子が初代病院長を務める(第4期最終話)。

日本医師倶楽部

日本全国の医師会を監督する医師所属機関。モデルは日本医師会と思われる。

役員会は全都道府県の大学病院長が加盟しており、東帝大学病院も加盟している。

内神田 景信が会長を務める。医学部や病院に多大なる影響力を持つ。

外景はYCC ヨコハマ創造都市センター。会長室、会議室は富士通川崎工場。

国立高度医療センター理事会

国立高度医療センターを中心とする理事会。

アメリカン・メディカル・クラブ

アメリカの医師会を監督する医師所属機関。第5期で名前のみ登場。

大学病院団体連盟

日本の大学病院が加盟する団体。第5期で名前のみ登場。

神原名医紹介所に取引停止警告を通告する。

成林大学病院

都内にある私立大学病院。第5期で名前のみ登場。

菊池病院長と桜木厚労大臣との悪徳な補助金不正支給で元厚労大臣秘書官に記者会見される。

菊池病院長は日本医師倶楽部会長の内神田とは腹心の友であり、この事件の秘書官の入院を東帝大病院に怒りを告げる。

目黒中央病院

都内にある総合病院。

大門 末知子が倒れてから、検査をした病院である。

収録は東千葉メディカルセンター。

キューバ・クバナカン大学病院(英名:Hospital Universitario Cuba Cubanacan)


キューバにある大学病院。

神原名医紹介所がキューバに移転してから契約した病院である。

収録は神田外国大学。

明英医科大学

大門 未知子が卒業した大学。

日本看護師連合会

三原雅恵が第3期で会長をつとめる。

日本医師協会

第3期で名前のみ登場。


登場人物


勤務先の病院が変更になった医師や関係者


医師



  • 城之内博美、加地秀樹、原守、海老名敬、森本光、鳥井高、黄川田高之、北野亨、萬田康介、中間大喜、青島太郎

看護師



  • 戸田結衣、与野華子

院長・副院長



  • 久保東子、久保茂、毒島隆之介、蛭間重勝、志村まどか、蜂谷宗造

その他



  • 南幾子、蛭間華子、蛭間裕華子


主人公



大門未知子(だいもん みちこ)〈36 → 37 → 38 → 40 → 41〉

演 - 米倉涼子[4]

昭和51年1月7日生まれ。広島県呉市出身。

2001年に明英医科大学医学部医学科を卒業。卒業後は東帝大学医学部外科医局に入局したが、まもなく退局し、2002年にキューバ・クバナカン医科大学医学部へ編入。卒業後は、クバナカン医科大学病院に勤務。僻地医療・軍医・船医を経験した後に日本へ帰国する。現在は神原名医紹介所に籍を置き、フリーランス外科医として活動している[5]。手術後は、コップ一杯のガムシロップを飲むのが習慣。

日本・キューバ国内での獣医師免許も持つ、ダブルライセンスの医師である。獣医としての腕もかなりのもので、安楽死しか選択肢のないとされていた競走馬の骨折を完治させた[注 1]

城之内と喧嘩し、同じ手術場に立たなかった際には麻酔科医としての役目もこなした[注 2]

大学病院内のヒエラルキーを無視する率直な言動に前院長の久保が激怒したことで解雇処分となるが、新しく第三病院 院長になった毒島により再雇用される[注 3]

労働条件は勤務時間8:00 - 17:00・年俸約1,200万円・時間外労働は時給3万円・医師免許の必要ない業務はしないという破格のもの[注 4]

医師としての能力は極めて高く、患者の周辺状況などから事前に容体の変化などを想定する洞察力も併せ持つ。「私、失敗しないので」と医療ミスは絶対に起こさないとたびたび宣言している。暗黙の了解とされる教授の下働きや付き合いを「いたしません」の一言ですべて拒否し、他者とは決してつるまぬ一匹狼ぶりと歯に衣着せぬ発言で、大学病院内での組織の一員としては嫌われやすい方針を貫いている。医師免許を持っていなくとも出来る作業は、雑用はおろか握手まで断る[注 5]

手術外では傲慢でいい加減な面が目立つが医師としての責任感は人一倍強く、「失敗しない」と度々言うのは「患者は一度失敗されたらその時点で終わり」という信念から、自らの退路を断つための行為である。

未知子の父・大門寛も天才的な外科医で、大学を退職してからは僻地で診療所を開業していたが、そこはすでに潰れ、寛もすでに亡くなっている。診療所閉鎖は毒島とのトラブルが遠因にあると神原が未知子に話していた。

履歴書に趣味、特技共に手術と書くほど「三度の飯よりオペが好き」な外科医。終業後はクラブで踊ったり[6]、神原らと麻雀に興じている。麻雀は下手であるが、2度勝ちとった事がある。他に銭湯通い・卓球・公営ギャンブルなどの趣味があるが、基本的に手術以外のスキルは皆無であり、ギャンブルの才能もない。神原を師匠と呼び、初めての術式での手術の際は指導を仰ぐこともある。一度同じ手術場に立ったこともある。

「病人が嫌い」で「手術して患者を早く治したい」という考えから医師になったと加地に話している通り、治療の際にはどんな患者であっても、その回復を常に第一に考える。

作品中では「外科医」「専門医のライセンスと叩き上げのスキル」としか言われておらず、専門は不明。しかし足の骨肉腫から、肝臓・腎臓・小腸・肺の生体間移植・脳腫瘍の切除・末期がんの切除などをこなしており、万能であることが伺える。

その神がかり的な実力を何度か院内政治の道具として利用されそうになるが、そのような場合、オペは可能であっても「出世の手伝い、いたしません」と言って拒む。特に純粋な治療目的以外のオペを毛嫌いし、患者を選挙の道具にした馬淵に対しては「手術なめんな!」と怒鳴った。

初期の頃はカンファレンスへの出席や「御意」などの返事も嫌がったが、最近はカンファレンスへも出席し、状況によっては「御意」と返事することも増えた。また、バイト扱いされると「フリーランス」と言い直していたが自ら自身の立場を「バイト」と発言することもある[7]

第5期第9話では完全に排除に動いた内神田の策略で東帝大への出入り禁止となり、また雇用契約を打ち切られたことである患者の執刀が出来なくなるが、それでも晶が内神田に懇願したことで何とか手術だけは出来るようになり、無事に成功させる。手術後は患者の経過を確認し、別れた後は城之内と共に服を買いに行くが、買う服を選んでいる途中に突然倒れてしまう。

最終回において検査の結果、ステージIIIの「後腹膜肉腫」を患っていることが判明し、最初は自身が病気であることから内神田の手術を加地から頼まれても断り続けたが、それでも目の前の患者を救いたい一心から痛み止めを打って執刀に望むことを提案し、結局は内神田の執刀を引き受ける。また、ボストンで手術を受けるように晶から懇願されても拒否し、一度は道中で痛みに苦しんだが、何とか耐えて遅れながらも内神田の執刀を務め、痛み止めが切れて痛みに苦しみながらもかつて晶から教わったある言葉を口にしながら何とか手術を成功させた。手術後は遂に倒れてしまうが、意識を失う間際に執刀医として西山を指名し、自身の手術の際には前もって考案してノートに残していた「ハイブリッド型人工血管を用いた術式」を晶を通じて西山たちに知らせ、最終的にはそれを聞いた西山や加地、原や森本の執刀を受けて無事に完治する。神原名医紹介所閉鎖後は晶と共に日本を離れてキューバに移住し、フリーランスの医者としてキューバの病院で働き始める。

主人公のモデルとなった人物は、柔道家の松本薫。最初、どんなヒロインにするか迷っていた脚本家の中園が、ちょうどその頃開催中だったロンドンオリンピックで、柔道では日本人唯一の金メダリストとなった松本がテレビ番組とのインタビューで、「私、ミスはしないので」ときっぱり答えていたのを見て、"スーパー外科医”のイメージが立ち上がってきたという[8]


神原名医紹介所


所属する医師たちは神原の麻雀仲間でもある。



城之内博美(じょうのうち ひろみ)〈33 → 34 → 35 → 37 → 38〉

演 - 内田有紀[4]

帝都医科大学付属第三病院 麻酔科医講師(第1期) → 神原名医紹介所 フリーランス麻酔科医(第1期最終話 - )。


麻酔科医。帝都医科大学付属第三病院小児外科准教授の元夫・岸田卓也と別れ[注 6]、シングルマザーで一人娘の舞を育てている。第1期では、帝都医科大学付属第三病院麻酔科に勤務していた。第二外科解体後、名古屋の系列病院に異動の辞令が出たが、娘の生活などを優先させるため医局を辞め、未知子の勧めもあって神原名医紹介所に所属することになる。帝都大学病院の勤務医時代から院内のヒエラルキーを無視した辛辣な発言をしており、他の勤務医と違い未知子と近い部分があった。手術の際は未知子が指名する程の実力の持ち主で、急遽麻酔範囲を広げることになった際にも、他の麻酔医が「できない」と言ったのに対して難なくやってのけた。第3期以降は事実上未知子の相棒として扱われており、彼女の手術にあたっては城之内が麻酔を担当している。スペシャルでは、イギリスに留学した娘の学費を稼ぐために自ら神原に志願し、大門と共に「クロス医療センター」に勤務する。

第4期第10話にて、中国の王超からのヘッドハンティングを受けるが、この頃から腰に痛みを感じるようになり、王超の妻・十希子の「母体・胎児同時手術」の手術中に腰の痛みが悪化し、胎児の心拍数のチェックに集中できなくなってしまう。手術は辛うじて成功したが、城之内の「失敗」に不満を感じた未知子から「もう私の手術には(麻酔科医として)つかないで」と言われ、城之内も「もう大門さんとは一緒に働けない」と反発し、神原に「お世話になりました」と告げ紹介所を出ていく。そして、クリスマス休暇を利用してイギリスからの帰国を控えた舞との電話を終えた直後、神原に促されて追いかけてきた未知子の目の前で倒れ込んでしまう。

実はステージIVaの「局所進行膵癌」を患っており、完全切除が不可能な段階に至っていた事から、未知子や神原に悟られないよう気丈に振る舞っていた。自分が癌を患った事については「自分にどれだけ時間が残されているかが分かるから、癌で良かった」と話す一方で、病気の事を知った未知子には「舞には話さないで」と口止めしていた。東帝大学病院に搬送された翌日には、王超との交渉を進めるために未知子に内緒で退院し、同じく王超からヘッドハンティングされている北野と交流を持つようになり、病気の事を医師達に隠したまま、麻酔科医として手術に参加。その手術で北野が使用したIREナイフをこっそり持ち出した未知子が「私に手術をさせてほしい」と申し出た際、一度は「私、失敗しないので」と言おうとするのを遮ったが、「本当は、自分のオペがどれだけ危険なのかを一番知っているから怖い」と本音を打ち明け、「『あの言葉』を言って」と涙ながらに頼んでいた。その後、未知子による手術を受けるが、全ての癌を取り除けないまま中断を余儀なくされ、更に癌の事を知った王超から、北野を通じて契約の白紙撤回を言い渡される。やがて舞がイギリスから帰国した日に、未知子によるCT検査を受け前回の手術で未知子がIREナイフで可能な限り癌細胞を死滅させることで癌の進行するステージの低下に賭けていた結果、予測通り直ぐに手術をすれば根治が可能な段階までステージが下がったことを告げられる。そして、未知子・加地・原・北野による手術で癌の完治に成功する。

5期では、大門と同じく東帝大に雇われる。5話では、中高と将棋部の部長だったことが明かされる。6話では、城之内が給料制ではなく歩合制であることが明かされる。そんなことから大門と喧嘩になるが、それを機に改めて信頼関係を深めた。また猪又によってVIP患者の手術が失敗した責任を押し付けられる形で東帝大を追い出されるが、海老名の執り成しで復帰する。7話では、海老名の出張に同行するように言われ、最初は断っていたものの、高額な報酬を提示されたために結局は出張に同行して不在となる。最終回では最後まで麻酔科医として内神田の執刀をする未知子のサポートをし、更には未知子の手術にも麻酔科医として付き添うが、神原名医紹介所が閉鎖した後は神原名医紹介所の跡地を訪れる。


神原晶(かんばら あきら)〈65 → 66 → 67 → 69 → 70〉

演 - 岸部一徳

東帝大学医学部外科医局員 → 神原名医紹介所 所長。

東帝大出身。

巷でドクターXと噂されている医師の一人だった。白百合美容室があった雑居ビルに事務所を構えている。愛猫の名は「ベンケーシー」。久保が脳梗塞を発症する兆候を見抜いていた。関東近辺の国立病院、大学病院、総合病院の裏情報や組織体制を細く知る情報通である。

度々来院し、未知子の手術料金や患者からの謝礼を徴収していく。その際、請求書と共に高級メロンを渡すのが恒例になっている[9]。第1期は十万円単位、第2期は百万円単位、第3期は千万円単位、スペシャルでは億単位、第4期・第5期では千万円単位で値が上がっている。

毒島、久保茂、内神田、大門寛とは、医局員時代の同期。未知子が背負った、父の診療所の閉鎖での膨大な借金を肩代わりした。未知子が紹介所に所属しているのは、その借金を返すためでもある[注 7]

「クロス医療センター」の病院長、黒須貫太郎とはキューバで共に修行した仲であり、お互いに「アキちゃん」「クロちゃん」と呼び合う仲だが、黒須の手術を代理で請け負った際、その患者はマフィアの類で、手術を成功させた[注 8] 直後に黒須がリークした情報を聞きつけた現地警察に逮捕され、晶は医師免許を剥奪された。更に、晶が受け取る手筈だった手術代も黒須に全額持ち逃げされた為、晶は内心で黒須を「人間のクズ」と嫌悪している。

第3期第10話で十勝の再手術が成功したために天堂に請求書を渡し終えた後は肺がんによる急な胸の差し込みで倒れてしまう。第3期最終話で癌が既に肺動脈にまで浸潤する程に重篤化していた上に脳にも転移して重症であることが判明し、「未知子に失敗はさせられない」として彼女の手術を拒むが、結局は意識不明のうちに手術を受けて見事に完治した。

第5期において元同僚の内神田と再会し、大門未知子を利用しないように頼み込む。また、第9話では内神田の策略により東帝大への雇用を打ち切られ、更には今までの高額請求に関する事から神原名医紹介所が訴訟されることになり、現状を受け入れた上で「未知子と共にまた世界中を渡れば良い」と決意を固めるが、それでもある患者の執刀を未知子にさせる為にこれが最後として内神田に東帝大で手術させてほしいと懇願する。最終回では未知子がステージIIIの後腹膜肉腫であることを知り、彼女に少しでも生きてもらいたいという一心からボストンで手術を受けるように懇願するが、結局は拒否され、それでも未知子が前もって考案していた後腹膜肉腫の術式をまとめたノートを見つけ、それを持ったまま東帝大に赴き、未知子の執刀において悩む西山たちにその術式を教えた。その後、神原名医紹介所を閉鎖させ、城之内とも別れを告げて未知子と共に日本を離れ、かつて修行していたキューバに移住してそこで再び未知子と共に名医紹介所を始める。

城之内舞

演 - 藤井杏奈[10](第1期第3話・第5話 / 第2期第3話・第5話・第8話 / 第3期第2話・第9話 / 第4期最終話)


博美と岸田卓也の娘。イギリスにバレエ留学する(スペシャル)。

ベンケーシー

演 - こあぶ[11]

神原名医紹介所の飼い猫。

目白健吾

演 - 井之上隆志(第1期)

所属外科医。要領の悪さから医局を去ることになった過去がある。

新発田悠

演 - 松田賢二[12](第1期)

所属外科医。

東村純一郎

演 - 信太昌之(第2期)

所属外科医。

川北比呂志

演 - 鬼頭真也[13](第2期)

所属産婦人科医。

萬田光路

演 - 隈部洋平[14](第3期)

筒井雅和

演 - 越村友一[15](第3期)

雀野義人

演 - 西沢仁太[16](第4期)

脳外科医。最終話で、博美の麻酔管理をした。

竹中康平

演 - 大村朋宏(第5期)


第1シリーズ


東京都にある名門私立医科大学病院の分院 「帝都医科大学付属第三病院」が舞台。帝都医大本院の出店的な存在である。通称「帝都医大第三分院」と言われている。


帝都医科大学付属第三病院 教授陣


土方幾也〈38〉

演 - 山本耕史(第1期第7話・最終話)

帝都医科大学付属病院 第二外科教授 → 帝都医科大学付属第三病院 第二外科部長代理・教授

東帝大学時代の大門の同僚。極度な潔癖症。鳥井教授の教え子で海外経験豊富な生体肝移植の権威。毒島の新たなる策略で本院から呼び寄せる。鳥井教授の手術を毒島から依頼され、オペ室に入室し開始しようとするも、「真実」を知って退室する。退室後、ドナーのグラフト摘出を勤める。

相馬圭一郎

演 - 石丸謙二郎(第1期第5話)

帝都医科大学付属第三病院 小児外科部長・教授。

自分の命令に一番従順で扱いやすい岸田を准教授に昇格させる。本院時代から分院を植民地扱いしている節がある。第二外科部長の鳥井教授とは、次期第三病院の院長の座を狙っているライバル同士・東帝大の同期。

手術が苦手で論文と根回しで教授に上り詰めた学者馬鹿。

次期院長の座を狙っていたが五木田早紀の診断ミスで毒島から切り捨てられる。

岸田卓也

演 - 福士誠治[17](第1期第5話)


小児外科 准教授。

早紀の主治医。城之内博美の元夫で舞の父。イケメンで女性職員や患者に人気がある。五木田早紀の手術後、相馬教授の助手をすっぽかし、舞のお遊戯会を見に来た。


帝都医科大学付属第三病院 看護部


千葉園子〈42〉

演 - 紫吹淳[18](第1期)

チーフ看護師。

小池理恵〈26〉

演 - 山本美月[19](第1期)

オペ室新米看護師。器械出し・外回り担当。

加藤実夏

演 - 米沢瑠美(第1期)

オペ室・外科病棟看護師。

高瀬洋美

演 - ふるかわいずみ[注 9](第1期)

オペ室・外科病棟看護師。

関野智子

演 - 松之井綾(第1期)

オペ室・外科病棟看護師。


帝都医科大学付属第三病院 関係者


奥村藍〈25〉

演 - 林丹丹(第1期)

第二外科部長・教授室私設秘書 → 麻酔科部長・教授室私設秘書。

鳥井の愛人。初対面の時、未知子を鳥井の新しい愛人だと勘違いして嫉妬する。

鳥井のがん発覚に際して未知子から肝臓の提供を持ちかけられるがそれを拒否し、彼の手術後は、奥さんの肝臓がいつも見張っている鳥井から乗り換え麻酔科教授私設秘書になる。

