レスター・シティFC
レスター・シティFC | ||||
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原語表記 | Leicester City Football Club | |||
愛称 | The Foxes, (The Blues, City [locally]), trad. The Filberts | |||
クラブカラー | 青(ブルー) | |||
創設年 | 1884年 | |||
所属リーグ | プレミアリーグ | |||
ホームタウン | レスター | |||
ホームスタジアム | キング・パワー・スタジアム | |||
収容人数 | 32,312 | |||
運営法人 | キングパワー・インターナショナル・グループ | |||
代表者 | 空席 | |||
監督 | クロード・ピュエル | |||
公式サイト | 公式サイト | |||
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■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
レスター・シティFC(Leicester City Football Club)は、イングランド・レスターシャー・レスターをホームタウンとする、イングランドプロサッカーリーグ(プレミアリーグ)に加盟するプロサッカークラブ。
目次
1 概要
2 歴史
2.1 2013-14シーズン
2.2 2014-15シーズン
2.3 2015-16シーズン
2.4 2016-17シーズン
2.5 2017-18シーズン
3 タイトル
3.1 国内タイトル
3.2 国際タイトル
4 過去の成績
5 現所属メンバー
5.1 ローン移籍
6 歴代監督
7 歴代所属選手
7.1 GK
7.2 MF
7.3 FW
8 関連書籍
9 脚注
10 外部リンク
概要
1884年にレスター・フォッセとして創立され、1919年に現在の名称となる。2002年に現在の本拠地、キング・パワー・スタジアム(2011年までの名称はウォーカーズ・スタジアム)に移転する。現在はプレミアリーグに所属し、同リーグにおいて1回の優勝記録を持つクラブであり、2015-2016シーズンにリーグ優勝を達成した。クラブカラーは青。
歴史
1990年代後半はエミール・ヘスキー、ロビー・サヴェージ、ムジー・イゼットなどを擁してトップ10圏内に食い込むなど健闘していたが、2003-04シーズンにプレミアリーグから降格してからは、下部リーグでのシーズンが続いた。2007-08シーズンは降格圏内の22位で終了したため、クラブ創設以来初となる3部リーグへの降格が決定した。2008-09シーズンにリーグ1を制し、1シーズンでのチャンピオンシップ復帰を決めた。
2010年、経営難に陥った事から、タイの資本家ヴィチャイ・スリヴァッダナプラバが経営権を取得[1]。以後、阿部勇樹や岡崎慎司などアジア人の獲得に積極的になっていく[2]。
2013-14シーズン
2014年4月、 2対1でシェフィールド・ウェンズデイFCに勝利し、さらにクイーンズ・パーク・レンジャーズFCとダービー・カウンティFCが敗れため、その時点で2位以上が確定し、プレミアリーグ復帰を4月の段階で決定させた。レスターのプレミアリーグ復帰は、2003-04シーズン以来、10年ぶりとなった。4月22日、ボルトン・ワンダラーズFCにアウェイで1対0で勝利し2013-2014シーズンのチャンピオンシップでの優勝が決定した。
2014-15シーズン
2014-15シーズンは、リーグ終盤まで最下位に沈んでいたが2015年4月以降の9試合は7勝1分1敗と強烈な“追い込み”で見事プレミアリーグに残留し、最終順位は14位であった。2015年6月26日、日本代表のFW岡崎の獲得を発表した。岡崎の獲得から4日後の30日には残留の立役者であるナイジェル・ピアソン監督を解任し、解任の要因としてシーズン中に相手選手の首を絞める問題行動を起こしたことと、6月17日にはピアソン監督の息子のジェームズも5月に行われたアジアツアー中に乱交パーティーを行い、人種差別的発言をしたことで解雇された責任を問われたとされている[3]。
2015-16シーズン
