天宙平和連合
天宙平和連合(てんちゅうへいわれんごう)は世界平和統一家庭連合(統一教会)系のNGO(非政府組織)。英名は“Universal Peace Federation”(UPF)。
2005年9月12日に創設。提唱者および総裁は統一教会の教祖、文鮮明とその妻の韓鶴子。日本の会長は韓国統一教会の古参幹部、劉大行(ユ・テーヘン)と統一教会の日本会長を務める大塚克己。顧問は同じく元日本統一教会会長の小山田秀生。
目次
1 概要
2 世界平和統一家庭連合との関係
3 来歴
4 脚注
5 参考文献
6 関連項目
7 外部リンク
概要
統一教会の教祖、文鮮明は1990年代後半、国連を二院制とする改革案を提唱。人間に例えて、心の立場にある世界の宗教者指導者らが体の立場にある各国の政治家を精神的に指導をすべきだとした。 1999年 2月6日、「上院」となる「超宗教議会」設置のために、韓国 ソウルで「世界平和超宗教超国家連合」(IIFWP)を創設。2005年9月12日、国連の下院作りのため、「グローバルガバナンスのモデル機構」、「アベル[1]国連(UN)」として、「天宙平和連合」を創設した。機関紙として月刊ニューズレター「平和大使」を発行。
世界平和統一家庭連合との関係
天宙平和連合は統一教会の新たなダミー団体[2]という批判があり、2006年、次期総理が確実視されていた当時の安倍晋三を初めとする国会議員が「合同結婚式」が行われた統一教会のダミー団体に祝電を送ったとして物議をかもした[3]。
統一教会の広報は「天宙平和連合は同連合固有の目的を有して社会活動をしているのであって、当法人と別個の組織・団体であり、ダミー団体などではありません」としており、当該大会において統一教会が「合同結婚式」を主催したという記事は誤報であると説明した[4]。
来歴
- 2005年
- 9月12日 天宙平和連合を創設。
- 10月3日 - 14日 韓国ソウル市、東京など日本の主要都市やなどで記念大会を開催。
脚注
^ アベルとは旧約聖書に出てくるアダムとイブの次男でカインの弟。統一教会ではより神に近い側をアベル側、アベル的などと表現し、より悪魔に近い側をカイン側、カイン的と表現する。ここでは「天宙平和連合」を既存の国連より、より神側に近い国連と定義づけているということ。
^ 小坂憲次、中川秀直、上田清司、村井嘉浩への公開質問状
^ 統一協会の集団結婚・大会 安倍長官らが祝電『しんぶん赤旗』2006年6月13日、共同通信 2006年6月19日付、時事通信 2006年6月19日付、『毎日新聞』2006年6月19日付、『読売新聞』2006年6月20日付、『朝日新聞』2006年6月20日付、『アサヒ芸能』2006年6月29日、『夕刊フジ』2006年6月20日付、『週刊朝日』2006年6月30日号、『週刊現代』2006年9月30日号、『FLASH』2006年7月4日号
^ 週刊誌「アサヒ芸能」2006年6月29日特大号に対する抗議及び謝罪・訂正要求 2006年7月3日(「世界平和統一家庭連合」公式ウェブサイト)
参考文献
- 天宙平和連合(編)『天宙平和王国時代宣布の御言』 光言社 2006年5月 ISBN:9784876563104 (4876563101)
関連項目
- 世界平和統一家庭連合
- 韓鶴子
外部リンク
天宙平和連合・世界平和超宗教超国家連合 (公式ウェブサイト)- 統一教会公式サイト
- 世界基督教統一神霊協会
- 天宙清平修錬苑
|