ラモン・ピーターソン
基本情報 | |
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通称 | Havoc(混乱者) |
階級 | ウェルター級 |
身長 | 175cm |
リーチ | 183cm |
国籍 | アメリカ合衆国 |
誕生日 | (1984-01-24) 1984年1月24日(34歳) |
出身地 | ワシントンD.C. |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 40 |
勝ち | 35 |
KO勝ち | 17 |
敗け | 4 |
引き分け | 1 |
ラモン・ピーターソン(Lamont Peterson、1984年1月24日 - )は、アメリカ合衆国の男性プロボクサー。ワシントンD.C.出身。元WBO世界スーパーライト級暫定王者。元WBA・IBF世界スーパーライト級スーパー王者。元WBA世界ウェルター級王者。
実弟アンソニー・ピーターソンもプロボクサー。兄弟揃って幼少の頃に路上生活を送っていた経験を持つ。ディベイラ・エンターテインメント所属。
目次
1 来歴
1.1 アマチュア時代
1.2 プロ時代
2 獲得タイトル
3 脚注
4 関連項目
5 外部リンク
来歴
アマチュア時代
2001年、ナショナル・ゴールデングローブライト級(60kg)優勝[1]。
2002年、全米選手権にライトウェルター級出(63.5kg)で出場、準々決勝でアンドレ・ディレルを破るが、準決勝でロック・アレンに敗退[2]。
2003年、2回戦でマイク・アルバラードを破り全米選手権のライトウェルター級(64kg)で優勝[3]。
2004年、アテネオリンピック国内予選選考会にライトウェルター級(64kg)で出場、決勝でデボン・アレキサンダーを破り勝ち抜くが[4]、国内最終選考会でロック・アレンに敗れ出場権を逃した[5]。
プロ時代
2004年9月25日、プロデビュー。
2006年2月17日、ホセ・レオ・モレノ( アメリカ合衆国)とUSNBCスーパーライト級王座決定戦を行い、3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。
2007年9月7日、フランキー・サントス( プエルトリコ)とNABO北米スーパーライト級王座決定戦を行い、6回終了TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。
2008年11月1日、レイナード・タイナー( アメリカ合衆国)とNABF北米スーパーライト級暫定王座決定戦を行い、3-0の判定勝ちで王座獲得に成功した。
2009年4月25日、WBO世界スーパーライト級4位のウィリー・ブレイン( フランス)とWBO世界スーパーライト級暫定王座決定戦を行い、7回TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。
2009年12月12日、正規王者ティモシー・ブラッドリー( アメリカ合衆国)と王座統一戦を行い、プロ初黒星となる12回0-3(110-118、108-119、107-120)の判定負けを喫し王座から陥落した[6]。
2010年12月11日、ビクター・オルティス( アメリカ合衆国)と対戦し、1-0(95-93、94-94、94-94)の判定で引き分けた[7]。
2011年7月29日、ビクトル・マヌエル・カージョ( ドミニカ共和国)とIBF世界スーパーライト級挑戦者決定戦を行い、初回から優勢的に進め12回KO勝ちを収めIBF王座への挑戦権獲得に成功した。
2011年12月10日、ワシントンD.C.のDCアーモリーでWBA・IBF世界スーパーライト級スーパー王者のアミール・カーン( イギリス)と対戦し、2-1(113-112、113-112、110-115)で判定勝ちを収めWBAスーパー王座の獲得に成功、IBF王座の獲得にも成功した[8]。
2012年5月19日、カーンと再戦する予定だったが、試合前のドーピング検査によりピーターソンから合成テストステロンが検出され試合中止となった。試合前のドーピング検査はピーターソンからカーンへ要請したものだったが、結果的にピーターソン自身のドーピング違反が判明することとなってしまった。ピーターソンは正当な医療行為として2011年11月にテストステロンを摂取したと主張したが、テストステロンを使用する旨を事前に届出をしていなかった[9][10]。これによりピーターソンが保持していたWBA世界スーパーライト級スーパー王座は剥奪されたが、IBF世界スーパーライト級王座は剥奪されることはなかった。
2012年7月11日、WBAから休養王座に認定されたがその年の12月に剥奪された[11]。
2013年2月22日、DCアーモリーで元WBO世界スーパーライト級王者でIBF世界スーパーライト級3位のケンドール・ホルト( アメリカ合衆国)と対戦し、8回1分42秒TKO勝ちを収めIBF世界スーパーライト級王座の初防衛に成功した[12]。