2015-16シーズンの開始にあたり、ピアソン監督の後任としてかつてチェルシーFCなどを率いたクラウディオ・ラニエリが就任した。ラニエリ監督自身が強調するようにシーズン当初のチームの目標はあくまでリーグ残留であり、勝ち点の獲得目標も40程度であった。しかしシーズン開幕後は新加入の岡崎慎司とジェイミー・ヴァーディの2トップからプレスをかけ続ける戦術がチームに完璧にフィットし勢いに乗る。ヴァーディがルート・ファン・ニステルローイによる2003年のリーグ戦連続ゴール記録(10試合連続ゴール)を抜いて11試合連続ゴール記録を達成するなど主力選手の好調が続き、シーズン前には誰も予想もしていなかった快進撃によりアーセナルFCに次ぐ2位で前半戦を終えた。後半戦もチームに勢いをもたらした運動量は衰えず、5連勝を記録するなどクラブの好調は続き、2016年4月10日サンダーランドAFCに2-0で勝利したことで、クラブ史上初となるUEFAチャンピオンズリーグの出場権獲得を確実なものとした。2016年5月2日、前日に引き分けたレスターは試合がなかったものの優勝を最後まで争ったトッテナムがチェルシーに引き分けたことで追いつく可能性がなくなり、クラブ創設132年目にして、またプレミアリーグでは1978年のノッティンガム・フォレスト以来38年ぶりの初優勝を果たした[4]。
2016-17シーズン
昨シーズンの快進撃を受け、その立役者となったヴァーディやMFリヤド・マフレズ、ダニー・ドリンクウォーターなどに移籍報道が相次ぐが、最終的にはエンゴロ・カンテ(→チェルシー)のみに留まり、イスラム・スリマニやアーメド・ムサらを補強することに成功する。
開幕戦では昇格チームであるハル・シティに敗れ、前季プレミアリーグ優勝チームとしては初の開幕黒星となった[5]。2016年9月14日、初出場となったUEFAチャンピオンズリーグ第1節のクラブ・ブルージュ戦で3-0と勝利して、その後全6試合の終了を待たずして決勝トーナメント進出を果たした。しかしリーグ戦では昨シーズンが嘘のように不用意な失点を繰り返し、ヴァーディ、マフレズもスランプに陥り勝ち点3はおろか引き分けすら叶わない負のスパイラルに陥る。2017年2月17日のFAカップ5回戦ではフットボールリーグ1(3部相当)所属のミルウォールFCに0-1で敗れた。2月21日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦の第1戦、アウェイでのセビージャFCとの試合は1-2で敗れた翌日の2月23日、ラニエリ監督の解任が発表された。ここまでリーグ戦では5勝14敗6引分で17位で降格圏の18位との勝ち点の差はわずか1、年明けはリーグ戦全6試合無得点で、1引き分けの後に5連敗という散々な結果となっていた[6]。後任の監督にはコーチのクレイグ・シェイクスピアが昇格する形で暫定監督なった。3月14日、欧州CL1回戦の第2戦では本来の堅守速攻を取り戻して、2戦合計3-2でクラブ史上初のベスト8進出した。
監督交代後は様々なフォーメーションを模索していたラニエリとは対照的に、優勝した昨シーズンの配置、戦術への原点回帰を試み成功、リーグ戦でも連勝を重ね降格争いを脱出した。しかし、CLベスト8で激突した前年度ファイナリストのアトレティコ・マドリードには2戦通じて試合巧者ぶりを見せつけられ惜敗。初挑戦の欧州の舞台はベスト8で幕を閉じた。
2017-18シーズン
シェイクスピアが正式に監督に就任。セビージャFCからビセンテ・イボーラやマンチェスター・シティからケレチ・イヘアナチョを獲得。一方で、主力だったドリンクウォーターがチェルシーに移籍したが、その代役として見込まれていたアドリエン・シウバの移籍が期間内に間に合わず、登録できないという事態が発生した[7]。開幕戦のアーセナルFCやマンチェスター・ユナイテッド、チェルシーFC、リヴァプールFCといった強豪クラブに敗戦して降格圏内に入ってしまったため、2017年10月にてシェイクスピアが解任された[8]。後任にはクロード・ピュエルが就任した。
タイトル
国内タイトル
プレミアリーグ:1回- 2015-16
チャンピオンシップ:1回- 2013-14
リーグ1:1回- 2008-09
リーグカップ:3回- 1963-64, 1996-97, 1999-00
チャリティシールド:1回- 1971
国際タイトル
なし
過去の成績
シーズン | ディビジョン | FAカップ | リーグ カップ | 欧州カップ / CL / EL / その他 | 最多得点者 | ||||||||||
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リーグ | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 点 | 順位 | |||||||