白木透〈35〉

演 - 小松和重(第1期)


放射線科医。

二階堂登の手術で未知子の行った術式をインターネットで調べていると、かつてキューバで同じ術式を行ったドクターXという謎の医師がいることを探り当てる。

鳥井のレントゲン写真を見て彼のがんを最初に見つけ、本人に知らせるが、口外しないよう頼まれる。最終話で、ドクターXは世界中に何人もいることを知る。

半田正〈40〉

演 - 政岡泰志(第1期)

事務次長。

寺山の忠実な部下。「御意(「仰せの通りに」の意)」が口癖で、御意以外の台詞がほとんどない。

寺山金子〈52〉

演 - 室井滋(第1期)

事務長。


コンプライアンス遵守と経費削減にうるさいが、上司や上得意からの押しには弱い。3人の外科医が一斉に退職したことで困り果て、昔からの知り合いである神原からお試し期間として安価な値段で人材を斡旋してもらう。ズバズバと言いたいことをいい、コンプライアンスを守らない大門を嫌っていて、存在そのものがコンプライアンスに違反しているとまで言い放った。最終回では、毒島がいないと油断し、本音を溢す。


帝都医科大学付属病院 関係者


勅使河原毅

演 - 小林稔侍(特別出演・第1期最終話)

外科主任教授。

蛭間の先輩でもある毒島教授でさえも頭が上がらない人物。本院の病院長選挙に出馬する。

本院院長選で最有力候補だった毒島教授を久保が去った第三分院に飛ばす。杖を持ち歩き、腹が立つことがあると、杖で叩く癖がある。

鳥井の手術の際に土方ではなく、フリーランス外科医として活動している未知子に不快感を示す。

一部始終を見ていた取材陣に口止めをするが、毒島を潰すために八木了に暴露記事を書かせたために、第三分院だけではなく、他の分院や本院にも被害し、病院の信用は失墜し来院する患者も急激に減り、毒島に懲戒免職という形で責任を取らせるが、後に彼も本院の院長選から外された。

帝都医科大学付属病院 病院長

演 - 児玉謙次(第1期最終話)

病院長

毒島の解雇を最終的に決断した人物。勅使河原の悪事を見抜き、彼を院長選から外した。


第2シリーズ


東京都にある名門私立医科大学の「帝都医科大学付属病院」が舞台である。第1シリーズの第三病院の本院である。通称は「帝都医大本院」と言われている。本院の教授のほとんどが東帝大学医学部出身が多く、東帝大医学部では植民地扱いされている病院。


帝都医科大学付属病院 第二外科



近藤忍〈38〉

演 - 藤木直人[20](第2期)

第二外科講師 → 第二外科教授

奈良国立医科大学出身。馬淵に気に入られ第二外科に講師としてやってきたが、学歴や年功序列のため、医局内では簡単な手術しかさせてもらえず、自身のスキルアップのために未知子に関心を持つ。出世のために馬淵や蛭間に近づいたり未知子の術式を盗んだりする目ざとさがある。

未知子の考案した「生体腎小腸交換移植手術」を成功させた功績が認められ、蛭間の娘との縁談とともに教授に特進し、主任教授選に出馬する[注 10]

蛭間の娘の難手術「コーデイト・ロベクトミー」を成功させたことから大門に、「多臓器体外摘出腫瘍切除術」の肝臓分野の共同執刀医として指名される。

蛭間部長の力添えもあり有利な立場にはあったものの、選挙の真っ最中、大門が執刀する「多臓器体外摘出腫瘍切除術」の共同執刀をしに、退室する。

その一件後も、帝都医科大学にて覇権を握るという自身の夢を諦めず、病院に残った。

家族は父・六助。

亀山久〈40〉

演 - 猪野学(第2期)

第二外科准教授。

「御意三兄弟」の二男。海老名に付き従うことで自分も出世しようと考えていたが、先に近藤が教授になり落胆する。


鶴田匠〈38〉

演 - 野間口徹(第2期 / ドクターY〜外科医・加地秀樹3)

第二外科医局長・助教(第2期) → 帝都医科大学付属静岡第11分院総合外科 外科医(ドクターY〜外科医・加地秀樹3)

関東医科大学医学部卒。「御意三兄弟」の三男。いつも亀山と行動を共にし、海老名を持ち上げる。総回診の挨拶担当。

鮎川司〈25〉

演 - 満島真之介(第2期)

第二外科研修医。

純粋に一人前の医者になるべく奮闘中。まだ院内政治に疎く、日々先輩医師達から色々と吹き込まれている。

田中竜也

演 - 清水一希[21](第2期)

第二外科研修医。

板井茂

演 - 山元隆弘[22](第2期)


帝都医科大学付属病院 看護部


橋本理沙〈24〉

演 - 水沢エレナ[23](第2期)

オペ室・外科病棟看護師。

計算高い一面があり、出世すると見込んだ近藤に近づき、体の関係を持つ。裕華子のオペは途中から近藤が執刀医として手術を行ったことを蛭間にバラす。

星野あかり

演 - 有川加南子[24](第2期)

看護師。

辺見たか子

演 - 浅田光[25][注 11](第2期)

看護師。


帝都医科大学付属病院 関係者


水野義雄

演 - 大高洋夫(第2期第1話)

整形外科部長・教授。

蛭間外科統括部長との関わりが少ないせいか「御意」のタイミングが他の医局員より遅れる。


鵜沢信〈40〉

演 - 六角慎司(第2期)

本院 事務長補佐。

烏丸の腰巾着でイエスマン。

照井珠緒〈31〉

演 - 笛木優子[26](第2期)

外科統括部長室公設秘書

蛭間の愛人。プライドも嫉妬心も人一倍強く、蛭間に近づく女性に常に目を光らせている。


鷹野七起〈55〉

演 - 浅野和之(第2期第1話・第6話 - 最終話)

帝都医科大学付属病院第二外科主任教授 → 帝都医科大学付属金沢第18分院 外科部長 → 帝都医科大学付属病院 第二外科教授

東帝大学医学部出身。勅使河原前主任教授の後任教授。患者数増加により経営改善に貢献したと自負していた。しかし、FOLFILINOXの研究真っ最中であった彼は経費削減と回転率向上を掲げる第二外科とは相性が悪かったせいか、教授会の真っ最中に金沢第18分院への左遷を言い渡される。そのFOLFILINOXの研究論文がパリの学会でクライファート賞の候補に挙がり、馬淵の力で本院第二外科教授に再任し、蛭間と敵対する馬淵の駒として主任教授選に出馬することになる[注 12]。特患・浅井久恵の手術中に腸閉塞を起こして倒れ、未知子によって命を救われる[注 13]

浅井局長の母親の「門脈合併切除伴う膵頭十二指腸切除術」を成功させたことから大門に、「多臓器体外摘出腫瘍切除術」の小腸分野の共同執刀医として指名される。

近藤同様、選挙中に退室し、「多臓器体外摘出腫瘍切除術」の共同執刀をする。その一件後、病院を去る。

烏丸金男〈60〉

演 - 笹野高史(第2期)

本院 事務長。

病院経営を管理し、経費削減を目標としているため、未知子の法外な報酬が許せない。典型的な「長いものに巻かれよ」精神で蛭間の方針に従う。

事務長としての仕事が多忙なためか、基本的にカンファレンスにはあまり出ない。

口が軽く、神原や未知子、博美におだてられた結果、特患・浅井久恵の病名を漏らしてしまう[注 13]。麻雀ができる。


馬淵一代〈58〉

演 - 三田佳子(第2期)

内科統括部長・教授

あらゆる手段を用いて現在の地位まで登りつめた、「本院の女帝」の異名を持つ女性。常に10cm以上のピンヒールを履いている。毒島とは古くからの付き合い。北海道での競馬レース中の事故で骨折した愛馬のサラブレッドの手術を完璧にこなした未知子を見込み、本院へスカウト[注 1]。自身の執刀医として指名し、「個人情報を一切明かさない特別患者」として大腿部骨肉腫瘍の手術を受ける。その後、未知子と共に手術に参加していた水野と海老名ら「御意三兄弟」が、(手術が失敗した際の)責任追及を恐れて手術を途中で放棄した事を近藤から聞き、水野達を査問委員会に掛けない条件として、未知子を正式に雇うよう蛭間に要求した。当初は未知子を自身の手駒にしようと画策し、手なずけていたつもりが独断で勝手な行動をする彼女を目の当たりにして、契約を解除。術後の経過はかなり良好で、第3話まで杖をついて行動していたが、その後は自力で歩行できるまでに回復している。4話~5話まではパリへ行っていて、旅の「収穫」として鷹野前主任教授を第二外科に再任させ、蛭間を潰す新たなる馬として迎えた。外科統括部長である蛭間とは出世をめぐる対立関係にあるが、実は彼女こそが蛭間の最初の愛人だったという噂もある。最終話では、フランス正規滞在許可証を取得し退職、パリへ移住する[注 14]


第3シリーズ


東京都にある国内最高峰の国立病院「国立高度医療センター」が舞台。センターは東棟と西棟があり、それぞれ診療科あり、東棟では「東帝大学病院」西棟では「西京大学病院」の覇権争いが絶えない。また、総長室は西棟3階にある。


国立高度医療センター 戦略統合外科(旧東棟)


「東帝大学医学部・病院」派閥に属する。


西棟外科と東棟外科の統合により西棟外科・東棟外科の分割組織体制を脱却し、戦略統合外科として新しい組織体制でスタートする。

足柄信太郎〈39〉

演 - 高橋和也(第3期第1話 - 第3話)

東棟外科医長 → 戦略統合外科外科医長

東帝大学医学部出身。

真面目な性格の愛妻家で、「ミスタークリーン」と呼ばれていたが、患者と不倫をしていたことが発覚し、辞表を書かされる[注 15]

赤堀春義

演 - 高橋正臣(第3期)

東棟外科外科医 → 戦略統合外科外科医


国立高度医療センター 戦略統合外科(旧西棟)


「西京大学医学部・病院」派閥に属する。


前任の外科部長・談合坂や副部長の双葉に外科医長の阿智の三人組を大門は団子三兄弟と呼び、他の西棟医局員は笑う。

第5話で当時の外科部長の談合坂が辞職し海老名部長が東西を完全統一し旧東棟と合併することになるが、第7話で西京大学病院から名医が登場し、旧西棟出身の救世主が登場する。


双葉健児〈45〉

演 - マキタスポーツ(第3期第1話・第2話)

西京大学医学部付属京橋病院 脳神経外科准教授 → 国立高度医療センター西棟外科副部長 → 同センター戦略統合外科副部長。

西京大学医学部出身。

西京大学派の脳腫瘍摘出、ロボット手術ができる外科医の双葉副部長のみである。

手術の腕には優れているが、気が弱い。風間教授の手術中にミスを犯したことを理由に辞表を書かされる[注 16]

阿智祥三〈42〉

演 - 木下隆行(第3期)

西京大学病院第一外科講師 → 国立高度医療センター西棟外科医長 → 同センター戦略統合外科医長。

西京大学病院から赴任する外科部長に寄り添う、西京大学派閥の中級幹部。西京大学医学部出身であり、旧西棟出身で唯一の生き残りである。

中丸竜哉

演 - 錦織大輔[27](第3期)

戦略統合外科外科医。

原口悠基

演 - 嶺本晃一[28](第3期)

戦略統合外科医師。

長谷川直樹

演 - 小出浩祐[29](第3期)

戦略統合外科医師。


談合坂昇〈58〉

演 - 伊武雅刀(第3期第1話 - 第5話)

西京大学病院 外科部長・教授 → 国立高度医療センター 西棟外科部長 → 同センター戦略統合外科部長。

生年月日 昭和31年7月28日

出身高校=西京大学付属第三高等学校卒。西京大学医学部出身。

専門は呼吸器であり、胸腔鏡手術の第一人者である。

西京大病院外科部長時代に言われた蛭間病院長の言葉に従って旧東棟の医局員を画策にはめ失脚させる企んでいる。

海老名と同じく、上役に弱く部下には強い態度で接する人間。海老名を潰すがために患者の命を天秤にかけた結果解雇される[注 17]

富士川清志郎〈50〉

演 - 古田新太[30](第3期第7話 - 最終話)

西京大学病院 統括外科部長・教授 → 国立高度医療センター 戦略統合外科部長。

前任の外科部長の談合坂をだんご先生と呼ぶ。

談合坂の後任で西京大学から赴任する。手術の腕は優れている[注 18] が、群れや権威・束縛を好み、媚やおべっかなどの派手なパフォーマンスを武器とする。

また、自身の保身のためには責任転嫁も辞さないなど、未知子とは正反対の性格をしている。十勝喜子の手術前に、神原と天堂に「世界に一つだけのネクタイ」を手渡していた(神原には「手術の前金」と一緒に渡す)が、手術当日の執刀中に神原と天堂の様子を伺った際、2人に渡していた「世界に一つだけのネクタイ」が色・柄共に全く同じだったことに気づいて動揺し、本来使用するべきものとは異なる縫合糸を手渡すよう白木を急かす。後にそのことが原因で十勝の容態が急変した際には、「手術の失敗」を、「自分が指示したものとは異なる縫合糸を白木が渡したから」として、(実際には富士川自身がそうするよう指示していたにもかかわらず)白木に全ての責任を擦り付け、結果的に彼女を辞職する寸前までに精神的に追い詰めた[注 19]

その後、十勝の手術が失敗した「本当の原因」を突き止めた天堂から解雇通知を受けてしまい、それでも西京大学病院時代の上司であった蛭間を伴って解雇の撤回を願い出るが、突然の蛭間の裏切りによって簡単に見捨てられたことで結局は解雇された。


国立高度医療センター 看護部


橋口礼〈25〉

演 - 松島花[31](第3期)

看護部戦略統合外科病棟看護師。

看護部の中で一番人気

真部のぞみ

演 - 夏秋佳代子[32](第3期)

看護部戦略統合外科病棟主任看護師。

山賀美凪沙

演 - 棚橋唯[33](第3期)

看護部戦略統合外科病棟看護師。

楽本晴夏

演 - 牧佳子[34](第3期)

看護部戦略統合外科病棟看護師

岩崎祐子

演 - 横地尚子(第3期)

看護部戦略統合外科病棟看護師。

広瀬真弓

演 - 李千鶴[35](第3期)

看護部戦略統合外科病棟看護師。

最終話では蛭間重勝が入院中に総長就任が決定し蛭間新総長の公設秘書として推薦されたが辞退する。

白木淳子〈55〉

演 - 高畑淳子(第3期)

看護部 看護師長。

センターの看護部を仕切る事実上の看護部長。日本看護師連合会の三原会長とも顔馴染み。

時には医師連をも威圧する極めて厳格な性格の持ち主で、他の看護師たちからの信頼が厚く、天堂からも一目置かれている[注 20][注 21]。失敗しないと豪語する未知子に対して、失敗しない医師などいないと敵視していたものの、彼女と接していく中で徐々に能力を認めていく。また、未知子を敵視していても仕事の手を抜くことはなく、的確で完璧なサポートを行う。

休日には「一人カラオケ」を楽しんだり、未知子に誘われていないにも関わらず「神原名医紹介所」で神原達と麻雀に興じてはしゃいだりするなど、病院内での生真面目な態度とは異なる一面を見せている。

十勝議員のオペで、「世界に一本だけのネクタイ」と天堂・神原の両名に渡した同じ柄のネクタイを二人が同時につけているのを見て動揺した富士川が間違えて6.0ナイロンではなく、4.0ナイロンを指示し、4.0ナイロンを指示通り渡してしまう。それが原因で出血性ショック状態に陥った十勝の責任を富士川に被せられ、辞表を天堂に提出するが、天堂に「今は患者の再手術を全力でサポートしてください。」と返される。後に天堂は白木のミスではなかったことに気づき、富士川を解雇する。


国立高度医療センター関係者


加藤峰司〈51〉

演 - 渡辺いっけい(第3期)

事務局長。

人の顔色をうかがい、風見鶏のような行動をとる小心者。メロンが好物で、神原が請求書と共に持って来るメロンに対しては敏感な反応を示していた。苦悩する職場からか海老名とは息が合っている。

関ヶ原朋子〈26〉

演 - 内藤理沙[36](第3期第2話 - 最終話)

戦略統合外科部長秘書

院内の情報通で東西の派閥争いに対し、高みの見物をきめこんでいる。東西両外科部長室の入口にあるデスクに座り、部長と医局員たちの談合や秘密の会話を盗聴するのが趣味。井川とは体の関係にある。

井川真澄〈29〉

演 - 庄野崎謙[37](第3期)

国立高度医療センター理事秘書

→ 国立高度医療センター総長秘書

→ 特定国立研究開発法人 日本医療産業機構 理事長秘書

天堂の秘書。理事会時代から天堂に寄り添う秘書。普段は寡黙で無骨に見えるが、裏では院内の情報収集などに力を傾ける。関ヶ原と体の関係にある。


国立高度医療センター歴代総長


本院では副総長または副院長の役職がなく、診療科部長が総長代理を務める。

黒部徹也

演 - 中尾彬(第3期第1話)

国立高度医療センター 総長(初代)

総長を2期4年間務める。

総長の職に就いて「東帝大学」・「西京大学」の派閥の対立を煽ったり、業者と癒着するなどして私腹を肥やしていたが、後に理事会の決議によって解任される[注 22]。浪速の饅頭が大好物。


天堂義人〈68〉

演 - 北大路欣也(第3期)

国立高度医療センター 理事

→ 国立高度医療センター 総長(第2代)

→ 特定国立研究開発法人 日本医療産業機構 初代理事長。

汚職にまみれた前総長・黒部を失脚させ、総長に就任。国家事業である医療センターの大幅な改革の断行を宣言し剛腕を振るう。さらに、未知子の手腕を目の当たりにして彼女を医療センターに迎え入れる。

その正体と本心は謎に包まれており、またミステリアスな言動をたびたびする。総長に就任した際には、外科・看護部の職員全員に辞表を配布し、その後もチャンスをものにできないということや、医師として倫理的に問題があるとして双葉・足柄・談合坂に辞表を書かせている。

ジャーナリストの四方宏に足柄と双葉を解雇した理由については当医療センターで最高の技術を患者に提供できない医師は必要無いと考えている。

日本の医学界を思う気持ちは本物であり、神原も天堂を「今まで出会った医者の中で、最も未知子のことを理解している」と、その手腕を認めている。

自らの理念を体現するために十勝を利用して日本医療産業機構の設立に尽力し、その理事長となる手筈であったが、一介の医者が医療行政に口出しすることを良しとしなかった内閣官房長官の羽生によって解任される。その後、あくまでも目の前の患者を救うことに全力を向ける未知子を目のあたりにし、自らも一人の外科医として再出発することを決意する。

