ポリュペイデース
ポリュペイデース(古希: Πολυφείδης, Polypheidēs)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してポリュペイデスとも表記される。主に、
マンティオスの子
シキュオーン王
の2名が知られている。以下に説明する。
目次
1 マンティオスの子
2 シキュオーン王
3 脚注
4 参考文献
5 外部リンク
マンティオスの子
このポリュペイデースは、ホメーロスによるとマンティオスの子で、クレイトスと兄弟。子供にテオクリュメノスがいる。予言者メラムプースの孫にあたる。アムピアラーオスの死後、アポローンによって当代随一の予言者となったが、父マンティオスと対立して故郷を離れ、アカイア地方のヒュペレシアに移住、予言の業を広く人々のために使った[1]。
シキュオーン王
このポリュペイデースは、シキュオーンの24代目の王である。幼いアガメムノーンとメネラーオスをテュエステースから保護し、さらに2人をカリュドーン王オイネウスに預けた[2][3]。
脚注
^ 『オデュッセイア』15巻249行–255行。
^ ツェツェース『キリアデス』1巻18。
^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.266b。
参考文献
ホメロス『オデュッセイア(下)』松平千秋訳、岩波文庫(1994年)
高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、岩波書店(1960年)
外部リンク
- ツェツェース『キリアデス』1巻