長図線
長図線 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 長圖鐵路 |
簡体字: | 长图铁路 |
拼音: | Chángtŭ Tiělù |
発音: | チャントゥー ティエルー |
英文: | Changtu Railway |
長図線(ちょうとせん)は中華人民共和国の国鉄路線。吉林省長春市と図們市を連絡する全長529 kmの路線で、瀋陽鉄路局に属している。中国から朝鮮半島北部に向かう主要路線の一つである。
概要
日露戦争後に日本が「間島協約」で敷設権を獲得した「吉会鉄路」の一部として建設が進められた路線であったが、途中で建設反対運動により建設が停滞。その停滞にじれた日本人入植者によって日中合弁の私鉄・天図軽便鉄路として開山屯-朝陽川-老頭溝間・朝陽川-延吉間が1923年10月14日に開業したのを、満州国成立後に国営化し、最終的に吸収して1933年5月に満州国有鉄道京図線として開業したものである。現在の老頭溝-延吉間が旧天図軽便鉄路の路線に当たる。
開通後は図們南陽橋を介し南陽で北鮮線と接続、日本海経由の日満連絡ルートの一つとしての地位を確立した。
第二次世界大戦後、満州国崩壊により長図線と改称し重要度は低下、現在国際旅客列車の運用は無い。
主要駅一覧
長春 - 九台 - 吉林 - 蛟河 - 白石山 - 黄泥河 - 敦化 - 大石頭 - 安図 - 朝陽川 - 延吉 - 図們
接続路線
- 長春駅:京哈線、哈大線、長白線
- 吉林駅:瀋吉線
- 拉法駅:拉浜線
- 朝陽川駅:朝開線
- 図們駅:図佳線
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