蛭間重勝

演 - 西田敏行(スペシャル版)

第3期最終話にて国立高度医療センターに入院中にセンター理事会より総長就任の内示が発表され有天頂になる。

東帝大の蜂谷病院長を出し抜き総長に就任。旧西京大学派閥のトップに君臨。東帝大学派閥にも多大なる影響力を持つ。

第4期では総長を投げ、東帝大学病院の副院長に就任する。

スペシャルでは、海老名、加地、原を同センター金沢分院に出向させる。


スペシャル版


金沢の総合病院「クロス医療センター」が舞台。同じく金沢には「国立高度医療センター金沢分院」や本スペシャルでは、登場していないが「帝都医科大学付属金沢第18病院」などがある。


クロス医療センター 内科


黄川田高之

演 - 生瀬勝久(スペシャル)

クロス医療センター 内科部長で青柳や黒須の腰巾着。外科医をヘルパー扱いし、新薬の開発を鼻にかけ氷室選手を強引に治療する。

第4期では初めて地方を離れ、東帝大学病院総合内科部長に就任する。

緑川

演 - 佐伯新(スペシャル)

クロス医療センター 内科医。

茶木

演 - 児玉貴志(スペシャル)

クロス医療センター 内科医。

水沢

演 - 吉成浩一(スペシャル)

クロス医療センター 内科医。


クロス医療センター 病院関係者


桃井富世

演 - 鹿沼憂妃[38](スペシャル)

クロス医療センター 事務局秘書。

青柳事務局長とお揃いのメガネをかけているが、メガネにはある秘密が隠されている。

青柳忠志

演 - 橋爪功(スペシャル)

クロス医療センター 事務局長。

病院長の黒須貫太郎の影でマスコミ操作など、様々な裏工作の手引きをしている。

神原から提示された手術請求額に地元の方言で驚愕する。

記者会見が好きで別病院の蛭間と一緒に会見に出ている。


クロス医療センター 病院長


黒須貫太郎

演 - ビートたけし(スペシャル)

クロス医療センター 病院長。

クロス医療センターの創立者。

元々は外科医だったがある原因で内科医に転身し、地元の製薬会社と結託した。一見穏やかな物腰だが、何を考えているかわからない男。大門未知子の腕を見込んでヘッドハンティングし、フィギュアスケーターの氷室光二郎のオペを依頼する。裏ではよからぬことを考えている。刺客を使って未知子を襲わせ、右手に怪我を負わせた。

神原晶とは、30年前にキューバで修行した経歴を持つ。神原から医師免許を剥奪したのは、実は黒須の仕業。その際に裏切って報酬も持ち逃げし、行方をくらました因縁の持ち主。

冒頭で愛人と路上でキスをしていたところを未知子に目撃された。


第4シリーズ


帝都医大の親会社でもある「東帝大学病院」が舞台。


東帝大学病院 総合内科


地方出身者・分院・地方系列病院出身者の医師が多く在籍している



黄川田高之〈55〉

演 - 生瀬勝久(スペシャル / 第4期[39]

クロス医療センター 内科部長(スペシャル) → 東帝大学病院 総合内科部長・教授 (第4期)。

尊大な態度で部下たちを支配下に置き「御意」軍団を形成している。アメリカの最先端がんセンターで留学していた経験がある。オペは野蛮な治療法として批判して、21世紀は薬の時代であらゆる疾病は薬で完治できると豪語している。

どこか抜けている性格で、クロス医療センターの青柳事務局長によく怒られていたり、東帝大病院においても何度もヘマをしては頭を下げたり地方出身で馬鹿にされたりと、どちらかと言えば損な役回りが多い。加地曰く、「分かりやすい腰巾着」。

自身の考えもあって外科医のことを見下している。

初めて地方を離れ、憧れの東帝大病院の内科教授になり医者しての成果を残したいと日々奮闘する。

論文の盗用問題が起きた際には蛭間によって論文通りの手術を推し進めた責任を取らされそうになり、一度は蛭間を見限って副院長である久保東子に乗り換える形で従っていたが、後に蛭間が海老名の助けを借りて窮地を脱した際には保身のために西園寺と共に再び蛭間に従う事を選び、結局は最後まで彼に媚を売るようになる。その後、最終回では蛭間がある責任を取らされる形で分院に左遷される事を知り、直後に彼から「一緒に来ないか」と誘われるが、それを断った上で西園寺と共に完全に蛭間を見限り、最終的には彼の元を去って行った。


赤井富夫〈44〉

演 - 長谷川朝晴(第4期)

東帝大学病院 総合内科講師。総合内科部長・黄川田高之の腰巾着。論文の盗用問題が起きた際には盗用を行う事を平気で推し進めた責任を蛭間から押し付けられる形で解雇を言い渡されたが、副院長である久保東子から病院に残る条件として彼女の命令に従うことを告げられ、それを受け入れたことで解雇は何とか免れた。その後、最終回ではヘッドハンティングされなかった他の医師たちと共に新年会を開いており、その際に左遷が決定していた蛭間に対して今までのお礼と激励を述べた。


東帝大学病院 総合外科



西園寺猛司〈57〉

演 - 吉田鋼太郎[39](第4期)

東帝大学病院 総合外科部長・教授(第4期)

東帝大学医学部・病院の医局から一度も出ず、本流を直進してきた珍しいタイプの医師。周囲が足の引っ張り合いで共倒れしていく中で生き残ってきた。

三度の飯より女が好きで女癖は悪く、未知子のルックスにも強い興味を示している。幾多の修羅場を潜り抜けてきたため、現状判断能力と危険察知能力は高い。手術の腕は悪くない。

イチイチ芝居がかっており、「御意」の動作は独特で、蛭間に気に入られている。加地曰く、「分かりにくい腰巾着」。

論文の盗用問題が起きた際には論文通りの手術を北野が行ったという責任を取らされそうになり、一時は蛭間を見限って久保東子についていたが、蛭間が窮地を脱すると掌を返して黄川田と共に再び蛭間に従う事を選び、最後まで媚を売るようになる。その後、最終回では蛭間が分院に左遷される事を知り、彼から「一緒に来ないか」と誘われるが、それを断った上で黄川田と共に完全に蛭間を見限り、最終的には彼の元を去って行った。


東帝大学病院 看護部


十条さくら

演 - 佐藤美希[40](第4期)

東帝大学病院 看護師。

赤羽葵

演 - 南りほ[41](第4期)

東帝大学病院 看護師。

板橋ほのか

演 - 筒井萌子[42](第4期)

東帝大学病院 看護師。


東帝大学病院 院長秘書


白水里果〈26〉

演 - 田中道子[43](第4期)

東帝大学病院 病院長・蛭間重勝の秘書。

表向きは愛人として蛭間に忠実に尽くしており、人の目が無いところでは常にイチャついているが、その本性は金とスティタスが大好きで、蛭間を手玉に取っており、そのために南からは「下品な秘書」と呼ばれていた。

蛭間が病院を留守にしている間に、有名人である八乙女悠太が特患として極秘入院したことを西園寺から聞いた際、病院内で見かけた八乙女の姿をこっそりとスマホで撮影し、久保達が「情報管理の徹底」に奔走しているにも関わらず無断でその写真をSNSに投稿して病院にマスコミが押し掛ける等の混乱を招いた。その後、最終回では蛭間が左遷される事を知り、それによって落ちぶれた彼に愛想を尽かした上で愛人関係を絶ち切り、最終的には晶がお土産に持ってきたメロンを持ち逃げしてしまう。


王超国際クリニック



設立者


王超

演 - 矢野浩二[44](第4期第10話・最終話)

王超国際クリニックの設立者で、中国の大富豪。北野ら「東帝大学病院」の外科医や内科医の大多数をヘッドハンティングする。

家族は妻・十希子。


王超国際クリニック 医師



北野亨〈42〉

演 - 滝藤賢一[39](第4期)

東帝大学病院 総合外科医・講師(第4期) → 王超国際クリニック 外科医長 (第4期最終話・ドクターY 2)。

鳴り物入りでニューヨークから引き抜かれたスーパードクター。軟部腫瘍の権威。東帝大学医学部出身だが、学生~研修医時代は劣等生だったため、教授たちから冷遇されていた。本人曰く、北海道の長万部町出身。

あくまでスーパードクターとしてのプライドのみで行動し、その為なら上司や院長、患者にまで反抗したり罵倒を浴びせるなど、東帝大病院においては未知子と並んで珍しい存在でもある。

その一方でプレッシャーに弱い所があり、大見得を切って手術に挑んだ挙句、未知子に任せきりという事もしばしば。

手術のスキルや考え方の違う未知子に対しては、ある種のライバル心を抱いている節もある。

原とはインターン時代の同期。経歴故か、術中を含めた会話の所々に英語が交じる。また、城之内に対してはタイプとして少なからず好意を寄せており、大門が彼女のオペをしていた際には、死なせたくないという想いから執刀を手伝っていた。

実は、研修医時代の苦い思い出を作った当時の教授(蛭間ら)に一度土下座をさせるという目的を遂げる為に病院にやって来ていた。最終回で目的を達成した為、東帝大病院を去った。王超に高額な報酬で上海の王超国際クリニックに雇われる。

ドクターY 2では、特別出演として、加地の携帯に間違い電話を掛ける。


萬田康介〈44〉

演 - 瀧川英次(第4期)

東帝大学病院 総合外科医局員(第4期) → 王超国際クリニック 外科医(第4期最終話)。

総合外科部長・西園寺猛司の部下。

虎視眈々と出世を狙っており、日々「御意」を繰り返している。

最終回でヘッドハンティングされ、王超国際クリニックで働き始めるが、東帝大病院の前副院長の久保東子が病院長として赴任したためにショックを受ける。

中間大喜

演 - 寺井文孝(第4期)

東帝大学病院 総合外科医局員(第4期) → 王超国際クリニック 外科医(第4期最終話)。

青島太朗

演 - 沢井正棋[45](第4期)

東帝大学病院 総合内科医局員(第4期) → 王超国際クリニック 内科医(第4期最終話)。


王超国際クリニック 病院関係者



南幾子〈48〉

演 - 草刈民代[39](第4期)

東帝大学病院 広報部長(第4期) → 王超国際クリニック 広報部長(第4期最終話)。

東帝大学病院のブランド確立のために蛭間が招いた、ブランディングのプロ。

これまで数々の病院の経営を立て直してきた凄腕広報官で、彼女が派遣された病院は必ず全国病院ランキングでトップテン入りすると噂される。医学界だけではなく、政財界にも顔が広い。

広報部長という名目ではあるものの、蛭間や久保に就いて助言をするなど、実質的な秘書の役割をこなす。

滅多に笑顔は見せず(笑った際には未知子からツッコまれていた)、普段は冷淡な振る舞いをする。ダンスを得意としており、東帝大学病院と慶林大学病院の婦人会の社交ダンス大会では「東帝大学病院婦人会の助っ人」として参加し、偶然その場に居合わせていた未知子と神原を驚かせた。

日頃から職員の言動をチェックしており、評価相手が院長であろうが容赦なく×印をつける。患者に対しても「利益がなければ急患ですら相手にしない」など、雇われる身でありながら東帝大に馴染んでいる。

久保の身勝手から解雇されそうになった際には激怒し、荒れた口調になった。

最終回では東帝大学病院の医師達が王超によるヘッドハンティングを受ける中で副院長の久保と結託して上海の病院に行くことを約束し、後に左遷通告を受けた蛭間から助けを求められても「上海と繋がっている」という理由で助けを拒否した。

後藤

演 ‐ 工藤俊作(第4期第10話・最終話)

王超の日本語通訳。


久保東子〈65〉

演 - 泉ピン子[46](第4期)

東帝大学病院 婦人科部長・教授 → 東帝大学病院 副院長(第4期) → 王超国際クリニック 病院長(第4期最終話)。

「東帝大学病院」副院長。新病院長に就任した蛭間重勝が追い出した前院長・久保茂の妹。

特技は身辺調査。趣味は身辺調査と麻雀。好物は餃子。別名「東帝大の女帝」助産師。

人間ドックや外科・内科以外の科には独断で進めることが出来る。

一度は東帝大学初の女性産婦人科部長まで上り詰めたが、10年前当時、東帝大学医学部教授だった蛭間と覇権争いに敗北。男社会の医局で爪弾きされる形で、単身アメリカに渡った。そのため、蛭間ら上層部に強い敵意を燃やす。

医療に携わる者としての考えで行動できる人物でもあり、それを蔑ろにしているという意味でも蛭間らと対立する事が多い。実際、神原事務所へ訪れた際に「(汚れた思想を)一度すっきりさせないとダメ」とこぼしている。

猜疑心が強く、他人を信用しない。人の話は聞かず、自分の言いたいことしか言わない。大門未知子の腕に惚れ込み「東帝大学病院」で雇うが、自分の思い通りにコントロールできない未知子に苛立ちを募らせる。また、論文の盗用問題が起きた際には西園寺達と黄川田達を味方につけた上で盗用問題を蛭間にも押し付け、彼を辞職させようと目論むが、海老名の助けを借りた蛭間が形勢を逆転させたことで失敗に終わる。

最終回では大門が城之内の手術をしようとした際に蛭間が別の患者の出産を理由にオペを断る姿を見て「日本人のオペが出来ずに外人のオペはする国立大学病院はおかしい」と一喝し、出産手術を取り止めさせた上で自らの手で自然分娩を行った。その後、東帝大学病院の大掃除に見切りを付けて副院長の職を退き、新しく上海に設立された王超国際クリニックの病院長に就く。


第5シリーズ


第4シリーズから引き続き「東帝大学病院 総合外科」が舞台


東帝大学病院 総合外科副部長


第5期より、外科部長制を廃止してトロイカ体制を組み外科副部長が3人が就任した。3人とも名前の読みが「たかし」であることから、蛭間からは「3タカシ」と呼ばれている。


海老名敬〈50 → 51 → 53 → 54〉

演 - 遠藤憲一(第2期 / 第3期 / スペシャル / 第4期第5話・第6話[47] / 第5期)

帝都医科大学付属病院 第二外科教授

→ 帝都医科大学付属病院 第二外科主任教授 (第2期)

→ 国立高度医療センター東棟 外科部長(第3期第1話)→ 戦略統合外科部長(第2話以降)→ 総長代理(外科部長兼務)(SP)

→ 国立高度医療センター金沢分院 外科部長(第4期)

→ 東帝大学病院総合外科 臨時職員(第4期6話)

→ 国立高度医療センター金沢分院 外科部長(復帰)

→ 東帝大学病院 総合外科副部長・教授(第5期・ドクターY〜外科医・加地秀樹3)

生年月日 昭和38年6月28日生

出身高校 = 栃木県立宇都宮第一高等学校出身

出身大学 = 東帝大学医学部出身

「御意三兄弟」の長男[注 23]。上に弱くて下に強く、直属の上司である蛭間に対して忠実であるが、蛭間からは「どこまでも姑息な男」と評されている。また、未知子とは頻繁に対立しており、それでも徐々に未知子の腕や率直さに感化されるものの、大抵は権力の前に屈してしまう。

専門治療分野は膵臓。

四条の「腹腔動脈合併尾則膵切除術」を成功させたことから大門に、「多臓器体外摘出腫瘍切除術」の膵臓分野の共同執刀医として指名される。

近藤や鷹野と違い、唯一選挙の場に残った。トイレの中で、オペと出世、どちらを優先すべきか考えた結果、オペに参加しようとするが、亀山らにもう手はいらないと聞き、結局入室せずに終わった。

未知子が執刀した「多臓器体外摘出腫瘍切除手術」を、蛭間が自身の功績としたことで出世し、第3期では国立高度医療センター戦略統合外科で外科部長を務めて「東帝大学」派閥に属するが、旧西棟との対立では旧西棟の外科部長だった談合坂に対しても何もせず、新外科部長に赴任した富士川外科部長に対しても何もせずに外科統一部長に上り詰める。

スペシャル版では新総長である蛭間重勝によって論文や学会で忙しい中で金沢分院に半強制的に出張させられ、更には金沢分院では院長待遇の扱いになったために院内を回診して調子に乗る。

第4期には出演せずに加地の口から何もしなかったために国立高度医療センター総長代理兼外科部長の椅子を退いて金沢分院に大左遷され、外科部長として赴任したが、後に蛭間の危機を知って東帝大学病院に駆けつける。蛭間を助けるために論文の盗用問題を金で解決させ、更には新たな論文を蛭間と共に出すが、論文に書かれていた疾患を持つ患者が急に現れてしまい、その患者を助けたいという一心から手術を未知子に頼み、更には手術の許可を得るために蛭間に「東帝大にポストを用意するという誓約書」を書かせる。手術は成功したものの、蛭間の命令で誓約書を西園寺と黄川田に食べられてしまい、逆に蛭間から見捨てられる形で東帝大学及び系列大学・分院に座る椅子は無いと言い渡され、東帝大学系列を解雇された。

第5期では、志村病院長に雇われ、総合外科副部長として鳥井と猪又と共に働きながら次期外科部長の座を狙う。また、蛭間の病院長就任後は、再び彼に従うようになり、その際に前回の裏切りを持ち出されたり、小言を言われて必死に媚を売り続けるなどの変わらない日々を送る。6話では患者の手術を未知子にお願いする際に猪又によって病院を追い出された城之内から「東帝大への復帰」という条件を持ち出され、それを了承して彼女を復帰させた。7話では出張の為に不在となるが、その際に高額な報酬と引き換えに城之内を同行させる。8話では当初未知子に任せようとしていたある患者の手術を自身が執刀するように蛭間から命じられ、最初は迷いながら了承したものの、自身では手に負えないと判断し、結局は脅しに近い内部告発を行うことで彼女に執刀させるように仕向けた。


鳥井高〈48 → 53〉

演 - 段田安則(第1期 / 第5期)

帝都医科大学付属第三病院 第二外科部長・教授 (第1期) → 東帝大学病院 総合外科副部長・教授(第5期)

