ピストンバルブ
ピストンバルブとは、ピストンがシリンダー内を移動することによって流体の移動を制御するバルブである。少ない作動力で比較的高圧の流体を制御することが可能である。
目次
1 使用例
2 水洗便所用ピストンバルブの構造
3 参考文献
4 関連項目
5 外部リンク
使用例
水洗式便所のフラッシュバルブ、ガソリンエンジン用のキャブレター、2ストローク機関の吸気と排気、蒸気機関、トランペット等の金管楽器等の分野で使用される。
水洗式便所では重要な役割を果たしており、フラッシュバルブのピストンバルブが故障すると水が出ない、または水が止まらないなど、水洗便器の流水の制御が出来なくなる。ピストンバルブのストレーナー(フィルター)や小穴が詰まりによっても正常に動作しなくなることから、定期的な清掃が必要とされる。
水洗便所用ピストンバルブの構造
水洗便器用ピストンバルブはバルブ上部外周にわん皮パッキンが巻かれ、中央部にストレーナー(濾し網)があり、下部には案内羽根が付いており、その中心部にリリーフバルブ先端の起動羽根が突出している。ピストンバルブ上部の中心部には逃し弁の穴が開いており、その中にはリリーフバルブと押えバネが仕込まれている。一次側(給水口側)と二次側(便器に繋がった排水口側)とはわん皮パッキンで仕切られ、わん皮パッキン上部が圧力室部であり、ピストンバルブ上部の圧力室側になる一次側と二次側の間には針先程の小穴が開いておりストレーナーを経て繋がっている。ピストンバルブの底部にはシートパッキンと呼ばれる中央部にストレーナーが付いたパッキンが組み込まれている。
参考文献
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関連項目
- フラッシュバルブ
外部リンク
- ピストンバルブ : プラント配管で反応缶,タンク底などに設置する種類の弁
- 水洗式便所での使用例 P20-28
交換方法 (PDF)