日本シナリオ作家協会

Multi tool use
略称 | シナリオ作協 |
---|---|
設立年 | 1965年 |
種類 | 中小企業等協同組合 |
法人番号 | 3010405002174 |
地位 | 中小企業等協同組合法 |
目的 | シナリオの著作権擁護、シナリオ作家の育成及び表彰・顕彰 他 |
本部 | 東京都港区赤坂5丁目4番16号シナリオ会館内 |
座標 | 北緯35度40分15.9秒 東経139度44分5.6秒 / 北緯35.671083度 東経139.734889度 / 35.671083; 139.734889座標: 北緯35度40分15.9秒 東経139度44分5.6秒 / 北緯35.671083度 東経139.734889度 / 35.671083; 139.734889 |
貢献地域 | ![]() |
理事長 | 加藤 正人 |
ウェブサイト | http://www.j-writersguild.org/ |
協同組合日本シナリオ作家協会(にほんシナリオさっかきょうかい、英: Japan Writers Guild)は、日本の脚本家の組織する事業協同組合である。略称シナリオ作協。
理事長は加藤正人(2015年 - )。
これとは別団体として「一般社団法人シナリオ作家協会」があり、教育・出版を行なう。略歴節を参照の事。
目次
1 略歴
2 事業内容
3 会員資格
4 組織
4.1 本部
4.2 役員構成
4.3 歴代理事長
4.4 委員会
5 声明
6 ビブリオグラフィ
7 関連項目
8 脚注
9 外部リンク
略歴
1936年(昭和11年)11月11日、関東地区で任意団体「シャッポーの会」を設立する。
1937年(昭和12年)1月15日、関西地区で任意団体「関西シナリオ作家クラブ」設立する。同年8月5日、両団体が合流し、全国組織の任意団体「日本映画作家協会」を設立する。
1949年(昭和24年)月刊「シナリオ」誌を同年10月号より同協会の機関誌とする。
1950年(昭和25年)12月14日、文部省の認可を得て社団法人となり、「社団法人シナリオ作家協会」を設立する。
1965年(昭和40年)6月26日、通商産業省の認可を得て協同組合となり、「協同組合日本シナリオ作家協会」を設立する。社団法人は教育・出版を行なう団体として存続。
事業内容
組合員の作品の使用に関する斡旋、原稿用紙など消耗品の共同購買、経済的地位改善のための団体協約の締結、事業に関する経営および技術の改善向上、または組合事業に関する知識の普及を図るための教育・情報の提供、文芸美術国民健康保険・団体生命保険等の福利厚生に関する事業を行い、シナリオ作家から公衆送信権・上映権・複製権・頒布権等について信託を受け映画・放送著作物の著作権に関する管理事業、利用者に許諾を与えるとともに、使用料の徴収・分配業務を行っている。
- 1957年(昭和32年)に「シナリオ研究所」を開設。学生運動による閉鎖を経て、1983年(昭和58年)より「シナリオ講座」を開講し、脚本家の育成を行っている。
- 1949年度(昭和24年度)よりその年度を代表するシナリオとして10作品を「年鑑代表シナリオ」として選定している。第21回(1969年度)までは回数を表示しているが、1970年度以降は年度表記のみで回数を表記していない。
会員資格
映像作品のシナリオライターの団体である点で日本脚本家連盟と類似し、実際双方に加入する会員も多いが、入会資格として「映画化された劇場用映画シナリオ1本以上、又は放映されたテレビドラマのシナリオ合計2時間以上」の執筆経験を要求し、構成作家専業者の入会を認めていないことが、シナリオ作協の一つの特色となっている。
組織
本部
- 所在地:東京都港区赤坂5丁目4番16号 シナリオ会館内
役員構成
- 理事長、副理事長、専務理事、常務理事、理事、監事[1]。
歴代理事長
八住利雄(1965年 - 1968年)
橋本忍(1968年 - 1970年)
片岡薫(1970年 - 1972年)
新藤兼人(1972年 - 1982年)- 八住利雄(1982年 - 1991年)
山内久(1991年 - 1997年)- 新藤兼人(1997年 - 2001年)
- 山内久(2001年 - 2005年)
- 西岡琢也(2005年 - 2015年 )
- 加藤正人(2015年 - )
委員会
- 著作権部会(著作権委員会)
- 教育文化部会(人材育成委員会、出版委員会、総務委員会、組織強化委員会)
声明
2009年、映画『アマルフィ 女神の報酬』の脚本クレジットを無記名で公開した事に対し、製作したフジテレビに「脚本家軽視の疑いがあり、これは前代未聞の異常事態」として声明を発表、抗議を申し入れた[2](その後、日本放送作家協会からも同様の声明が発表された[3])。一応フジテレビ映画事業局長の亀山千広名義で回答はあったが、不審な点があり、製作者を招いた対談の形で、事の経緯を問いただされた[4]。このやりとりの模様は作協ニュースにまとめられ、月刊シナリオ11月号に掲載された。
ビブリオグラフィ
すべて発行元は社団法人シナリオ作家協会である。
- 『八木保太郎 - 人とシナリオ』、八木保太郎、1989年
- 『井手雅人 - 人とシナリオ』、井手雅人、1991年
- 『八住利雄 - 人とシナリオ』、八住利雄、1992年 ISBN 4915048039
- 『野田高梧 - 人とシナリオ』、野田高梧、1993年 ISBN 4915048047
- 『橋本忍 - 人とシナリオ』、橋本忍、1994年 ISBN 4915048055
- 『水木洋子 - 人とシナリオ』、水木洋子、1995年 ISBN 4915048063
- 『新藤兼人 - 人としなりお』、新藤兼人、1996年 ISBN 4915048071
- 『鈴木尚之 - 人とシナリオ』、鈴木尚之、1998年 ISBN 491504808X
- 『菊島隆三 - 人とシナリオ』、菊島隆三、1999年 ISBN 4915048098
- 『田村孟 - 人とシナリオ』、田村孟、2001年 ISBN 491504811X
- 『山内久 - 人とシナリオ』、山内久、2003年 ISBN 4915048101
- 『笠原和夫 - 人とシナリオ』、笠原和夫、2003年 ISBN 4915048128
関連項目
シナリオ (雑誌) - 機関誌。- 日本脚本家連盟
- 日本映画製作者連盟
- 日本シナリオ大賞
脚注
^ 協同組合日本シナリオ作家協会・役員名簿 (2017年6月~2019年5月) - 日本シナリオ作家協会
^ 朝日新聞『「脚本家名ない」作家協会が抗議 映画「アマルフィ」』2009年7月21日
^ 映画『アマルフィ女神の報酬』の「脚本」クレジット不表示公開に関する声明社団法人・日本放送作家協会
^ 詳しくは『アマルフィ 女神の報酬』の項の「脚本」クレジット不表示公開を参照
外部リンク
協同組合日本シナリオ作家協会 - 公式サイト
社団法人シナリオ作家協会 - 社団法人の公式サイト。こちらには「日本」は付かない。
日本シナリオ作家協会 - IMDbPro(英語) (要会員登録)
Yq lXp,g xSD,sYQJMIO