専用治療分野は膵臓。

東帝大学医学部出身。医師として長年、帝都医科大学で教授を務めあげ国際学会で受賞した数少ない実力派の教授。

研究と論文執筆に優れる一方、手術は下手で研修医並みの腕前と評されており、妻の七々子と結婚する前、彼女の盲腸を執刀したときの「でこぼこした手術痕」が今でもその腹に残っている。次期第三病院院長として候補に上がっていたが、久保が病で倒れたことで風向きが変わり、毒島にその座を奪われる。毒島が本院に出向いている間、病院長代理を任され、さらに執筆した論文が賞の候補として国際会議で発表される事になり有頂天になるも、健康診断の再検査で六坂と同じ肝門部胆管がんを発症していることが判明した。病気を患っている事を病院関係者に隠していたが、未知子には見抜かれていた。毒島の新たなる策略で本院から呼び寄せた土方が赴任すると決まり、自分の地位が脅かされるのを恐れて国際会議での論文発表を成功させようとするが、国際会議出発の日に妻や病院関係者の前で倒れてしまう。土方よりも未知子に手術してもらいたいと自ら手術同意書に記名するが、容態発表の記者会見には毒島の思惑により妻が書いた手術同意書が使用される。

第5期では東帝大学病院総合外科副部長として海老名と共に働き、一度は消えかけた「出世の欲望」をまた燃やしだし、次期総合外科部長の座を狙う。第2話では山梨に学会に出向く。第5話ではAIに信頼をおいていないと語っていたものの、結局は五反田の診断をAI「ヒポクラテス」に任せてしまう。その通りの手術を行おうとしたが、未知子の診断により結果が間違いであったことを知り、それにショックを受けつつも彼女の手術の手伝いをさせられる。その後、自身の手柄として記者会見が開かれた際にはマスコミの前で全てをぶちまけようとしたが、海老名と原によって妨害され、部屋から追い出された。第6話では自宅謹慎を命じられる。


猪又孝〈54〉

演 - 陣内孝則(第5期)

東帝大学病院 総合外科副部長・教授。声が大きく、態度も大きい。「医者至上主義」が染み付いた男。全員が「東帝大学医学部」卒という一族に生まれたため、メンツやプライドを人一倍気にしており、自分が診察を担当した患者が東帝大学病院以外の病院でのセカンドオピニオンを申し出た際には「患者にメンツを潰された」と決めつけて他の病院に患者の受け入れを拒否するように圧力を掛けたり、未知子が執刀した「甲状腺オカルト癌」の術式を自分の手柄として論文を出すように蛭間から迫られた際には「バイトの手柄を横取りするほど落ちぶれてはいない」と発言している[注 24]。3人の副部長の中ではもっとも狡猾。必要があれば媚を売ることも辞さないが、媚を売っている蛭間に対して不満を感じることもある。基本的には大の男尊女卑で、また看護師が大好きである。女医が大嫌いで、フリーランス且つ女医の大門未知子を目の敵にしているが、その反面では彼女の実力を認めている節もあり、ある患者の執刀を任せる際に「フリーランスという事は目を瞑りましょう」と蛭間に進言している。次期外科部長の座を狙っており、事あるごとに自らを「次期外科部長の私が~」等と勝手に名乗っている。第5話では未知子が発見した三鴨園長の甲状腺オカルト癌の手柄を得て、全国の病院などで講演会などを開く為に不在となる。第6話では、院長の蛭間が出張で病院を留守にしているのを託つけて「院長代理」を勝手に名乗り、自身が手術を担当したVIP患者から「術後の経過が、聞いていた話と違う」とクレームをつけられた際にその原因が「手術中に(猪又が)自らの経験等についての自慢話をしていた為に、手術の時間が長引いたこと」であるにも関わらず「麻酔科医に不備があった」として責任を城之内に押し付けた上に彼女を東帝大から追い出すが、後に海老名によって復帰されてしまう。また、患者の手術の際に未知子に反発して麻酔科医の瓜田と共に手術を放棄するといった身勝手な振る舞いをし、挙句に晶が持ってきた高額な請求書を口止め料と罵って支払いを拒否するが、逆に口止め料として「500円の値引き」を言い渡され、更には「手術を放棄した医師と麻酔科医がいることを報告しますか?」と追及されたことで手打ちとして瓜田を解雇し、その上で自らも口止めの為に支払いを了承した。


東帝大学病院 総合外科



加地秀樹〈48 → 50 → 52〉

演 - 勝村政信(第1期 / 第2期第8話 / 第3期 / スペシャル / 第4期/ 第5期最終話[48]

帝都医科大学付属第三病院 第二外科医師 講師(第1期)

→ 帝都医科大学付属病院 高松第24分院 外科医長・講師。転勤(第2期)

→ 国立高度医療センター東棟 外科副部長(第3期第1話)→ 戦略統合外科副部長(第3期)

→ 国立高度医療センター金沢分院 外科部長・出向(SP)

→ 東帝大学病院総合外科 准教授

→ 帝都医科大学付属病院 大洗第八病院 外科医長・出張(ドクターY〜外科医・加地秀樹)

→ 東帝大学病院 総合外科 准教授(第4期第1話 - 第8話)→ 総合外科部長代理(第9話)→ 准教授(第9話 - 第11話)

→ 穂野倉病院 当直1日限定外科医(ドクターY〜外科医・加地秀樹2)

→ 東帝大学病院 総合外科・准教授 (第5期最終話)

→ 帝都医科大学付属静岡第11分院 外科医(ドクターY〜外科医・加地秀樹3)

関西の名門、私立灘高校出身。東帝大学医学部出身でバツイチ。患者やマスコミの前では医療にまい進する「いい医師」を演じている。「腹腔鏡の魔術師」との異名を持つ腹腔鏡のスペシャリストで、その腕は神原や未知子も認めるところ。シリーズを通じて未知子の手術の助手を最も多く務めており、彼女が金沢での氷室の手術を断念した際には自身の代わりに加地を指名し「私が最も信頼する外科医」とまで言わせている。

未知子の事を苗字の「大門」をもじって「デーモン」と呼び、金の亡者だとして敵視するが、当の本人も金には卑しい。出世や肩書よりも金を選んだため、同期より出世は遅い。

森本の告白を聞いて鳥井の同意書を一緒に探し出すのに協力する。第二外科解体後は高松にある第24分院への転勤を命じられた。

第2期では高松第24分院で未知子と再会する[注 25]

第3期では国立高度医療センター戦略統合外科で外科副部長を務めており、「東帝大学」派閥に属している。未知子との長い付き合いで慣れてきたのか、昼休みに気さくに話しかけたり、協力を申し出たりと、対応が軟化している。相変わらず出世には興味を示しておらず、蛭間にペコペコしてる海老名には内心で毒づく事も多い。

金沢分院では特別職の外科部長として赴任する。右腕の骨折が、完璧な外科医である未知子にとって精神的に大きな傷を残すのではないかと案じて、失踪した彼女の捜索を行った。未知子の復帰後は例によって夜中に未知子に呼び出され、原共々氷室の手術の助手を務めさせられた。

第4期では唯一東帝大学に呼び戻されるが、戻って来たばかりの東帝大には親しい友人もいなかったために顔見知りのいる神原名医紹介事務所に出入りして麻雀に興じるようになる。その後、原が呼び戻されたことで再び彼と行動を共にするようになり、同時に神原名医紹介事務所に出入りすることも無くなる。

東帝大学病院の院長回診では他の総合内科医局員や総合外科医局員が階段で必死になって登るが、本人はエスカレーターを使い、必ずエレベーター前に行く。

第4期第9話では総合外科部長の西園寺が出張のため、外科部長代理を務めて総合外科を統括する。最終話では上海の大富豪・王超グループ会長の王超が新しく設立する王超国際クリニックに数千万円で契約を結ぶが、第三分院時代からの同僚の城之内のオペを優先し、数千万の契約を断って原と共に大門の助手を務める。

第5期では長らく登場していなかったが、最終話にて内神田の執刀を、外科部長に就任するのを条件に、自ら名乗り出る形で登場を果たす。その後は未知子に対して執刀するように頼むも断られ、それでも病気を推してまで未知子が執刀に踏み切った際には助手を務める。その後、倒れた未知子の執刀を西山が行う際には自ら未知子のオペの手伝いを申し出て、同じく申し出た原や森本と共に西山の助手を務める。術後も東帝大学病院に残る。


原守〈38 → 40 → 42 → 43〉

演 - 鈴木浩介(第1期 / 第2期第1話 / 第3期第4話 - 最終話 / スペシャル / 第4期 / 第5期)

帝都医科大学付属第三病院 第二外科助教・医局長(第1期)

→ 旭川ふれあい病院 外科医長(第2期)

→ 日露最先端医療センター外科医長(第3期第4話以前)

→ 国立高度医療センター戦略統合外科医長(第3期)

→ 国立高度医療センター金沢分院 外科副部長・転勤(SP - 第4期第3話)

→ 東帝大学病院 総合外科講師 (第4期・第5期)

気が弱く、上の人物には頭が上がらないが、患者の心に寄り添う医療を目指しており、患者にも物腰柔らかに接している。第4期ではかつての同期だった北野にライバル心を燃やしているが、当の北野からは全く相手にされていない。また、未知子とは帝都医大時代からの同僚として長い付き合いになるのだが、未知子の方は彼の事をいまだに覚えておらず、「(幼馴染らしい)ケーキ屋のキンちゃん」と思われており(呼ばれている)、度々間違いであると指摘し、第5期でも変わらないままである。

鳥井や加地に諂っており、当初は未知子の傍若無人な態度に反感を抱いていたが、度々彼女の執刀に立ち会うことでその実力を認めるようになる。第二外科解体後、旭川の関連病院への転勤を命じられる。

専門分野は甲状腺。

第2期ではレース中の落馬事故で負傷した騎手の救急治療のために訪れた競馬場で未知子と再会する[注 1]

第3期ではウラジオストクの日露最先端医療センターで甲状腺がんのスペシャリストとして活躍していたところを天堂に招かれ、当初は東西どちらの派閥にも属さない事を宣言していたが、手術の不手際を未知子に助けられた事で立場を失い、国立高度医療センターへ残るために派閥へ属する事を迫られたことで「東帝大学」派閥に属する事になる。

スペシャル版では金沢分院に外科副部長として海老名や加地と共に赴任し、三人で失踪した未知子を捜索した。未知子復帰後は加地と共に氷室の手術の助手を務めさせられた。

第4期時点で金沢分院に残されていたが、後に副院長である久保東子によって金沢から呼び戻され、ある患者の執刀を任される。未知子の助けによって手術は成功し、その事から自らの未熟さを痛感したことで金沢に戻ることを加地に語ったが、加地の計らいによって結局は東帝に残ることとなる。最終話では他の外科や内科医局員が王超国際クリニックにヘッドハンティングされたが、自身はヘッドハンティングされないなどの不憫な扱いを受ける。その後、大門に説得されて城之内のオペを手伝い、加地と共に大門の助手を務めるが、この際に大門に文句を言っていた西園寺や黄川田に対して大門につられる形で加地と共に言い返しており、珍しく上司に対しての反抗的な態度を見せた。

第5期では第4期から引き続き東帝大学病院に残り、新人外科医の教育係を務めるが、言う事を聞かない彼らに対して日々ストレスを抱えるようになる。第7話では内神田の従妹とお見合いをするが、その際に自身に会いに日本を訪れた元恋人であるナナーシャと再会し、面子を考える蛭間たちから彼女と縁を切るように命じられる。その後、ナナーシャが脳腫瘍を患っていることを知り、最初は手術を拒む彼女の意思と蛭間の思惑に従って手術はしないと決め込んでいたが、最終的にはナナーシャの本心の知った事や未知子に掛けられた言葉で心を動かした事により辞職を覚悟でナナーシャの手術を決意する。未知子により手術は成功し、手術後は蛭間の意向に従って辞める手筈であったが、アメリカの医療倶楽部副会長のご令嬢でもあるナナーシャを東帝大が救ったといった功績に加えて内神田がアメリカの医師倶楽部とコネクションを持てたという東帝大にとっての大きな貸しを作ったことで解雇を免れた[注 26]。8話では前回の最後でナナーシャにフラれたショックが大きく、結局は傷心旅行として富士山に行く為に休暇を取って不在となる。9話では内神田の根回しや忘年会の幹事を任せられたという形で未知子の執刀に立ち会わずに関わり合いを避けたが、後に権力に屈する海老名と鳥井、猪又の三人に文句を言い、同時に未知子が執刀で頑張っているにも関わらず忘年会で呑気に酒を飲む自分を恥じる。最終回では大門のオペを手伝うことを申し出て、加地や森本と共に西山の助手を務める。


森本光〈30 → 35〉

演 - 田中圭[49](第1期 / 第5期)

帝都医科大学付属第三病院 第二外科助手(第1期) → アメリカ留学 → 東帝大学地方分院 → 東帝大学病院 総合外科医局長・助教(第5期)

新米外科医。経験が足りないため血液の吸引などの雑務をする第3助手程度しか役目が回って来ない。実家は地方の総合病院を経営している。

クラブで倒れた急患の処置をした未知子に偶然出会う。安田悟の手術に際して未知子の一連の態度に嫌悪感を抱くが、後に彼女の真意を知ることになる。

鳥井の手術について、毒島が未知子から渡された彼の自筆の手術同意書を個人的な思惑により隠した現場に偶然居合わせていた。その時、院長本人から愛用のペンを渡され、将来への便宜をエサに隠匿するよう暗に迫られるが、悩んだ末に同僚に告白。同意書を彼らと共に探し出し、更にマスコミ配布用にコピーまで取った。第二外科解体後、千葉の研究施設への転勤を命じられたが、それを断って病院を辞め、実家を継がずに海外に留学して未知子のような医者を目指すと神原に語った。

第5期では、帰国後に地方に飛ばされ、最低限の医療を提供するのもままならない地方医療の現状を目の当たりにするようになり、医師としてバリバリ活躍できる年齢にも関わらずにどこか鬱屈としたものを抱えていたが、後に志村病院長の計らいにより「東帝大学病院」で働くことになる。第4話では、内神田の娘(四織)と婚約したと思われたが、その内神田四織は会長の娘なんかではなく結婚詐欺師だったことを知ってショックを受けたことでひどく項垂れる程に憔悴し、第5話では前回のショックが尾を引いたことで傷心旅行に出掛ける為に休暇を取って不在となる。第9話では内神田の根回しで未知子の執刀に関われば処分するという命が下って海老名や鳥井、猪又たちが未知子との関わり合いを避ける中で唯一西山や残りの医者たちと共に未知子の助手を務める。最終回では大門のオペを手伝うことを申し出て、加地や原と共に西山の助手を務める。


伊東亮治〈30〉

演 - 野村周平[50](第5期第1話・第2話)

東帝大学病院に勤務する“ゆとり世代”の医師。いつも研究書を読み漁っており、外科の知識も豊富で、特に難しいとされる術式「肝膵十二指腸同時切除」を提案して未知子を「異議なし」と賛成させたり、未知子から一連の流れを確認された際にも間違えずに答えていた。また、決して実践力が伴っているわけではないが、オペの腕も若手医師の中では高く、それ故に他の若手医師を見下し、先輩医師にも尊大な態度を取る傲慢さも併せ持っている。三流私立医大に入学するが、後に入学出来たのは自分の実力ではなく母親・不二子による裏口入学であることを知り、その悔しさから1年で退学する。退学後は猛勉強して「東帝大学医学部」に入学し、卒業後は東帝大学病院に赴任する。不二子が患った「進行性胆嚢がん肉腫」の手術に際して未知子の手際の良さを見たことで自分の考えを変えるに至り、自身の功績とされた肝膵十二指腸同時切除の記者会見では医師を辞めることを明言し、同時にマスコミの前で真実と未知子の存在を明かした。その後、ミュージシャンになる決意をしたことが城之内の口から語られた。

西山直之〈29〉

演 - 永山絢斗(第5期)

東帝大学病院の新米医師。いわゆる“ゆとり世代”の医師。先輩医師たちの「御意」体質に対しては、ドライな態度を貫く。医者として…というよりは、患者とのコミュニケーションや先輩医師らとの関係で躓きを感じており、いつもテンションが低め。また、東帝大の現状に対しても苦々しいと思っており、後に未知子に対して「この病院は腐ってます」と本音を吐露していた。未知子のような摩擦の多い生き方は御免だと思いつつも、その職人技に内心憧れる部分もあり、同時に未知子に徐々に感化されて自ら彼女の助手を務める、未知子に負けまいと患者の病気に対してあらかじめ術式を把握しておく等の行動を見せるようになり、それ故に未知子からも多少は信頼されている節がある。また、医師免許を取得してすぐに母親を進行性乳がんで亡くしていることを第8話で明かしている。シングルマザーに育てられ、母親の後押しもあって医者を志し、苦労して医者となった後は東帝大に赴任する。第5話では大門の手術の第一助手を務め、その際に的確な説明をしたことで城之内からも「医者として一端の口を聞けるじゃない」と評された。第6話では別の患者の執刀をする未知子からもう一人の患者の執刀を任される。第8話では未知子のような失敗しない医者になりたいという一心からある患者の執刀に望む事を意気込み、内神田の意向で本来は海老名が執刀するはずだった患者の手術を自身に執刀させるように了承を得るために自身が内神田の息子である事を内神田本人の目の前で明かし、最初はマスコミにリークするつもりでいた自身の存在を黙認するという条件で了承させた。その後、未知子により何とか手術は成功し、手術後は未知子に対して執刀に望んだ理由を明かす[注 27]。また、内神田から呼び出され、内神田からたくさんの息子の中でも医者になったのは自身だけだという感謝の言葉やこれからは父親として便宜を図ろうと告げられるが、逆に権力の為に手段を選ばない父親に対する怒りと本心をぶつけ、その上で今まで身に着けていた内神田の腕時計を手放すという形で親子関係の決別の態度も見せた。第9話では内神田の根回しにより海老名や鳥井、猪又たちが未知子との関わり合いを避ける中で唯一森本や残りの医者たちと共に未知子の助手を務める。最終回では一度は内神田の執刀に望み、結局は肝心な所で息詰まるが、直後に遅れて到着した未知子が手術を成功させたことで事なきを得る。その後、後腹膜肉腫で倒れた未知子から直々に執刀医として指名され、未知子が前もって考案していた「ハイブリッド型人工血管を用いた術式」を参考に執刀し、無事に未知子の手術を成功させる。

有馬亘〈31〉

演 - 中林大樹(第5期)

東帝大学病院の新米医師。関西弁を使って話している。2浪しているため年齢は新米四人の中では一番年上だが、彼らと一緒に赴任しているため事実上は同期である。また、親が開業医をしており、それ故に医者になったことが明かされている。第9話で一度は海老名たちに強引に誘われて忘年会に参加したが、後に医者に対する良心から未知子の執刀に関わらなかった自分を恥じ、同時に黒川と共に「お酒なんて飲んでる場合でしょうか」と海老名たちに疑問をぶつけた。

黒川慎司〈29〉

演 - 上杉柊平[51](第5期)

東帝大学病院の新米医師。ステータスを求めており、花形である医学部を目指している。第9話で有馬と同じく忘年会に参加するが、後に医者に対する良心から未知子の執刀に関わらなかった自分を恥じ、同時に海老名たちに疑問をぶつけた。