2013年5月18日、ニュージャージー州アトランティックシティのボードウォーク・ホールでWBC世界スーパーライト級暫定王者のルーカス・マティセー( アルゼンチン)と対戦し、3回2分14秒TKO負けを喫した[13]。
2014年1月25日、DCアーモリーでIBF世界スーパーライト級1位のディエリー・ジャン( カナダ)と対戦し、3-0(115‐113、116‐112、118‐111)の判定勝ちを収めIBF世界スーパーライト級王座の2度目の防衛に成功した[14]。
2014年8月9日、ニューヨークのバークレイズ・センターでダニー・ガルシアVSロッド・サルカの前座で、IBF世界スーパーライト級13位のエドガル・サンタナ( プエルトリコ)と対戦し、10回2分48秒TKO勝ちを収めIBF世界スーパーライト級王座の3度目の防衛に成功した[15]。
2015年1月9日、ゴールデンボーイプロモーションズからプロモート権を破棄されたことで、同プロモーションから離脱した[16]。
2015年4月11日、バークレイズ・センターでWBA・WBC世界スーパーライト級スーパー王者のダニー・ガルシア( アメリカ合衆国)と143ポンド契約12回戦を行い、0-2(114-114、113-115、113-115)の判定負けを喫した[17]。 なお王座は懸けられなかったが、試合前にIBFがピーターソンが敗れた場合には王座を剥奪すると通告していたため、ピーターソンはIBF王座を剥奪された[18]。
2015年10月17日、バージニア州フェアファックスのイーグルバンク・アリーナでフェリックス・ディアス( ドミニカ共和国)とノンタイトル12回戦を行い、2-0(114-114、116-112、117-111)の判定勝ちを収め再起を飾った[19]。
2016年1月12日、WBCはWBC世界ウェルター級5位のアンドレ・ベルトとWBC世界ウェルター級挑戦者決定戦を行うよう指令を出した[20]。
2017年2月18日、オハイオ州シンシナティのザビエル大学構内にあるシンタス・センターでエイドリアン・ブローナーVSアドリアン・グラナドスの前座で、WBA世界ウェルター級王者のダビッド・アバネシヤンと対戦し、12回3-0(115-113、116-112が2者)の判定勝ちを収め2階級制覇を達成した[21][22][23]。
2017年10月3日、WBA世界ウェルター級王座を返上した[24]。
2017年10月28日、WBAは最新ランキングを発表し、WBA世界ウェルター級正規王座を空位としピーターソンを2017年10月度のWBA世界ウェルター級ランキングから除外した[25][26]。
2018年1月20日、バークレイズ・センターでIBF世界ウェルター級王者のエロール・スペンス・ジュニアと対戦し、ピーターソンの7回終了時棄権によりWBAに続きIBFでの王座獲得に失敗した[27][28]。
獲得タイトル
- USNBCスーパーライト級王座
NABO北米スーパーライト級王座
NABF北米スーパーライト級暫定王座
WBO世界スーパーライト級暫定王座(防衛0)
WBA世界スーパーライト級スーパー王座(防衛0)
IBF世界スーパーライト級王座(防衛3)- WBA世界ウェルター級王座(防衛0)
脚注
^ “74.US National Golden Gloves - Reno - April 30 - May 5 2001”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2013年12月1日閲覧。
^ “Unites States National Championships - Las Vegas - April 2-6 2002”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2013年12月1日閲覧。
^ “113.Unites States National Championships - Colorado Springs - March 24-28 2003”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2013年12月1日閲覧。
^ “US Olympic Trials Tunica February 17-21, 2004”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2013年12月1日閲覧。
^ “US Olympic Box-Offs Cleveland February 27-29, 2004”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2013年12月1日閲覧。
^ ダルチニヤン、ブラッドリーとも暫定王者に圧勝 ボクシングニュース「Box-on!」2009年12月13日
^ カーン熱闘制す マイダーナに小差の判定勝ち ボクシングニュース「Box-on!」2010年12月12日
