ラムノース





















L-ラムノース





識別情報

CAS登録番号

10485-94-6

PubChem

19233

ChemSpider

18150

日化辞番号

J8.185J




特性

化学式
C6H12O5

モル質量
164.16 g/mol
精密質量
164.068473
外観
無色固体

融点

91-93 °C(一水和物)


出典
[1]
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ラムノース (rhamnose, Rham) は、天然に存在するデオキシ糖の一種である。L-マンノースの 6位のヒドロキシ基が水素原子に置き換わった構造を持ち、メチルペントース、あるいはデオキシヘキソースに分類される。D体、L体のエナンチオマー、α体、β体のアノマーが知られ、天然には L体が見られる。ほとんどの糖について天然型が D体である中で、このラムノースは例外的である。同様に L体が天然に存在する糖として、フコース、アラビノースが挙げられる。


L-ラムノースはクロウメモドキ科クロウメモドキ属(英語版)Rhamnus)の植物や、Toxicodendron vernix(英語版)(通称ポイズン・スマック、ウルシ科ウルシ属の植物の一種)から単離される。他の植物の中にも、グリコシドの形(ラムノシド)で見られる。


再結晶の条件により、α体、β体を作り分けることができるが、溶液状態、あるいは吸湿によっても変旋光を起こす。



脚注




  1. ^ Merck Index, 11th Edition, 8171.



関連項目



  • シクロアワオドリン(L-ラムノースで構成された環状オリゴ糖)

  • ガラクトース結合性レクチンドメイン


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