麻生友也

演 - 希志真ロイ[52](第5期)

東帝大学病院 医局員。

後藤憲之

演 - 岡本亮一[53](第5期)

東帝大学病院 医局員。

中浜淳一郎

演 - 伊藤謙心[54](第5期)

東帝大学病院 医局員。


東帝大学病院 看護部


長森陽菜

演 - 久住小春[55](第5期)

東帝大学病院 看護師。医師と結婚することを夢見ている。7話では西山に気があるかのような態度を見せていた。

河原里美

演 - 柴田美咲[56](第5期)

東帝大学病院 看護師。

杉崎文菜

演 - 阿久澤菜々[57](第5期)

東帝大学病院 看護師。

戸田結衣

演 - 浅田光[58][59][注 28](第4期 / 第5期)

東帝大学病院 看護師。

新井祐未

演 - 近藤しづか[60](第5期)

東帝大学病院 看護師。

与野華子

演 - ふるかわいずみ[61][注 29](第4期 / 第5期)

東帝大学病院 看護師。


東帝大学病院 院長秘書


中谷恵子

演 - 是永瞳[62](第5期)

東帝大学病院 院長第一秘書。蛭間の愛人。スレンダーで脚が長く、色っぽい雰囲気を持つ女性。実は空手が得意という意外な一面も…。蛭間院長と2人きりになると大分弁を話すこともある。また、蛭間を良く思わない事もあり、第5話ではソンタくんと将棋を指していた蛭間が汚い手を使ってまで勝った際には「大人気ない」と毒を吐いていた。

ソンタくん

演 - Nao / 声 - 岩崎ひろし[63](第5期)

人型ロボット。東帝大学病院の院長に返り咲いた蛭間重勝の第二秘書として、院長室のデスク上に置かれている。病院の経理と直接オンラインで繋がっており、目で見たものを判別することができ、実際に晶が持ってきた高額な請求書を「ぼったくり」と言い放ち、更には「払えません」とまで言い返している。また、第5話では蛭間と将棋を指した際に一度は勝利したが、それを良しと思わなかった蛭間と海老名の汚い手に乗って負けを認めるなど、変に気遣いをするといった一面も見せた。


蛭間 病院長夫人と娘


蛭間華子

演 - 藤真利子(第2期 / 第4期第9話 / 第5期第1話・第7話)

家族は夫・重勝と娘・裕華子。白薔薇会 会長(第2期) → 東帝婦人会 会長(第4期)。

第2期では華子を中心に活動している帝都医科大学教授の婦人会「白薔薇会」を取り仕切っている。

第4期では慶林大学病院婦人会とは醜い争いを繰り広げており、未知子からは「ヤンキーの番長」と呼ばれた。

第5期では内神田夫人から従妹のお見合い相手を探してほしいと頼まれ、原を紹介するが、彼の元恋人が現れたことでお見合いは破断し、「面子を潰された」と激怒する。最後まで原がお見合いを断ることに腹を立てていたが、ある事をきっかけに内神田に貸しを作れたことを知って有頂天となり、夫人から再度責められても全く意にも返さず、また原の排除を告げられても「致しません」と言い返した。

蛭間裕華子

演 - 藤岡沙也香[64](第2期第4話・第6話・第8話・最終話)

家族は父・重勝と母・華子。幼少期に発症した悪性黒色腫が転移し、肝尾状葉に5cm大の腫瘍が見つかり、近藤忍に執刀を依頼する[注 25]


日本医師倶楽部



内神田景信〈70〉

演 - 草刈正雄[65](第5期)

日本医師倶楽部の会長。東帝大医学部出身。奥様は東帝大学医学部長の令嬢でプライド意識が高い人物。ステーキが好物のようで、密会の際には必ずステーキの店を貸し切ってステーキを食したり、蛭間に対しても「美味い肉が食べたい」と語っている。また、東帝大学病院のブランド維持に目を向けており、蛭間を通じて様々な策を張り巡らせている。「御意」という言葉を嫌っており、雉沢が言った際には注意を促し、蛭間も本人の前でそれを言いそうになった時には慌てて訂正していた。また、離婚を繰り返しており、その為にたくさんの息子がいる(東帝大に勤める西山もその一人だが、彼は自身が交際していたある看護婦の子供である)。

東帝大の院長だった志村まどかが患者ファーストの優先及び悪しき権力態勢の一掃を唱えた際にはいずれ日本医師倶楽部の権力も脅かされると危惧し、蛭間と組んで彼女を解任に追い込み、その上で蛭間を再び病院長に就任させる。また、当初は未知子のことを「高額な報酬と引き換えに困難な手術に挑む『医療界の癌』」として警戒する程度であったが、若手医員である伊藤の母親に関する「肝膵十二指腸同時切除」が成功した際に功績の当事者である伊東が、マスコミの前で真実と、正規の東帝大学病院の医局員ではない未知子の存在を明かしたことを「これまでに味わったことが無いほどの屈辱」として怒りを覚え、その怒りの矛先を未知子に向けて本格的に彼女の排除を目論む。

第4話・第5話では医療業界にAI(人工知能)を導入しようと検討しており、手始めに東帝大に導入してその成果を以って、全国の系列病院等に導入してそのリベートを懐に収めようとしてるが、その過程で東帝大時代の同僚である神原晶から未知子に対して手を出さないように頼まれる。

第8話では自ら東帝大に赴き、蛭間に対して八雲が告発している大臣たちが自身の遠い友人であることを明かし、その上で未知子以外に八雲の手術をさせるように遠まわしで依頼する。しかし、後に西山から息子であることを明かされた上でマスコミにこの事をリークしない事を条件に西山から提示された八雲の執刀を了承する。それでも息子が心配だという一心から蛭間を通じて未知子を助手に付けることで結局は彼女に執刀させるように仕向けた。また、後日に西山を呼び出し、今まで息子たちが志さなかった医者の道を志してくれた事による感謝とこれからも父親として便宜を図るつもりだと伝えるが、逆に権力の為に手段を選ばない自身の姿に疎ましさを感じた西山からは怒りと本心をぶつけられ、更には自身が残した腕時計を目の前で手放されたことで親子関係を決別される。

第9話では未知子を完全に排除する為に遂に動き出し、根回しで神原名医紹介所に東帝大への取引停止をさせた上に未知子の雇用契約をも打ち切らせ、更には雉沢を使って高額請求の件で神原名医紹介所を告訴するといった手筈も整えるが、後に晶から呼び出され、これを最後として未知子にある患者の執刀を東帝大でやらせてほしいと彼から懇願されたことでそれを了承し、執刀の許可を出した。その後、ステージIVaの食道がんを患っていることが判明し、手術で切除が可能であるかを蛭間に確認するが、蛭間から「手術適応外」と断られた[注 30]

最終回では東帝大に入院し、後に未知子の執刀を受けて何とか完治はしたものの、最後にはAIの収賄に関与した疑いで蛭間と共に東京地検特捜部に逮捕。現在東京拘置所に収監中。

雉沢真之介

演 - 矢島健一(第5期)

東帝大学病院の監査役。事実上の東帝大学病院の事務長としての役割も担っている。真面目で、金の流れについてもチェックすると豪語しており、患者が蛭間に対して持ってきた賄賂を見抜く程に正義感もあるが、一方ではあくまでも組織的な規則や命令には忠実で、それを破った者に対しては容赦無い一面を見せている。内神田の命令で抜き打ちの身辺調査の為に東帝大学病院にやって来るが、そこで起きた「肝膵十二指腸同時切除」に関する出来事により内神田の怒りを蛭間に伝え、同時に未知子の排除を依頼する。また、一度は支払いを了承した晶の高額請求の件に関しても調査の上で刑事告訴するといった旨も告げた。第9話では、神原名医紹介所を高額請求の件で告訴する手筈を整え、東帝大の院長室に出向いて蛭間や海老名、鳥井や猪又に笑みを浮かべながら「大門未知子は医学界から追放される」と話し、更には「今後、大門未知子の行為に関わった者には、相応の処分が下される」と告げた。最終回では内神田が収賄罪で逮捕される様を見て「私は知らなーい!!」(実際には「わーたーしーはー知らなーい」)と叫び、直後に内神田を見捨ててその場から逃走した。


東帝大学・病院 関係者一覧



歴代病院長



蜂谷宗造〈69〉

演 - 古谷一行(特別出演・第2期最終話 / 第3期第1話)

東帝大学医学部長兼付属病院長・国立高度医療センター 理事

医学部長を兼務しているため普段は大学の役員室にいる。

帝都医科大学付属病院を掌握する。いわゆる学閥ネットワークを駆使し、制度上では上下関係が無い他大学の医学部および医療系大学の人事権に対し、強力な介入力・影響力を持つ。多臓器体外摘出腫瘍切除の会見の際、執刀医は海老名だと嘘をついた帝都医大の蛭間を解雇する。

第三期では国立高度医療センターの理事を務め、1年前に解雇した蛭間が東帝大学の天敵大学病院の西京大学病院の病院長に就任したことに驚く。

東帝大学病院に飾られている歴代院長写真には載っていない。

久保茂

演 - 竜雷太(第1期第1話 / 第4期第1話)

帝都医科大学付属第三病院 病院長・教授(第1期第1話) → 東帝大学病院 病院長(第4期第1話)

帝都医大第三病院時代はゴム工場の社長の一ノ瀬から指名を受けて主治医になるが、手術中に脳梗塞で倒れ、院長の座を退く。

専門分野は胆嚢(開腹に限る)。

第4期では、前任病院長の蜂谷が任期終了のために東帝大学病院の病院長に就任するが、経営不振から三厨理事長より退陣を言い渡され病院長の座を退く。だが副院長の蛭間重勝は画策して残った事に怒りをたたせるも、三厨、西園寺、黄川田らに静止され煮え湯を飲まされながら部屋から追い出される。

妹は前述の東帝大学病院の元婦人科部長で副院長に就任した久保東子。

志村まどか

演 - 大地真央[66](第5期第1話)

「東帝大学病院」初の女性病院長。オペの腕は一流で、コネにも人脈にも頼らず、その完璧な清廉性に周囲からは「マダム・グリーン」と呼ばれている。「東帝大」医学部を首席で卒業後はボストン・ハーバード医科大学に外科医として10年間留学し、実力一本で現在の地位まで上り詰めた。院長就任後は“患者ファースト”を第一に掲げて医療改革を推し進め、医局ファーストの悪しき権力態勢を一掃しようと蛭間重勝を完全失脚させる。更には実力のある医者なら肩書きは関係ないと明言して大門未知子を「東帝大学病院」で雇う。だが、内神田景信と日本医師倶楽部のやり方に反発したことで、一色辰雄の不倫疑惑騒動のゲラと大量のマスコミを連れてきた蛭間によって事実上の解任を宣告され、東帝大学病院を去ることになる。その後、未知子とトンカツ屋で会話をしていたが、現れた一色の妻に「泥棒猫」呼ばわりされた挙げ句に平手打ちを食らわされた。


蛭間重勝〈62 → 63 → 65 → 66〉

演 - 西田敏行(第2期 / 第3期第1話・最終話 / スペシャル / 第4期[39] / 第5期)

→ 帝都医科大学 医学部 主任教授 → 帝都医科大学付属病院本院 第二外科部長・教授

→ 同院 外科統括部長・教授(第2期)

→ 西京大学病院 病院長(第3期)

→ 国立高度医療センター総長(第3期最終話・スペシャル)

→ 東帝大学病院 副院長(第4期第1話)→ 病院長(第4期)→ 東帝大学病院・知床第16分院長(第4期最終話・第5期第1話)

→ 東帝大学病院 病院長(第5期)

住所は東京都世田谷区成城11-4-5で富山県出身。

1951年11月11日生まれ・趣味はピアノ・特技は釣り。医師免許取得・1976年4月

未知子と三度近く敵対している東帝大学医学部の元主任教授で、毒島の後輩(前任の外科統括部長)。表向きは陽気で気さくに振舞っているが、内心は欲と野望の塊で、出世や権力闘争が絡むと冷静かつ腹黒い計算高い性格に豹変する。妻の華子と娘である裕華子と家族はいるが、その裏ではかなりの女遊びが好きで、病院の内外に愛人がいるという噂がある。また、重勝の名は、「重い病に勝つ」という意味で付けている。数多くの闇を抱えており、未知子が手術に成功する度に神原から口止め料を含めた高額な請求書とメロンを渡されることが定番となっているが、毎回の請求書に驚愕する一方で、神原から渡されるメロンは好んでおり、患者1人でメロン一個と考えている。また、以前にも病院長の経験があるために歴代院長肖像画が掲示されている。

貧困家庭の十一人兄弟の末っ子として生まれ、「蛭間十一郎」という本名のまま成長し、苦学の末に東帝大学医学部を卒業して医者となり、東帝大学医学部内での地位を確立して帝都医大に出向する。

第1期では毒島・久保・勅使河原 などの重職教授陣が多く辞職していった事を知り、生き生きとした様子を見せる。

第2期では馬淵の手術に際して、未知子が提案した見たことも聞いたこともない術式を前に手術の助手を放棄した海老名らの監督責任を馬淵が査問委員会にかけないことを条件として、未知子を正式に雇うことになる。その後、近藤が成功させた手術の功績によって、娘との縁談を持ちかけて常勤講師から近藤を教授に特進させ、また第1話では普段から好まなかった外科主任教授の鷹野を金沢分院に飛ばす。その後は主任教授選において海老名と近藤を天秤にかけ、最終的には海老名を切り捨てて近藤を推す。その後、多臓器体外摘出腫瘍切除術手術成功の記者会見において、未知子が執刀したことを隠した上で代わりに海老名が執刀したと虚偽の発表をしたが、それが原因で蜂谷院長から自業自得の懲戒解雇を言い渡される。

第3期では西京大学病院の病院長且つ国立高度医療センター理事に鞍替えに成功し、口調もすっかり関西弁に慣れ親しむ一方で、東帝大学病院院長の蜂谷と再び再会して呼び捨て呼ばわりされたことで反撃する。また、談合坂外科部長に対しては「東帝大学」派閥を潰せと檄を飛ばす。その後、最終回において高度進行同時性多発大腸がんを発症していることが判明し、その際に顔見知りである富士川から天堂に対して撤回を願い出るように頼まれ、天堂の元に赴いた際には「富士川の進退の保証」と「自身の癌治療を国立高度医療センターで受ける」という二者択一の選択を天堂に迫られたことで躊躇なく富士川を裏切って後者を選び、未知子の執刀を受けて無事に完治するが、以降は助けてもらった恩からそれまで悪化していた未知子に対する発言が比較的優しくなる。また、前任総長の天堂義人が特定国立研究開発法人日本医療産業機構の移籍と同時に国立高度医療センター理事会に根回しをしたことで自身が新総長に就任し、DVD最終回版では手術終わりの入院中に理事会から次期総長の内示が出て浪速の饅頭を届けに行く。

第4期では東帝大学病院の副院長をしていたが、東帝大学病院のブランド力の低下についての責任を久保と一緒に辞任すると久保を騙し、アメリカニューヨークから東帝大学医学部出身の北野亨を逆輸入することで東帝大学に留まると同時に長年の夢だった新病院長として就任する。また、10年前に当時に東帝大病院の婦人科部長だった久保東子を東帝大学医学部主任教授選の覇権争いの末に画策で嵌め、彼女を東帝大学医学部から飛ばしていた事が判明する。最終回では東帝大学病院の外科や内科医局員を王超国際クリニックに大量に引き抜かれたことによりその責任を取らされ、東帝大学病院理事会の三厨理事長から直接十六分院への異動が伝達されるが、その際に今までついてきた西園寺達や黄川田達からは見限られ、更には愛人である白水や広報担当である南からも愛想を尽かされるといった醜態を晒す羽目になる。

第5期では東帝大学病院の知床分院に居たが、海老名に騙されて自身が受け取った賄賂に関する査問委員会のために本院に連れて来られる。その後、志村まどか病院長とジャーナリスト一色の不倫疑惑のゲラを見つけたことで病院長に返り咲く策を見出し、大量のマスコミを味方に付けることで辞任せざるを得なくなった志村の後任として再び東帝大学病院の病院長に就任するが、最終回ではAIの収賄に関与した疑いで内神田と共に東京地検特捜部に逮捕。東京拘置所に収監されている。


歴代理事長



毒島隆之介〈68 → 70〉

演 - 伊東四朗(第1期 / 第2期最終話 / 第3期第1話)

東帝大学病院 外科部長・教授(10年前・2002年)

→ 帝都医科大学付属病院 外科統括部長・教授 → 帝都医科大学付属病院 外科教授(第1期第1話)

→ 帝都医科大学付属第三病院 病院長・教授(第1期第1話 - 最終話)

→ 東帝大学病院 理事長 医学顧問(第2期最終話)

→ 医療従事者引退(第3期第1話)

本人曰く「本院の院長選挙を控えていたが同期である久保が病で倒れてしまい、上層部の命令で第三病院院長に就任すした。」蛭間の先輩[注 14]

医大の同期にはフリーランス外科医大門未知子の父親の大門寛や神原名医紹介所 所長の神原晶や帝都医大第三分院長・東帝大学病院長を歴任した久保茂、日本医師倶楽部 会長の内神田景信がいる。

未知子の手術の技量を目の当たりにし、彼女が噂のドクターXではないかと疑っている。

鳥井の手術の際に未知子から渡された彼の自筆の手術同意書を個人的な思惑により隠し、偶然居合わせた森本に便宜を図るようにほのめかして口外しないように諭したが、失敗に終わる。帝都医大主任教授・勅使川原毅の策略により週刊誌の記者・八木了が書いた暴露記事で第三病院の悪評が広まったため、第二外科を解体すると発表するが、結局は懲戒免職という形で責任を取らされる。その後、神原名医紹介所を訪れ大門寛との思い出を話し、未知子に一緒に彼の墓参りに行くように頼んだが断られる。

第2期では帝都医科大学付属病院を傘下に治める東帝大学病院の医学顧問に就任する。大門未知子に高松分院に村田 九留美の手術をさせるよう神原と画策し帝都医科大学付属病院本院で手術させるようにと蜂谷に電話させる。

元帝都医大内科統括部長の馬淵教授と仲がいい。

第3期では医療従事者を引退している。夫婦で旅行中、クルーズ客船が事故を起こし、偶然同乗していた未知子から救命措置を受ける。その後、心臓腫瘍が見つかり、国立高度医療センターに入院する。大門の執刀を拒否し、黒部の判断で談合坂率いる西棟が執刀することになるが、加地が持ってきた術前検査の結果、肝S5にも転移が見つかり、黒部に転院をお願いされる。しかし、結局は海老名率いる東棟と大門による執刀で、世界初の術式で完治する。