^ カーン負けた! ピーターソン熱闘制す ボクシングニュース「Box-on!」2011年12月12日
^ “Lamont Peterson-Amir Khan canceled”. ESPN.com (2012年5月10日). 2013年6月4日閲覧。
^ “WBA strips Peterson of its 140-pound title”. The Ring (2012年6月27日). 2013年6月4日閲覧。
^ “Amir Khan reinstated as WBA super champion”. Fightnews.com (2012年7月11日). 2013年6月4日閲覧。
^ ピーターソンTKOで1年2ヵ月ぶりのV1 ボクシングニュース「Box-on!」2013年2月23日
^ マティセー、ピーターソンを轟沈 ボクシングニュース「Box-on!」2013年5月19日
^ ピーターソン、11ヵ月ぶりの防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年1月26日
^ ガルシア余裕の2回KO勝ち、ピーターソンはV3 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年8月10日
^ “Oscar De La Hoya gets settlement”. ESPN.com (2015年1月10日). 2015年1月11日閲覧。
^ ガルシアがSL級対決判定勝ち、ミドル級はドロー Boxing News(ボクシングニュース) 2015年4月12日
^ “Cuenca, Yang ordered by IBF to fight”. ESPN.com (2015年4月12日). 2015年4月13日閲覧。
^ 再起戦のピーターソン、五輪金ディアス下す Boxing News(ボクシングニュース) 2015年10月18日
^ “Garcia-Guerrero Set For WBC Title, Winner Faces Khan”. Boxing Scene.com (2016年1月12日). 2016年1月21日閲覧。
^ Peterson dethrones Avanesyan to win WBA ‘regular’ welterweight title Fightnews.com 2017年2月18日
^ ピーターソン2階級制覇、ブローナーは2-1判定勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2017年2月19日
^ Inside Game: Peterson Edges Avanesyan WBA公式サイト2017年2月20日
^ WBA Welterweight Title is vacant WBA公式サイト 2017年10月3日
^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2017年10月28日
^ There have been many changes on the October ranking WBA公式サイト 2017年10月28日
^ IBF welter champ Spence crushes Peterson Fightnews.com 2018年1月20日
^ スペンス初防衛成功、ピーターソンをストップ Boxing News(ボクシングニュース) 2018年1月21日
関連項目
- 男子ボクサー一覧
- 世界ボクシング協会(WBA)世界王者一覧
- 国際ボクシング連盟(IBF)世界王者一覧
- 世界ボクシング機構(WBO)世界王者一覧
- 統一世界王者
外部リンク
Lamont Peterson - Premier Boxing Champions
Lamont Peterson (@kingpete26) - Twitter
Lamont Peterson (kingpete29) - Instagram
ラモン・ピーターソンの戦績 - BoxRec(英語)
暫定王座決定戦 対戦者 ウィリー・ブレイン | WBO世界スーパーライト級暫定王者 2009年4月25日 - 2009年12月12日 | 次暫定王者 王座統一戦により消滅 |
前WBA・IBFスーパー王者 アミール・カーン | WBA世界スーパーライト級スーパー王者 2011年12月10日 - 2012年6月27日(剥奪) 休養:2012年7月11日 - 2012年12月(剥奪) | 次スーパー王者 剥奪により消滅 |
前王者 アミール・カーン | IBF世界スーパーライト級王者 2011年12月10日 - 2015年4月11日(剥奪) | 空位 次タイトル獲得者 セサール・レネ・クエンカ |
前王者 ダビッド・アバネシヤン | WBA世界ウェルター級王者 2017年2月18日 - 2017年10月3日(返上) | 空位 次タイトル獲得者 ルーカス・マティセー |