2003-04 | プレミア | 38 | 6 | 15 | 17 | 48 | 65 | 33 | 18位 | 3回戦敗退 | 3回戦敗退 | ポール・ディコフ レス・ファーディナンド | 13 | ||
2004-05 | チャンピオン | 46 | 12 | 21 | 13 | 49 | 46 | 57 | 15位 | 準々決勝敗退 | 2回戦敗退 | デヴィッド・コノリー | 13 | ||
2005-06 | 46 | 13 | 15 | 18 | 51 | 59 | 54 | 16位 | 4回戦敗退 | 4回戦敗退 | マルク・デ・フリース ジョーイ・グジョンセン イアン・ヒューム | 9 | |||
2006-07 | 46 | 13 | 14 | 19 | 49 | 64 | 53 | 19位 | 3回戦敗退 | 3回戦敗退 | イアン・ヒューム | 14 | |||
2007-08 | 46 | 12 | 16 | 18 | 42 | 45 | 52 | 22位 | 3回戦敗退 | 4回戦敗退 | イアン・ヒューム | 11 | |||
2008-09 | リーグ1 | 46 | 27 | 15 | 4 | 84 | 39 | 96 | 1位 | 3回戦敗退 | 2回戦敗退 | リーグトロフィー | 北セクション 準々決勝敗退 | マッティ・フライアット | 32 |
2009-10 | チャンピオン | 46 | 21 | 13 | 12 | 61 | 45 | 76 | 5位 | 4回戦敗退 | 2回戦敗退 | マッティ・フライアット | 13 | ||
2010-11 | 46 | 19 | 10 | 17 | 76 | 71 | 67 | 10位 | 3回戦敗退 | 4回戦敗退 | アンディ・キング | 16 | |||
2011-12 | 46 | 18 | 12 | 16 | 66 | 55 | 66 | 9位 | 準々決勝敗退 | 3回戦敗退 | デヴィッド・ニュージェント | 16 | |||
2012-13 | 46 | 19 | 11 | 16 | 71 | 48 | 68 | 6位 | 4回戦敗退 | 2回戦敗退 | デヴィッド・ニュージェント | 16 | |||
2013-14 | 46 | 31 | 9 | 6 | 83 | 43 | 102 | 1位 | 3回戦敗退 | 5回戦敗退 | デヴィッド・ニュージェント | 22 | |||
2014-15 | プレミア | 38 | 11 | 8 | 19 | 46 | 55 | 41 | 14位 | 5回戦敗退 | 2回戦敗退 | レオナルド・ウジョア | 13 | ||
2015-16 | 38 | 23 | 12 | 3 | 68 | 36 | 81 | 1位 | 3回戦敗退 | 4回戦敗退 | ジェイミー・ヴァーディ | 24 | |||
2016-17 | 38 | 12 | 8 | 18 | 48 | 63 | 44 | 12位 | 5回戦敗退 | 3回戦敗退 | チャンピオンズリーグ | ベスト8 | ジェイミー・ヴァーディ | 13 | |
コミュニティ・シールド | 準優勝 | ||||||||||||||
2017-18 | 38 | 12 | 11 | 15 | 56 | 60 | 47 | 9位 | 6回戦敗退 | 準々決勝敗退 | ジェイミー・ヴァーディ | 20 |
現所属メンバー
- 2018-19シーズン 基本フォーメーション
# 1
# 18
# 15
# 5
# 3
# 24
# 25
# 14
# 10
# 8
# 9
2018年8月31日現在
|
|
※括弧内の国旗はその他の保有国籍を、星印はEU圏外選手を示す。
- 監督
クロード・ピュエル
ローン移籍
- in
|
- out
|
|
歴代監督
ピーター・ホッジ 1919.9-1926
ウィリアム・オア 1926-1932.1
ピーター・ホッジ 1932-1934
Arthur Lochhead 1934-1936
フランク・ウォマック 1936-1939
トム・ブロミロウ 1939-1945
トム・マザー 1945-1946
ジョン・ダンカン 1946-1949.10
ノーマン・ブーロック 1949–1955
David Halliday 1955-1958
マット・ギリーズ 1958-1968
フランク・オファレル 1968-1971
ジミー・ブルームフィールド 1971-1977
フランク・マクリントック 1977-1978
ジョック・ウォーレス・ジュニア 1978-1982
ゴードン・ミルン 1982-1986
ゴードン・ミルン ブライアン・ハミルトン 1986-1987
ブライアン・ハミルトン 1987