家族は妻・晴子。

三厨清修

演 - 板垣雄亮(第4期第1話・最終話)

東帝大学病院 理事長。

前病院長の久保茂とともに辞職するはずだった当時副院長だった蛭間重勝が外科の世界的な権威の北野亨を引き連れてきたためにその功績として蛭間を病院長に就任させるが、最終回では外科や内科医局員のほとんどが上海の大富豪の王超氏に高額な報酬で引き抜かれたためにその全ての責任を病院長の蛭間重勝に責任を取らせ、その上で知床の分院に左遷させる。


政治家



閣僚


大泉武宏

演 - 須永慶(第3期第6話)

賭博嫌疑で東京地検特捜部に追われ賭博関係者を国立高度医療センターに検査入院させるが失脚し、厚生労働大臣の座を退き逮捕される。

十勝喜子

演 - ジュディ・オング(第3期第9話 - 最終話)

衆議院議員。汚職により失脚した大泉大臣の後任候補として厚生労働大臣に就任する。

どの専門医でも手術での根治は難しい診断を受けた心筋梗塞を併発した肝細胞癌を患い、日本医療産業機構の設立のため、天堂に病気を利用される。

未知子が富士川の書いた論文で、細胞シートによる心筋再生を行い、後、富士川の失敗を大門が尻拭いするために行った骨髄細胞を用いた肝臓再生で根治する。

天堂が去った特定国立研究開発法人 日本医療産業機構の二代目理事長の人選を任される。

羽生稔

演 - 中原丈雄(第3期最終話)

内閣官房長官。日本医療産業機構の理事長だった天堂を内閣を使い解任させる。


衆議院議員


一ノ瀬愛子

演 - 岸本加世子(スペシャル)

衆議院議員。石川県金沢市を拠点を置く政治家。肺がんを患っていたが、未知子の緊急オペ「右肺下葉・下行肺動脈置換」によって命を救われる。

金本洋二

演 - 西岡徳馬(第4期第2話)

金と権力がある国会議員。「東帝大学病院」に極秘入院するがその直後に政治資金まつわる黒い噂が浮上。

もともとはマスコミの追及を逃れるためのダミー入院だったが、検査で大腸がん同時性肝転移が見つかり、ショックを受ける。

オペは未知子が行う予定だったが、未知子がオペを失敗したという話を看護師から聞き、執刀医を交代させる。代わりに北野が「結腸部分切除術および肝部分切除術・拡大肝右葉切除術」で執り行おうとするが、出血が止まらず未知子に交代し、肝中央2区域切除で無事手術は終了する。

三船勝之

演 - 山路和弘(ドクターY〜外科医・加地秀樹〜〈第1期〉)

代議士。地元、大洗に地盤を置く政治家。

帝都医大付属大洗分院に入院している三船遙香の父親


ゲスト


第1期 / 第2期 / 第3期 / スペシャル / 第4期 / 第5期


複数話・単話登場の場合は演者名の横の括弧()内に表記。ゲストの登場人物の名前には、基本的にそれぞれ話数の数字が入っている(第1話⇒『一』ノ瀬、第2話⇒『二』階堂)。



第1期(2012年)



第1話「その手袋で触るな!全員、ホールドアップ!」

一ノ瀬次郎〈60〉

演 - 不破万作

一ノ瀬ゴム社長。胆石。久保茂が執刀することが決まり心底感謝していたが、開腹による胆嚢摘出術中に久保が倒れた上、自身はラテックスアレルギーによるアナフィラキシーショックを起こし、命の危険に晒される。

一ノ瀬奈美子

演 - 山口美也子

一ノ瀬の妻。


第2話「死なせません。私、失敗しないので」

安田悟

演 - 新井康弘

背中の痛みを訴え、膵臓癌と診断された患者。鳥井高が執刀する予定だったが、二階堂の我儘で手術日が繰り上がったため、未知子が執刀することになった。本来3時間を予定の膵体尾部摘出術だったが、1時間で終わらせられる。

安田昌代

演 - キムラ緑子

安田の妻。

二階堂登〈50〉

演 - 半海一晃[67]

二階堂出版社長。特別室のVIP患者。代議士の紹介で膵臓癌の手術を受けるために来院する。鳥井の膵頭十二指腸切除中、上腸間膜動脈と門脈にも浸潤が認められ、未知子が代わりに膵頭一括切除・左大腿部大伏在静脈による上腸間膜動脈・門脈再建術で根治させられる。


第3話「いりません。ネーミングがヘンだし、まずいので」

本多忠

演 - 中丸新将

三恵の顧問弁護士。三恵の指示で、同意無しの手術が原因で味覚障害を引き起こしたとして未知子を訴えようとする。

花山三恵

演 - 平岩紙

人気美人料理研究家。食道癌の摘出手術のため、特別室に入院。医局に独創的な料理を差し入れるが、未知子だけが正直に「不味い」と断じ、味覚障害を指摘する。執刀医である原から胃管再建術による食欲減退など、後遺症の残る可能性を聞き、手術を拒否して内科治療を希望する。しかしその後吐血を起こし、未知子が食道切除・胃機能温存結腸による再建で根治させられる。


第4話「私にとって手術は、プライスレスのライフワークです」

吉永まり子

演 - 赤江珠緒[68]

「実録! ザ・スーパードクター」キャスター。「腹腔鏡の魔術師」と呼ばれる加地秀樹の取材に訪れる。

四谷篤〈45〉

演 - 鶴見辰吾

外資のファンドマネジャー。十二指腸にできたステージIの腫瘍を患っている。高校時代の同級生である加地を頼って来院し、仕事に支障を来さないため、ロンドン、ニューヨーク、東京の三大市場が取引を停止している49時間のうちに腹腔鏡手術で切除し退院したいと願い出る。慎重を期した加地に開腹手術を提案されるが納得できず、病院を移ろうとした矢先、腹腔鏡と内視鏡を併用すれば開腹せずに手術は可能だと未知子から持ちかけられ、未知子が執刀する腹腔鏡・内視鏡併用十二指腸局部切除術を受ける。


第5話「あなたの手術、失敗したんじゃないですか?」

五木田早紀

演 - 二宮星[69]

スーパー銭湯で転倒し、腹部を強打したことにより肝臓の挫滅がひどい状況下で肝臓を再建する緊急手術を相馬圭一郎が執り行い、手術は成功する。だがその2ヵ月後に右膝の痛みを訴え、再び入院し、検査を行うが異常は見つからなかった。


その後、腹部、大腿部、胸部へと痛みが移動していき、痛みを担当医の岸田卓也に訴えるが「母親の愛情不足が原因だろう」と取り合ってすらもらえず、腕が良いと評判の未知子に助けを求める。

初めは関心を示さなかった美知子だったが、腹部、大腿部、胸部と、痛みが移動していることを不審に思い「痛い時に連絡して」と、早紀に自分のサブ携帯を託し送られてきた写メールを検証。


銭湯で神原晶が負った、タイルの破片による切り傷を見て、血管内に異物が混入し破片が移動しているのではないかと考える。


そしてその予感は見事に的中。痛みを訴え倒れた早紀に全身麻酔をかけX線検査をしたところ、体内からタイルの破片が発見されたのだった。その後美知子がタイルの破片を摘出し、早紀は一命を取り留めた。



第6話「私は切って助ける!」

六坂元彦〈62〉

演 - 六平直政

神原紹介所を訪ねて来た豆腐屋主人。10年前、大門診療所で肝臓癌と診断され帝都大学付属病院を紹介されるが、当時外科部長だった毒島隆之介に入院・手術を拒否され、行き場所を無くし困っているときに大門寛が手術を施した事で命を助けられ、未知子ともその一件からの顔見知りである。以前に患った癌が転移し、未知子と再会した時には既に癌が再発していたが、診察を受けたどの医者にも手術不可能だと告げられ、死を覚悟していた。帝都医大第3分院に入院出来るよう神原が現院長の毒島に策略を行ったが、未知子が手術を行う前夜に間に合わず急死した。シリーズ中、唯一亡くなった患者である。


第7話「本当のことを教えてあげるのが医者の義務じゃないんですか?」

鳥井七々子

演 - 岸本加世子[注 31](友情出演・最終話にも出演)


鳥井高の妻。中学生の息子が高校受験を控える大事な時期に夫に死なれては困ると未知子に話す。夫の医局の立場や序列を考え、毒島の指示通りに手術同意書に記入する。鳥井が最初に手術(盲腸)を担当した患者であり、その縁で結婚する。


最終話「手術場には、馴れ合いも、助け合いも、御意もいらない。助けなきゃいけない病人がいるだけ」


八木了〈42〉

演 - 津田寛治

お金を貰えればどんなことでも書くブラックジャーナリスト。未知子に自分の書いた記事を見せ、未知子がドクターXではないかと質問した後、胃の腫瘍病変からの大量出血により吐血し、帝都大学第三病院で緊急手術を受けることになる。


第2期(2013年)



第1話「このまま閉じたら、三ヶ月以内に命落としますよ」

森下

演 - 遠山俊也

北海道の獣医。


第2話「私なら切れます。死なせません。絶対に失敗しないので」

二宮欽也〈65〉

演 - 寺田農[70]

大手不動産会社・二宮不動産社長。本院に多額の寄付金をする大口スポンサーであり、蛭間重勝とは縁戚関係にある。数か月前に蛭間の執刀で上行結腸癌の手術を受けたばかりだが、吻合部に再発している箇所が見つかる。手術ミスを認めたくない蛭間及び第二外科の面々は口裏を合わせて、再発ではなく初期の別の癌であると説明する。蛭間が第一助手に海老名、第二助手に亀山、第三助手に近藤、第四助手に未知子を使った上行結腸がん切除術の手術を執刀するも、途中で腹膜播種に気づき、蛭間が執刀を放棄する。代わりに執刀した未知子の腹膜全摘出術によって無事手術は終了する。


第3話「生体腎小腸交換移植、私ならできます!」

三村寅子〈39〉

演 - 山本未來

帝都医科大学付属病院本院 第二内科教授夫人。慢性腎不全を患い2年前から他の病院で血液透析治療を受けていたが、症状が悪化し血栓による腎梗塞を発症する。6親等の親族、HLA型が一致、血液型も同じAB型の蟹江夫人の左腎と自分の小腸を交換する生体腎小腸交換移植手術を受ける。

蟹江三香

演 - 明星真由美

帝都医科大学付属病院本院 第一外科教授夫人。1年前に壊死した小腸を摘出したが短腸症候群に悩まされ、手術前と比べても病状は改善傾向にあるが完全に完治とまではいかなかった。親族に当たる三村夫人と臓器を交換する、ドナーでありレシピエントでもある生体間交換移植手術を受ける。


第4話「成功したら、あなたに手帖をあげる。蛭間の秘密がぎっしり詰まったあの手帖…」

四条留美子〈37〉

演 - 釈由美子

銀座の高級クラブ「中園」のママで、政財界等にも顔のきく「女帝」と称される人物。ステージIVの膵臓癌に端を発して、周囲の血管等に腫瘍が浸潤、腫瘍近くに腹部大動脈瘤が発見された状態で外科的アプローチは不可能な状況だったが、蛭間の悪行が記された「黒革の手帖」を盾に外科手術を行うよう、蛭間を恫喝して迫る。大門と海老名による腹腔動脈合併尾則膵切除で完治する。

釈の出演は米倉と共演していた『黒革の手帖』のパロディ的企画で、同ドラマで米倉演じる主人公がしていた「黒革の手帖」を使った脅迫を、本作では『黒革の手帖』でライバル役だった釈が行い、冒頭の院内ですれ違うシーンで未知子を銀座のクラブ「カル」のママと間違える(『黒革の手帖』の主人公の店は「カル」)というものである[71]


第5話「失敗しない医者なんて、いるわけない。私以外」

五味一郎〈50〉

演 - 大河内浩

食道癌ステージIIIの患者で日下部のVATS-E&HALS-G(胸腔鏡下食道切除術&用手補助腹腔鏡下胃管再建)を受ける。術後再建胃管の血流障害が原因で急変し、縫合不全による縦隔炎を発症、胃管壊死が進行していき術前より病状が悪化する。未知子が緊急縦隔ドレナージ・スーパーチャージを伴う結腸による再建を後にすることで回復する。

五味かおり

演 - 小芝風花[72]

一郎の娘。

日下部光彦

演 - 別所哲也

マサチューセッツ国際医科大学教授。海老名敬の同期で元帝都医科大学付属病院の医局員。未知子と同じく「失敗しないので」が口癖で、現在まで1度も手術に失敗した事がない。

蛭間が主任教授選を有利に進める為、全国の病院に公開するデモンストレーションオペを企画し、アメリカから招聘される。

再手術の後、未知子がドクターXではないかと問いかける。


第6話「いらない臓器なんてない! 体の中にいらないものなんてない!」


近藤六助〈62〉

演 - 泉谷しげる


近藤忍の父。「その日が良ければそれでいい」という考え方で酒やギャンブルを好み、近藤からは嫌われている。数週間前に階段から転倒した事で脇腹に外傷を負い、軽度の脾腫を認められたが、肝硬変まで進行していないアルコール性肝炎の影響で、今まで正確な診断が下されてなかった。最後まで近藤の手術を受けたがるも、未知子の「私、失敗しないので。」という言葉に圧倒され、言葉を失う。脾臓全摘が標準術式だったが、未知子の判断により、部分切除に術式変更となる。


第7話「選挙のために手術を利用した…患者を道具にして。手術を舐めるな!」

浅井久恵

演 - 白川由美

厚生労働省医政局長の職に就いている息子を持つ。帝都医大の分院の特定機能病院の称号をなくしたほどの医学権威を持つ。鷹野七起が主任教授選に利用する為、金沢第18分院から転院させて来た、膵臓癌を患う特別患者。主治医である鷹野を深く信頼しており、手術に100%失敗しないと言い切る未知子に対して逆に信頼が置けないと、彼女からの手術依頼を拒否する。鷹野の論文通り、FOLFILINOXでの腫瘍縮小化から、門脈合併切除伴う膵頭十二指腸切除をやる予定だったが、鷹野と馬淵の策により、腫瘍が縮小仕切っていないまま手術を受けることになる。術中、鷹野が腸閉塞で倒れたことからインオペになるが、鷹野の退院後にオペが成功する。


第8話「この世に失敗が許される医者なんていていいの?私は失敗したくないから、自分で切る」

村田九留美〈9〉

演 - 本田望結[73](最終話にも出演)

未知子が高松第24分院近くの漁港で出会った少女。父親のような漁師になりたいと夢見ている[74]。悪性の筋繊維芽細胞腫で同病院に入院中。一度は帝都医大の本院で引き受けたものの、オペは不可能との判断で、再び生まれ故郷の高松に戻されてしまった。

九留美が患う悪性筋繊維芽細胞腫は15cm大の腫瘍が腹部大動脈の直上にあり、上腸間膜動脈、腹腔動脈の根基に腫瘍が巻きつき、その後の検査で膵臓、肝臓、小腸に腫瘍が浸潤し、また、一時的な血流遮断や一時バイパス法などの術式は適用できなかった。手術しなければ余命6か月という診断結果が下る。

村田光代

演 - 奥貫薫(最終話にも出演)

九留美の母。娘の術中死を恐れ手術の同意をためらっていたが、「手術に失敗しないので」と断言する未知子の言葉を信頼していると話す娘の発言を聞き、決断する。

竹本八作

演 - 小林健一

南高松漁港の漁師仲間と酒を酌み交わしている中、胃穿孔の症状で倒れ、偶然通りかかった未知子の処置で高松第24分院に緊急搬送される。

看護師

演 - 小柳友貴美

帝都医科大学付属高松第24分院の看護部の看護師。


第9話「患者さんにとって、オペは最後のチャンス。だからそれに勝ち続けること。それが私の夢。」

蛭間 華子


演 - 藤 真利子

蛭間外科統括部長の妻。教授夫人会「白薔薇会」を取り仕切っている。

蛭間 裕華子


演 - 藤岡 沙也香

蛭間外科統括部長の一人娘。

毒島 隆之介


演 - 伊東 四朗

帝都医科大学付属第三病院・元院長。未知子の父親や晶とは古くからの知り合いでもある。

村田 九留美


演 - 本田 望結[73]

未知子が高松第24分院近くの漁港で出会った、漁師に憧れる少女。悪性の筋繊維芽細胞腫で同病院に入院中。

村田 光代


演 - 奥貫 薫

悪性の筋繊維芽細胞腫で高松第24分院に入院中の少女・九留美の母親。

蜂谷 宗造


演 - 古谷 一行


蛭間と毒島をよく知る人物。


第3期(2014年)



第1話「命は自分のために使えよ」

毒島晴子

演 - 大谷直子


毒島隆之介の妻。

築地二郎

演 - モト冬樹(第2話にも出演)

未知子と神原の行きつけの寿司屋店主。国立高度医療センターの戦略統合外科医局で手術適応外の脳腫瘍で倒れ、サブテンポラールアプローチのオペを受ける。

ボブ・ファースト

演 - ロミオ・トーマス


クルーズ客船船員の息子。


第2話「ロボットより私の手の方が、完璧で確実なので」

風間彰二

演 - 又吉直樹[75]

ハーバード工科大学教授。近い将来、ノーベル物理学賞を受賞すると有力視されている。

築地数也

演 - 細川晴太[76]


二郎の息子。東京数学オリンピックで銀メダルに入賞する。


第3話「命を前に根回しもへったくれもない」

三原雅恵

演 - 岩下志麻[77](特別出演)

日本看護師連合会 会長。看護師の職場環境改善に尽力し、並の医師が抗えられない権力や発言力を持つ。

三原奈々子

演 - 森田彩華[78]

雅恵の孫。


第4話「切りましょうか、私が。私なら完璧に治せますよ」

四方宏(よも ひろし)

演 - 松尾貴史[79]

フリージャーナリスト。国が主導する高度医療センターが最先端医療機関として正しく機能しているのか病に冒された自らの身体で証明してみせると討論番組内で宣言する。甲状腺未分化癌を患っていて、国立高度医療センターに入院する。

アルベルト・サバロッティ

演 - ウォルター・ロバーツ

オペラ歌手。甲状腺癌の為、国立高度医療センターに極秘で入院する。

エージェント

演 - 矢柴俊博

飯山敬一郎

演 - 内田紳一郎

討論番組「激論報道」司会。


第5話「医者の勝ち負けなんてどうでもいいんだって。患者が勝たなきゃ意味ないじゃん」

田中信五

演 - 井上順


談合坂担当の一般病棟患者。右上葉肺腺癌を患っている。

度々、病室を脱走するお騒がせ、未知子を誘拐犯に仕立てる。

未知子に食事をおごる程金を持っていて自分は海老の養殖で設けていると言っていたが、その正体は五十嵐以上の権力を持つ元・政治家で天堂も彼を先生と呼ぶ。

五十嵐裕久

演 - 吉満寛人

経済産業省貿易経済協力局長。日本医療を海外へ輸出する推進派。結腸癌患者。肩書きだけの官僚。


第6話「これ以上は切れない」

六甲貴史

演 - 金子昇


大泉武宏を始め複数の政治家への贈賄容疑で検察からマークされているIT企業社長。城之内博美の高校時代の同級生。ブローカ野に6cm大のグリオブラストーマが発見される。

上原正和

演 - 中脇樹人

東京地検特捜部検察事務官

市川達也

演 - 嶋田久作[80]

東京地検特捜部検事。


第7話「私、勝負してないので」

琴塚七海

演 - 銀粉蝶

吹田と同じ胃体部癌を患い、同日に手術を受けたにも関わらず彼女よりも退院日が遅くなったことに不満を漏らす。

吹田静子

演 - 高林由紀子

同室の琴塚とは同年代で患っている胃体部癌の進行度も同じだった。だが琴塚に比べ予後を見通した術式が甘く、退院時に急変する。


第8話「…待つ」

八田邦夫

演 - 石井一孝[81]

ちひろの父。7年前に家族を捨て蒸発する。母は娘に事故で死亡したと伝えていた。

八田和美

演 - 堀内敬子

ちひろの母。娘と血液型が一致しない為、ドナーにはなれない。

八田ちひろ

演 - 小林星蘭[82]

低酸素血症・右心不全を伴う肺静脈閉塞症を発症し、病状は進行性が強く生体肺移植しか命を救う方法がなかった。


第9話「患者にとって医者は一人。あんたもプロでしょ!」

九重真耶

演 - 菜々緒[83]


パリ・コレクションの出演を控えるスーパーモデル。3年前に腎臓癌を患い、加地による腹腔鏡手術で左腎を摘出する。今回新たに腎がんの骨転移と疑われる脊椎腫瘍を発症する。


第10話「汚い手術はしたくない」

十勝喜子


演 - ジュディ・オング

国会議員。厚生労働省の次期大臣になると噂されている人物。長年の無理がたたり、重度の心筋梗塞と巨大な肝細胞がんを患う。


第11話(最終話)「私はたった一人の大好きな人のオペがしたいんだよ!」

女将

演 - 青木和代

未知子と神原の行きつけの銭湯の女主。未知子に神原がロッカーに預けた物を引き取ってほしいと言う。


スペシャル(2018年)


「復活!!!! 失敗しないハケンの女!黒い巨塔に現れた最強の敵…!? 金沢〜能登…4回転半メダリストの緊急オペ3000万!!」


氷室光二郎

演 - 伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)[84]

フィギュアスケートのメダリスト。CTEPH(慢性血栓塞栓性肺高血圧症)を患っている[85]

赤木源

演 - 青木崇高

金沢のマタギ。

金沢春美

演 - 橋本マナミ[86]

鮨「小春」の女将。

親父

演 - 國本鐘建

屋台の親父。

金次

演 - 山﨑秀樹

金沢のマタギ。

大将

演 - 石住昭彦

鮨「小春」の大将。

赤木草太

演 - 高村佳偉人[87]

源の息子。


第4期(2016年)



第1話「復活!!!!失敗しないハケンの女 生中継オペ1000万!!」

一木淳

演 - 渡辺大知[88]

IT企業「ワンウッドクラウド」社長。脊索腫が見つかり、手術を受ける条件としてオペの生中継を提示する。


第2話「貧乏村長vsセコい国会議員オペ...Wで失敗しないので」

二岡日出夫

演 - 山本圭

山梨県難田郡虹川村村長。村を全国市町村幸福度ランキング一位に導いた、日本一で一番貧しい村長。わがままな一面もあるが、人として尊敬に値する男。自ら清貧に甘んじながら村民のため一心不乱に働いてきた。検査により多発大腸癌が見つかるが、手術を徹底拒否する。

二岡千代子

演 - 星由里子

二岡日出夫の妻。普段は物腰が柔らかいが、ここぞというときにはぴっしゃりとものを言う女性。夫の事を心から愛している。多発大腸癌になった夫を心配し、何としてでも手術を受けさせようとする。

大崎

演 - 大高洋夫

山梨県難田郡虹川村助役。

秘書

演 - 境浩一朗


金本洋二を支える秘書。

日出夫の娘

演 - 白井珠希[89]

二岡日出夫の愛人の娘。今度結婚するらしい。


第3話「20年前の医療ミス!?不倫相手のお腹の秘密」

須山三佐江

演 - 松下由樹

「東帝大学病院」総合外科部長・西園寺猛司の元愛人。銀座の元ホステス。西園寺に胃潰瘍の手術のオペをしてもらい、その後しばらく愛人関係にあった。20年後突然「東帝大学病院」で人間ドックを受け、西園寺がガーゼオーマを犯していた事が発覚するが、後に未知子の検査によりガーゼオーマの下に腹部大動脈瘤が出来ていたことが判明する。


第4話「美人姉妹同時刻オペ!!太る病気の秘密!?」

四葉美麗

演 - 高岡早紀[90]

美人姉妹ユニット「四葉姉妹」の姉。美とプロポーション維持に対するプロ意識が強い。他人にも厳しいが、自分にも厳しい。妹・美音の肥満治療を見守っている。美音が入院する前から別の病院で大腸がんと診断されていたが、妹の為に延命治療を断り、その事も隠し続ける。

四葉美音

演 - 小林きな子

美人姉妹ユニット「四葉姉妹」の妹。昔はぽっちゃり体型だったが、姉の美麗に憧れてダイエットし、モデルデビューした。姉とは違い精神的に弱い。ここ最近になって急に太ってしまい、肥満治療の為に「東帝大学病院」に極秘入院し、原から痩せる為の胃の手術を提案されたが、未知子の判断と検査によって肥満の原因が脳下垂体の腫瘍によるクッシング病によるものであることが判明する。


第5話「派閥争い パワハラ手術も失敗しないので!!」

五島哲夫

演 - 土屋佑壱[90]

患者。進行性膵がんを患っており、他の病院では手の施しようが無かったために東帝大学病院に転院する。

五島翔太

演 - 横山歩[91]

哲夫の息子。


第6話「御意男のクーデター!!メスなき心臓手術!?」

ロック・シュリンプ

演 - 坂元健児[92]

ボストン大学教授。スターキーの腹心。蛭間との対面後に突然倒れ、検査で心房内進展巨大肝細胞がんと診断される。

ジョン・スターキー

演 - イアン・ムーア

ボストン大学教授。海老名に大金を積まれたことで来日し、東帝大学病院の論文盗用問題を丸く収めた。


第7話「音をなくしたピアニストの命とプライド」

七瀬由香

演 - 知英[93]

七尾のアシスタント。高校時代に患ったおたふく風邪が原因で左耳が聴こえない。耳が聴こえない事や時折頭痛を訴えるような仕草を見た未知子の判断と検査により脳腫瘍が見つかる。

七尾貴志

演 - 武田真治[94]

ピアニスト。19歳の時に患った髄膜炎により両耳の聴覚を失っており、未知子を通じて耳の治療を願い出る。

安原邦治

演 - みのすけ

七尾のマネージャー。七尾の事を耳が聴こえないピアニストとして売りに出しており、七尾の耳が聴こえるようになれば商品価値が無くなるとして、彼の治療を断る。


第8話「ウイルス感染…!手術不可能な密室!?」

八乙女悠太

演 - 小西遼生[95]

世間で称される“最後の独身大物アーティスト”。本名は山田大八である。肝臓がんを患っており、「東帝大学病院」に極秘入院する。

河合由美

演 - 宮地雅子

八乙女のマネージャー。


第9話「教授婦人会のドンが送り込んだ患者の罠!?」

九条映美

演 - 中山忍

九条の妻。「慶林婦人会」のメンバー。社交ダンス中に突然倒れ、当初は肺塞栓症と診断されたが、未知子の診断により本当の病名が肺動脈肉腫と判明する。

九条泰介

演 - 矢柴俊博[96]

「慶林大学病院」の外科医。

鮫島治男

演 - 団時朗

「慶林大学病院」の院長。

鮫島律子

演 - 高橋ひとみ

鮫島の妻。「慶林婦人会」の会長。


第10話「母子同時オペ!? わずか25センチの命」

王十希子

演 - 黒木メイサ[97]


王超の妻。王との間に出来た子を妊娠しているが、自身が僧帽弁狭窄症を患っていたことが判明し、それでも王のために自分の命と引き換えに子供を産みたいと出産を希望する。更に検査で胎児の体に腫瘍が見つかったことを知り、今度は未知子を信頼して彼女に子供を助けてほしいと願い出る。


最終話「さらば大門未知子!! さらば友よ…聖夜のオペも失敗しないので」

宅配業者

演 - 古坂大魔王(ピコ太郎)[98]

神原名医紹介所で「I have a pen.」と言って心筋梗塞で倒れる。

レオナルド・スコップ

演 - チャールズ・グラバー

次期大統領候補。膵臓がんを患い、東帝大学病院に極秘入院する。北野を執刀医として、IREナイフを用いた手術を受ける。

ダイアナ

演 - ジェニー・スキッドモア

スコップの妻。妊娠のために東帝大学病院に入院する。


第5期(2017年)



第1話「復活!!!! 失敗しないハケンの女 世界横断オペ2000万」

車田一久

演 - 松澤一之[99]

未知子が乗車した路線バスの運転手。冠動脈瘤を合併した心筋梗塞および、心タンポナーデを患っている。

一色辰雄

演 - 升毅[99]

医療ジャーナリスト。未知子が訪れたとんかつ屋で倒れ、東帝大に運ばれる。志村まどかの不倫相手。

蛭子能収

演 - 蛭子能収[100]

大門が旅先で会った謎の人物。

一色

演 - 赤間麻里子[101]

一色辰雄の妻。夫の不倫相手の志村に平手打ちする。

ジャイケル・マクソン

演 - ブレイク・クロフォード[102]

ボストンハーバード医科大学病院の教授。心臓外科の権威。


第2話「VSゆとり院内盗撮!? 過保護な患者の秘密」

伊東不二子

演 - 中田喜子[103]


伊東亮治の母。進行胆嚢がん肉腫を患っている。伊東亮治が思いついた「肝膵十二指腸同時切除」を受ける。


第3話「VSキレる教授!? セカンドオピニオン失敗しないので」

三鴨寿

演 - 平田満[104]

東帝大学附属第八幼稚園の園長。肺腺がんを患っていて、猪又のもとで化学治療を受けている。自身のがんが化学治療で改善しないことに疑問を抱き、他の病院でセカンドオピニオンを聞きたいと猪又に申し出る。手術中に未知子によって甲状腺オカルト癌であることが発覚する。

健太

演 - 大藤瑛史[105]

芽衣

演 - 後藤由依良[106]


演 - 松本晃大[107]

上記3名は東帝大学附属第八幼稚園の園児。


第4話「外科医を育てる超VIP患者の秘密!?」

内神田四織

演 - 仲里依紗[108]

日本医師倶楽部 会長・内神田景信の前妻の娘を名乗る。重篤な肝臓がんを患っている。婚約相手、森本の執刀を望み、蛭間・副部長三名が異議を唱えるが、結局森本が執刀する。大門が助手につき、さらに二回目のオペの執刀をすることで、残肝を残すことに成功する。しかし手術後、自身は結婚詐欺師で日本医師倶楽部の内神田とは赤の他人だと告白した。


第5話「診断1秒人工知能VS失敗しない野生の勘!?」

五反田五郎〈22〉

演 - 間宮祥太朗[109]

連勝記録を伸ばし続ける天才プロ棋士。AI「マングース」との対局中に倒れ、東帝大に搬送される。病気診断AI「ヒポクラテス」が「脳膿瘍」と診断するが、実は生の豚肉の摂取(日本に限らず、海外でも食べていた)をしていたため、有鉤条虫症による症状であると大門が診断した。


第6話「おしどり夫婦の緊急Wオペ!? 私麻酔もできるので」

六浦良夫

演 - 平泉成

大門と城之内が通う中華料理店「ミカワヤ」の店主。IPMNを発症している。

六浦敦子

演 - 松金よね子

良夫の妻。長期透析中に腎癌を発症した。

瓜田慎吾

演 - 今野浩喜

麻酔科医。猪又からは「ウリ坊」と呼ばれている。猪又に寄り添って出世の道を歩もうと画策していたが、猪又に付き従ったために彼と共に患者の手術を放棄してしまうという失態を犯す。後にその事を棚に上げて神原の前で城之内の悪口を言ったことでそれに激怒した神原に責められ、更に神原から「手術を途中放棄した外科医と麻酔科医の件報告されますか?」という脅しの元で口止めを優先した猪又から切り捨てられ、解雇された。

玉城

演 - 九十九一

猪又の手術を受けた政治家。


第7話「日米女医対決!! オペ室の中心で愛を叫ぶ」

ナナーシャ・ナジンスキー

演 - シャーロット・ケイト・フォックス

アメリカ人の元外科教授で、原の元恋人。アメリカン・メディカル・クラブ副会長の令嬢でもある。原に会いに来日するが、手の震えを目にしたことや外科医を辞める前に単純な医療ミスを起こしていたことを知った未知子の診断により運動野に脳腫瘍が出来ていたことが判明する。

内神田小百合

演 - 戸田菜穂

内神田の妻。父は元東帝大学医学部長。ペットである犬の手術を東帝大を通じて未知子に依頼する。後日、東帝大を訪れ、蛭間と夫人である華子に従妹の萌々花のお見合い写真を見せながらいい相手を紹介してほしいと告げる。

萌々香

演 - 小飯塚貴世江

内神田小百合の従妹。紹介された原とお見合いをするが、彼が元彼女と再会する場面を見るや否や泣き出してしまう。


第8話「命懸けの内部告発!? 最強黒幕の秘密…」

八雲拓哉

演 - 林家正蔵

元厚生労働大臣秘書官。根治手術が不可能と言われる肝外発育型肝細胞がんを患う。死ぬ前に正義を貫こうと厚労省を敵に回す事実をマスコミに告発する。しかし、手術が成功した途端、余生が惜しくなり告発した事実は記憶違いだったと謝罪した。


第9話 「最終章〜失敗しないハケンの女倒れる…!?」

九重遥

演 - 井本彩花[110]

博美の娘も通っていたバレエ教室の生徒。選考会を目前に控える中で足の痛みに悩んでおり、当初は主治医の木元から原因が余分な骨が炎症を起こす有痛性外脛骨と診断されたが、それを不審に思った未知子の診断により本当の原因が舟状骨骨折であることが判明する。完治するまで二回の手術が必要となる為に本来は選考会を辞退しないといけない状態であったが、未知子から自身の骨で作ったネジを使って一回の手術で終えるという方法を提案される。

九重比佐子

演 - 原沙知絵

遥の母。城之内のママ友。過去に父(遥の祖父)である節郎からある夢やある人(遥の父)との結婚を反対され、その反発から父と距離を置いていた。

九重節郎

演 - 大友康平

比佐子の父、遥の祖父。元町工場社長で現在は引退し、年金暮らしである。過去のいざこざから娘である比佐子に反発されて距離を置かれていたが、それでも孫娘である遥の足の痛みを心配し、娘には無断で遥を東帝大に受診させる。

木元博司

演 - きたろう

東帝大学病院 整形外科医。遥の主治医。初診で遥の足の痛みの原因が「有痛性外脛骨」と誤診をしてしまい、結局は本当の原因を突き止めた未知子によってそれを指摘されてしまう。


スタッフ


  • 脚本 - 中園ミホ / 林誠人(第2期 - )、寺田敏雄(第2期 - ) / 武井彩(第2期) / 香坂隆史(第4期 - ) / 宇田学(第4期)

  • 音楽 - 沢田完

  • 演出 - 田村直己、松田秀知 / 山田勇人(第3期・第5期)

  • ナレーション - 田口トモロヲ[111]

  • 監督補 - 松川嵩史

  • 助監督 - 山田勇人 / 渋谷英史、黒川未希、上田迅(第1期)

  • 音響効果 - 谷川義春(第1期・第2期) / 高木秀和(第3期)

  • 特殊造形 - 松井祐一 / 相蘇敬介(第3期)

  • 医療美術 - 井口浩

  • CG - 石原太郎 / 渡辺大輔(第3期)

  • 映像CG - 小林宏嗣(第1期)

  • VFX - 古家大悟(第2期) / 山本貴歳(第3期)

  • 手術映像協力 - グラフィティ

  • 映像監修 - 松本英之

  • 医療監修 - 森田豊

  • 外科監修・指導 - 新村核

  • 外科指導 - 本橋英明 / 木村憲幸、関谷武司、湯澤美季(第1期)

  • 麻酔科取材協力 - 筒井冨美(第1期)

  • 外科協力 - 松尾成吾(第2期 - 第3期)

  • 外科指導・外科協力 - 益原大志(第2期・第3期)

  • 整形外科協力 - 土屋弘行(第2期・第3期)

  • 症例監修 - 加藤友朗[112](第2期)

  • 心臓血管外科協力 - 益原大志、澤芳樹(第3期)

  • 手術支援ロボット協力 - 川嶋健嗣、菅野貴皓(第3期)

  • 画像協力 - 吉田昭三、茨木保(第3期)

  • 看護指導 - 石田喜代美

  • ダンス指導 - TETSU、AI(第1期)

  • 振付 - あさづきかなみ(第2期) / 熊谷珠美(第3期)

  • 麻雀指導 - 七字幸久

  • 卓球指導 - 東京テーブルテニスクラブ(第3期)

  • 方言指導 - 塩山誠司(SP)

  • 企画協力 - 古賀誠一(オスカープロモーション)

  • ゼネラルプロデューサー - 内山聖子

  • プロデューサー
    • テレビ朝日 - 大江達樹(第1期・第2期・第4期 - )、西河喜美子(第1期 - 第3期)、峰島あゆみ(第3期・スペシャル)、都築歩(スペシャル・第4期 - )

    • ザ・ワークス - 霜田一寿(第1期 - )、池田禎子(第1期・第2期・第4期 - )、大垣一穂(第1期 - )、菊地裕幸(第3期・スペシャル)


  • プロデューサー補 - 高橋優子 / 峰島あゆみ(第1期・第2期) / 伊藤悠祐(第3期)