ゴードン・リー 1987-1991
ブライアン・リトル 1991-1994.10
マーク・マギー 1994-1995
マーティン・オニール 1995.12-2000.6
ピーター・テイラー 2000-2001
デイブ・バセット 2001-2002
ミッキー・アダムス 2002.4-2004.10
クレイグ・リベイン 2004.10-2006
ロブ・ケリー 2006.2-2007.4
ナイジェル・ワージントン 2007.4-2007.5
マーティン・アレン 2007.5-2007.8
ガリー・メグソン 2007.9-2007.10
イアン・ホロウェイ 2007.10-2008
ナイジェル・ピアソン 2008-2010
パウロ・ソウザ 2010.7-2010.10
スヴェン・ゴラン・エリクソン 2010.10-2011.10
ナイジェル・ピアソン 2011.11-2015
クラウディオ・ラニエリ 2015-2017
クレイグ・シェイクスピア 2017
クロード・ピュエル 2017-
歴代所属選手
GK
ゴードン・バンクス 1959-1966
ピーター・シルトン 1966-1974
ゼリコ・カラッチ 1995-1996
ライアン・スミス 2005-2006
イアン・ウォーカー 2001-2005
MF
ガリー・マカリスター 1985-1990
ロベルト・マンチーニ 2000-2001
阿部勇樹 2010-2012
エンゴロ・カンテ 2015-2016
FW
ドン・レヴィー 1944-1949
ゲーリー・リネカー 1974-1985
エミール・ヘスキー 1994-2000
ジェイミー・ヴァーディ 2012-
レオナルド・ウジョア 2014-
岡崎慎司 2015-
関連書籍
- サッカーマガジン 『岡崎慎司はなぜプレミアで成功したのか?―レスター優勝の原動力となった日本人FWの価値と成功の理由』 ベースボールマガジン社、2016年5月。ISBN 978-4583110394。
- 岡崎慎司 『未到 奇跡の一年』 KKベストセラーズ、2016年6月。ISBN 978-4584125243。
- フランク・ウォーロール 『ジェイミー・ヴァーディー : 英国一の成り上がりストライカー』 タカ大丸訳、徳間書店、2016年6月。ISBN 978-4198641962。
- ロブ・タナー 『レスターの奇跡』 タカ大丸訳、イースト・プレス、2016年7月。ISBN 978-4781614595。
- ガブリエル マルコッティ 『奇跡のコーチング クラウディオ・ラニエリ伝記』 田島大訳、TAC出版、2016年12月。ISBN 978-4813268000。
脚注
^ 欧州のクラブが育む文化 日本経済新聞 電子版 2012年11月13日
^ レスター 岡崎獲得を発表!4年の長期契約 - スポーツニッポン 2015年6月27日
^ 岡崎加入のレスター ピアソン監督の解任を発表 - スポーツニッポン 2015年7月1日
^ 岡崎レスター、プレミア初制覇!トットナム痛恨ドローで決定 - 2016年5月3日 スポーツニッポン
^ “レスター“プレミア初”前年王者の開幕黒星…岡崎は途中出場も不発”. スポーツニッポン (2016年8月13日). 2017年2月25日閲覧。
^ “ラニエリ監督を解任=岡崎所属の王者レスター-イングランド・サッカー”. 時事通信社 (2017年2月24日). 2017年2月25日閲覧。
^ ““14秒問題”はこれで解決?FIFAが訴え却下、レスター移籍のA・シウバは1月までプレー不可に”. ゲキサカ (2017年10月4日). 2017年11月11日閲覧。
^ 岡崎所属のレスター、降格圏転落でシェイクスピア監督を電撃解任 後任は……the WORLD(2017年10月18日)
外部リンク
Leicester City 公式サイト(英語)
Leicester City イングランドサッカー協会によるチーム紹介(英語)
Leicester City UEFAによるチーム紹介(英語)
Leicester City - Historical Football Kit(英語)
Leicester City - Facebook(英語)
Leicester City (@lcfc) - Twitter(英語)
Leicester City Japan (@leicester_cityj) - Twitter
LCFC - 公式YouTubeチャンネル(英語)
The official Leicester City Podcast(英語)
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