  • 制作協力 - ザ・ワークス

  • 制作著作 - テレビ朝日


放送日程



第1期



  • 2012年10月18日 - 12月13日、全8話。

  • 初回・最終回は15分拡大(21:00 - 22:09)。



  • 平均視聴率 19.1%(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)

  • 初回視聴率は18.6%で、米倉が同枠で主演したドラマの初回視聴率としては自己最高となり、瞬間最高視聴率は24.6%を記録した(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)[114]

  • 11月1日は『コナミ日本シリーズ2012・第5戦 日本ハム×巨人』中継のため休止。

  • 最終回視聴率は2012年の民放ドラマでは最高の24.4%で、瞬間最高視聴率は29.8%を記録した(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)。また、同枠で『熟年離婚』の最終回の記録(21.4%〈ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム〉)を抜いて歴代最高となった[115]。なおこの最終回は、2012年12月31日放送の『お願い!ランキング』年またぎスペシャル(21:00 - 2013年1月1日1:30)でも放送、番組内では大門と毒島院長がCGアニメキャラ(声は米倉と伊東がそれぞれ担当)になって登場し、解説を行った。

  • 台湾でも好評を博し、2012年に台湾で放送された日本のドラマ作品45タイトルのうち、平均視聴率・最高視聴率ともに第1位を獲得[116]


第2期



  • 2013年10月17日 - 12月19日、全9話。

  • 初回は15分拡大(21:00 - 22:09)。

  • 最終回は30分拡大(21:00 - 22:24)の上、前座番組『ドクターX最終回直前特別編』(20:51 - 21:00。テレビ朝日他一部地域を除き、20:54飛び乗り)も別途放送。



  • 平均視聴率 23.0%(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)

  • 初回視聴率は22.8%で、2013年に放送された連続ドラマの初回としてはガリレオ 第2シリーズを抜いて最高視聴率となった(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)[118]。また同枠の初回視聴率でも史上最高となった[119]

  • 2013年12月5日は『フィギュアスケートグランプリファイナル』中継のため、休止。

  • 最終回視聴率は26.9%で、瞬間最高視聴率は31.4%を記録し、2012年の民放連続ドラマで獲得した前作の最終回の記録の24.4%を抜いて歴代最高となった。平均視聴率は23.0%で前作での19.1%をも上回った(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)[120]


第3期



  • 2014年10月9日 - 12月18日、全11話。

  • 初回・第2話は15分拡大(21:00 - 22:09)。



  • 平均視聴率 22.9%(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)

  • 最終回視聴率は2014年の民放ドラマでは最高の27.4%で、瞬間最高視聴率は31.3%を記録した(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)[121]。同枠の視聴率で史上最高となった[122]

  • 平均視聴率も同じ中園ミホが脚本を担当したNHK連続テレビ小説『花子とアン』の期間平均22.6%を上回り、2014年に放送された全ドラマで第1位を獲得[121]


スペシャル


  • 日曜21:00 - 23:10(『日曜エンタ』枠)で放送。このスペシャルは同枠における歴代最高視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)を記録した回でもある。『ドクターX』(4シリーズとも)をはじめテレビ朝日版『木曜ドラマ』の遅れネット局である、日本テレビ系列とのクロスネット局福井放送では本来の系列の番組の同時ネット優先により、『日曜エンタ』が非ネットであることから、放送されない。

  • 視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。


第4期



  • 2016年10月13日 - 12月22日、全11話。

  • 初回・第2話・最終話は15分拡大(21:00 - 22:09)。

  • 第3話は『SMBC日本シリーズ2016・第5戦』中継(18:03 - 21:50。53分延長)のため[注 32]、50分繰り下げ(21:50 - 22:44)。



  • 平均視聴率 21.5%(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)


第5期



  • 2017年10月12日 - 12月14日、全10話。

  • 初回・第2話・第9話は15分拡大(21:00 - 22:09)。

  • 最終回は20分拡大(21:00 - 22:14)。



  • 平均視聴率 20.9%(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)


ドクターXスペシャル~復刻版~


  • 日曜21:00 - 23:14(『日曜プライム』枠)で放送。

  • 視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。


主題歌



第1期



Superfly「Force」

作詞 - 越智志帆、作曲 - 多保孝一、編曲 - 蔦谷好位置


第2期


Superfly「Bi-Li-Li Emotion」

作詞 - 越智志帆 / 作曲 - 多保孝一 / 編曲 - 蔦谷好位置


第3期


Superfly「愛をからだに吹き込んで」

作詞 - いしわたり淳治 / 作曲 - Tomoya.S、越智志帆 / 編曲 - 蔦谷好位置


第4期


Superfly「99」

作詞 - jam / 作曲 - Tomoya.S / 編曲 - 蔦谷好位置


第5期


Superfly「Force -Orchestra Ver.-」

作詞 - 越智志帆、作曲 - 多保孝一

Superfly「ユニゾン」

作曲 - Tomoya.S


ドクターY〜外科医・加地秀樹〜


ドクターY〜外科医・加地秀樹〜』(ドクターワイ げかい かじひでき)は、2016年9月29日から11月3日にかけて、auビデオパスとテレ朝動画で配信開始され、同年12月16日23:15 - 翌0:15に先述した配信のダイジェスト版が放送された。主演は勝村政信。本作は本編ドラマの第4シリーズの放送に合わせた企画で、ドクターXシリーズで初のスピンオフドラマである[126]。舞台は加地が勤務する「帝都医科大学付属大洗第八分院」[127]。第2シリーズは山奥の「穂野倉病院」を舞台に、2017年9月26日から10月31日にかけてauビデオパス、Amazonプライム・ビデオ、テレ朝動画で配信され、同年12月9日の『スペシャルサタデー第3部』(15:15 - 16:25、関東ローカル)に先述した配信のダイジェスト版が放送された。第3シリーズは2018年9月15日からKDDIビデオパスとテレ朝動画で配信されている。



キャスト(ドクターY)



主人公(ドクターY)


加地秀樹

演 - 勝村政信[128]

帝都医科大学付属大洗第八分院 外科医(第1期) → 穂野倉病院(第2期) → 帝都医科大学付属静岡第11分院(第3期)。

東帝大学病院から移動してくる。


帝都医科大学付属大洗第八分院


岬健太

演 - 三浦貴大[127](第1期)

帝都医科大学付属大洗第八分院 外科医。ゆとり世代の新米外科医。実家は小児科。

加地の謝礼で患者の格差をつけるのを反対する。

鳴海哲平

演 - 飯田基祐(第1期)

帝都医科大学付属大洗第八分院 外科医。

小島絵美

演 - 宍戸美和公(第1期)

帝都医科大学付属大洗第八分院 看護師長。

磯野康介

演 - 伊東孝明(第1期)

帝都医科大学付属大洗第八分院 麻酔科医。

沖田良純

演 - 佐戸井けん太(第1期)

帝都医科大学付属大洗第八分院 院長。

神原の後輩。


穂野倉病院


中田和真〈26〉

演 - 堀井新太[129](第2期)

穂野倉病院 看護師。

清水怜子〈23〉

演 - 飯豊まりえ[129](第2期)

穂野倉病院 看護師。

黒沢清江〈44〉

演 - 野口かおる(第2期)

穂野倉病院 看護師。

横溝正一〈58〉

演 - 岩松了(第2期)

穂野倉病院 院長。


帝都医科大学付属静岡第11分院


富士宮小百合〈43〉

演 - りょう(第3期)

帝都医科大学付属静岡第11分院 放射線科教授。


鶴田匠〈43〉

演 - 野間口徹

帝都医科大学付属静岡第11分院総合外科 外科医。

三島三平〈35〉

演 - 窪塚俊介(第3期)

帝都医科大学付属静岡第11分院 外科医。

戸田久志〈28〉

演 - 宇野結也(第3期)

帝都医科大学付属静岡第11分院 外科医。

掛川正文

演 ‐ 河野洋一郎(第3期)

藤枝英二郎

演 ‐ 髙橋洋(第3期)

熱海正人〈59〉

演 - 堀部圭亮(第3期)

帝都医科大学付属静岡第11分院 副院長。

伊東修一〈64〉

演 - 小野武彦(第3期)

帝都医科大学付属静岡第11分院 院長。


その他


三船遙香

演 - 宮脇咲良(HKT48・AKB48)[127](第1期)


三船勝之の娘。音大生。虫垂炎になり帝都医科大学付属大洗第八分院に入院する。

田波茂男

演 - 村松利史(第1期)

道端で喉に飴を詰まらせて苦しんでいたところを加地に助けられる。

田波葉子

演 - 立石涼子(第1期)

茂男の妻。

水木茂治〈45〉

演 - 星田英利(第2期)

ほのくら信用金庫の強盗事件の逃走犯。無職。

四谷佳矢子〈25〉

演 - 堀田茜[130](第2期)

ゴシップ誌「月刊実話スペクタクル」の記者。

小夜子〈8〉

演 - 稲垣来泉(第2期)

謎の少女。

京極冬彦〈62〉

演 - 徳井優(第2期)

穂野倉病院の中年患者。

金谷久美子〈25〉

演 - 曽田茉莉江(第3期)

静岡医療機器の社長秘書。

焼津順子

演 ‐ 渡辺杉枝(第3期)

清水権蔵〈62〉

演 - 佐藤B作(第3期)

静岡医療機器の社長。


特別出演


大門未知子

演 - 米倉涼子

神原名医紹介所所属のフリーランス外科医。

神原晶

演 - 岸部一徳

神原名医紹介所 所長。

原守

演 - 鈴木浩介(第1期)

国立高度医療センター金沢分院 外科医。

北野亨

演 - 滝藤賢一[131](第2期)

王超国際クリニック 外科医。

海老名敬

演 - 遠藤憲一(第3期)

東帝大学病院 外科副部長。


スタッフ(ドクターY)


  • 脚本 - 阿相クミコ(第1期)、小峯裕之(第2期)、林誠人(第3期)

  • 音楽 - 沢田完

  • ナレーション - 田口トモロヲ

  • 演出 - 山田勇人(ザ・ワークス)

  • ゼネラルプロデューサー - 内山聖子(テレビ朝日)

  • プロデューサー
    • テレビ朝日 - 大江達樹、都築歩、織田笑里(第1期)、稲葉真希子(第2期・第3期)、峰島あゆみ(第3期)

    • ザ・ワークス - 池田禎子、大垣一穂(第1期・第3期)、高橋優子(第2期)


  • 制作協力 - ザ・ワークス

  • 制作著作 - テレビ朝日


配信日程(ドクターY)



第1期



  • 2016年9月29日 - 11月3日、全6話


  • auビデオパス、テレ朝動画で配信限定のスピンオフドラマ。



第2期



  • 2017年9月26日 - 10月31日、全6話


  • auビデオパス、Amazonプライム・ビデオ、テレ朝動画で配信。



第3期



  • 2018年9月15日 - 9月29日、全6話

  • KDDIビデオパス、テレ朝動画で配信。


放送日程(ドクターY)



第1期


  • 2016年12月16日(金)23:15 - 翌0:15
    • 第1シリーズ配信のダイジェスト版を1回で放送。通常時の『金曜ナイトドラマ』枠の時差ネット2局では当該枠の放送時間帯に放送。『ドクターX』(4シリーズとも)をはじめテレビ朝日版『木曜ドラマ』の遅れネット局である、日本テレビ系列とのクロスネット局福井放送では放送されない。


第2期


  • 2017年12月9日(土)15:15 - 16:25
    • 第2シリーズ配信のダイジェスト版を1回で放送。『スペシャルサタデー第3部』枠の「最終回直前!ドクターX大感謝祭」にて放送。


第3期


  • 2018年10月5日(金)23:15 - 翌0;15
    • 第3シリーズ配信のダイジェスト版を「ドクターY 外科医・加地秀樹〜遙かなる教授選〜」の題で1回で放送。


エピソード


  • 医療バサミの独特の受け取り方、オペ後に患者さんの肩に手を置くのは、米倉涼子の発案。また、オペの後にコップ1杯分のガムシロップを一気に飲むのも、米倉涼子が、オペの後は甘いものが欲しくなるというドクターの話を参考に考えたものである[5]

  • 実際のオペでは、電気メスなどを使用すると煙が出るので、リアリティーを追求するため、実際に豚肉や鶏肉を焼いているという撮影秘話を米倉涼子が明かしている[5]

  • オペシーンの手元は、専門家が吹き替えるのが一般的だが、このドラマでは、米倉涼子が演じている[5]

  • 内山聖子ゼネラルプロデューサーは、「ドラマはフィクションですが、ファンタジーには絶対にしない」と述べている。また、医療監修を務める森田豊は、「ドラマなので完全にリアルである必要はありませんが、絶対にありえないことが起こってはいけない。現実的にありうる病例や治療法、術式などについて論文や台本を徹底的に検討します。」と述べている[132]


  • 2018年10月期放映の日本テレビ系ドラマ『獣になれない私たち』の第2話では、本作のパロディ的なセリフがある。


続編や映画化について


第2シーズンの際に、テレビ朝日の内山聖子ゼネラルプロデューサーはインタビューでこの人気ドラマの第3期続編や映画化について問われ、「いたしません(笑い)。でも、私も上から命令されたら『御意』と言わざるを得ないのかも……」と答えたという[133]


しかし、後に第3シーズンが放送決定となり、それについて米倉は「自分が出演するドラマであまりシーズンを重ねるのが苦手なこともあり、『ドクターX』も本当は去年の第2シーズンで終わりにするつもりでした」「有難いことに、“もう一度やってほしい”というお声をたくさん頂いたんです」と言い、「“今回(第3シーズン)は未知子にとって最終決戦!第4シーズンはいたしません”というつもりで、全力を出し切って臨みます」と語った[134]


2017年10月から、第5シリーズが放送されることが7月19日に明らかになった。また、今回放送される第5シリーズと過去に放送された全4シリーズが、日本を除く世界の約200以上の国と地域で配信されることも発表された。9月(最新作は10月中旬以降)より配信開始がなされた[135]



受賞歴



  • 東京ドラマアウォード2013連続ドラマ部門優秀賞[136]

  • 第31回向田邦子賞(中園ミホ)


  • エランドール賞プロデューサー奨励賞受賞(内山聖子)


DVD・ブルーレイ


  • 「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」 DVD-BOX、2013年3月20日発売。

  • 「ドクターX〜外科医・大門未知子〜 2」 DVD-BOX、2014年3月19日発売。

  • 「ドクターX〜外科医・大門未知子〜 3」 DVD-BOX、2015年3月18日発売。

  • 「ドクターX〜外科医・大門未知子〜 スペシャル」 DVD、2016年9月28日発売。

  • 「ドクターX〜外科医・大門未知子〜 スペシャル」 Blu-ray、2016年9月28日発売。

  • 「ドクターX〜外科医・大門未知子〜 4」 DVD-BOX、2017年3月15日発売。

※ 「ドクターY〜外科医・加地秀樹〜完全版」配信された全6話をすべて収録。
  • 「ドクターX〜外科医・大門未知子〜 5」 DVD-BOX、2018年3月7日発売。

  • 「ドクターX〜外科医・大門未知子〜 5」 Blu-ray-BOX、2018年3月7日発売。


注釈



  1. ^ abc第2期第1話エピソードより。


  2. ^ 第5期第6話エピソードより。


  3. ^ 第1期第1話エピソードより。


  4. ^ 第3期第6話では「契約金を倍額にする」という申し出があったが、どのように金が動いたかは不明。


  5. ^ しかし、第1シリーズで鳥居に酒の乾杯を進められた際に応じている。


  6. ^ 博美本人の弁では「円満離婚」。


  7. ^ 第3期第10話の時点で、すでに未知子の借金は返済済みであったが、その後も高額な「代金(未知子・博美の「バイト代」等)」を病院側に請求し続けているのは、「未知子の為に、最新設備の整った外科病院の建設」という目的があった。だが真の目的は未知子には伝わらず、金を持ち逃げしたと誤解している未知子と一時的にではあるが喧嘩別れをした。


  8. ^ 仮に神原がこの手術に失敗した場合、神原は患者であるマフィアの関係者に殺される可能性が高かった。


  9. ^ 第4期・第5期は看護師「与野華子」役で出演。


  10. ^ 第2期第6話・第7話エピソードより。


  11. ^ 第4期は看護師「戸田結衣」役で出演。


  12. ^ 第2期第1・6話エピソードより。

  13. ^ ab第2期第7話エピソードより。

  14. ^ ab第2期最終話エピソードより。


  15. ^ 第3期第3話エピソードより。


  16. ^ 第3期第2話エピソードより。


  17. ^ 第3期第5話エピソードより。


  18. ^ 「世界初の症例」となる手術では、未知子を第一助手に指名して(半ば強引に)共同で手術を行い、その手術を「富士川術式」と銘打っているが、実際には「難しいところは未知子に任せて、それ以外は自分で執刀する」という、いわゆる「良いトコ取り」の形を取っている。


  19. ^ 第3期第10話エピソードより。


  20. ^ 白木自身も、天堂に惚れている節があり、それ?を未知子に指摘される度に、恥ずかしそうに「もったいのうございます」等と答えている。


  21. ^ 十勝の手術後に容態が急変した際には富士川に責任を擦り付けられ、「天堂総長の名誉を汚してしまった」としてその屈辱的な仕打ちを甘んじて受け入れ、辞職を決意する。未知子の説得に対しても「もう決めたことですから」と拒否していたが、後輩の看護師達の必死の説得により思い留まった。


  22. ^ 第3期第1話エピソードより。


  23. ^ 未知子による命名(第2期第1話エピソードより)。


  24. ^ 結局は海老名と鳥井、蛭間に乗せられる形で自分の手柄にすると申し出てしまう。

  25. ^ ab第2期第8話エピソードより。


  26. ^ 因みに、蛭間は原と共にナナーシャの手術に携わった未知子・森本・西山も解雇し、更には晶からの請求を拒否しようとしていたが、同様の理由により撤回した。


  27. ^ この時、未知子からは準備が万全ではない状態で手術を行った事を指摘され、また、自身の「医者でも(手術を)失敗することはある」という発言についても「(手術を)失敗された患者に次(の機会)は無い。だからこそ、医者は失敗してはいけない」と反論された。


  28. ^ 第2期は看護師「辺見たか子」役で出演。


  29. ^ 第1期は看護師「高瀬洋美」役で出演。


  30. ^ しかし、この時カルテが自身のものだとは明かしておらず、蛭間も最初は知らなかったが、結局は薄々気付くこととなる。


  31. ^ 尚、岸本は第一期第7話に鳥井 七々子として、2016年スペシャルに一ノ瀬愛子としてそれぞれ出演している。


  32. ^ この日のみ日本シリーズは30分前倒しで試合開始。


  33. ^ 脚本協力:林誠人





出典




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