幌延駅
幌延駅 | |
---|---|
駅舎(2017年10月) | |
ほろのべ Horonobe | |
◄W71 上幌延 (4.8km) (7.8km) 下沼 W73► | |
所在地 | 北海道天塩郡幌延町1条南1丁目 北緯45度0分52.6秒 東経141度50分45.3秒 |
駅番号 | ○W72 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■宗谷本線 |
キロ程 | 199.4km(旭川起点) |
電報略号 | ノヘ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1925年(大正14年)7月20日 |
備考 | 社員配置駅 みどりの窓口 有 |
幌延駅 | |
---|---|
ほろのべ Horonobe | |
◄作返仮乗降場 (3.9km) | |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 羽幌線 |
キロ程 | 141.1km(留萠起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1935年(昭和10年)6月30日 |
廃止年月日 | 1987年(昭和62年)3月30日 |
幌延駅(ほろのべえき)は、北海道天塩郡幌延町1条南1丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線の駅。駅番号はW72。事務管コードは▲121842[1]。特急「宗谷」「サロベツ」が停車する。
かつては留萌駅から日本海沿いに北上していた羽幌線の終着駅だった。
目次
1 歴史
1.1 駅名の由来
2 駅構造
3 利用状況
4 駅周辺
5 バス路線
6 隣の駅
6.1 かつて存在した路線
7 脚注
7.1 出典
7.2 報道発表資料
7.3 幌延町
8 関連項目
9 外部リンク
歴史
1925年(大正14年)7月20日:鉄道省の天塩南線(→天塩線→宗谷本線)の駅として開業[2]。一般駅。
1935年(昭和10年)6月30日:天塩線(→羽幌線)開業[2]。- 1936年(昭和11年):跨線橋新設[幌延町 1]。
1937年(昭和12年)3月10日:稚内機関区幌延支区設置[3]。
1949年(昭和24年)6月1日:公共企業体である日本国有鉄道に移管。
1956年(昭和31年)4月1日:稚内機関区幌延支区廃止。
1968年(昭和43年)7月25日:補助コンテナ基地設置。
1973年(昭和48年)12月1日:現在の駅舎竣工[幌延町 1]。
1984年(昭和59年)2月1日:貨物・荷物取扱い廃止[2]。
1987年(昭和62年)
3月30日:羽幌線廃止[2]。沿岸バス幌延出張所を設置[幌延町 1]。
4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承[2]。
2013年(平成25年)2月16日:沿岸バス出張所廃止。
2016年(平成28年)3月:宗谷北線の工務系統業務を名寄・音威子府・稚内に集約したため、保線職員が撤退[幌延町 2]。
2018年(平成30年)- 5月1日:沿岸バス出張所跡に幌延町が移住情報PR支援センターを開所[幌延町 3]。
- 7月6日:移住情報PR支援センターの愛称が「ホロカル」に決定[幌延町 4]。
駅名の由来
町名より。開業当時は当時の町名の読みと同様「幌延」を「ほろのぶ」と読んでいた。
駅構造
単式ホーム・島式ホーム(片面使用)複合型2面2線を有する交換駅。ホーム間の移動は跨線橋を使う。1番線・2番線とも名寄・旭川方面、稚内方面の両方向に出発信号機が設置されている。島式ホーム外側の3番線はかつて羽幌線が発着していたが、廃止後は現在定期列車の発着が無く側線扱いとなっている。なお、羽幌線は当駅の稚内方で分岐し、西方に進路を変えていた。
駅裏側に転車台や車庫を有していたが現在は撤去されている。夜の最終は南稚内駅まで回送される。
社員配置駅。みどりの窓口の営業時間は07:10~15:00で、それ以外の時間帯は無人になる。このほか、幌延町が移住情報PR支援センター「ホロカル」を開設し、移住情報の提供や、グッズ・コーヒーの販売、特急列車の町民乗車票の販売を実施する[幌延町 3][幌延町 4]。かつては国鉄物資部や構内食堂を設置しており、1961年(昭和36年)ごろの駅員定数は49人を数えた[幌延町 5]。
改札口(2017年10月)
ホーム(2017年10月)
跨線橋(2017年10月)
駅名標(2017年10月)
利用状況
- 2012 - 2016年(平成24 - 28年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は33.2人[報道 1]。
- 2013 - 2017年(平成25 - 29年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は30.8人[報道 2]。
駅周辺
幌延町の中心市街地が広がる。かつては現在の上幌延駅周辺の方が栄えていたが、鉄道開通後こちらに市街地が移っていった[幌延町 5]。また、稚内方線路沿いには国鉄職員の官舎が軒を連ねていた[幌延町 5]。
- 北海道道645号上問寒幌延停車場線
- 幌延市街
- 幌延町役場
天塩警察署幌延駐在所- 幌延郵便局
稚内信用金庫幌延支店- 幌延町農業協同組合(JA幌延町)本所・Aコープほろのべ店
雪印メグミルク(旧雪印乳業)幌延工場- 名林公園
金田心象書道美術館- ふるさとの森森林公園
セイコーマートほろのべ店
幌富バイパス幌延インターチェンジ
- トナカイ観光牧場
核燃料サイクル開発機構幌延深地層研究センター- 北緯45度通過点
国道40号・国道40号幌延バイパス・国道232号- 天塩川
バス路線
沿岸バスが以下の路線を運行している。
- 豊富留萌線(下り):豊富駅方面(トナカイ観光牧場前・豊富温泉経由)
- 豊富留萌線(上り):留萌市立病院方面(天塩・遠別・羽幌ターミナル・留萌十字街・留萌駅前経由)
札幌行きの高速乗合バス「特急はぼろ号」は、中心集落寄りの「幌延十字街」に停車し、駅前には乗り入れない。
1987年(昭和62年)3月から2013年(平成25年)2月16日まで駅舎内に「沿岸バス幌延出張所」を併設していた。出張所内では定期券や回数券、特急はぼろ号の予約・発券、記念グッズなどを取り扱っていた。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
■宗谷本線- 特急「宗谷」・「サロベツ」停車駅
- 普通
上幌延駅 (W71) - 幌延駅 (W72) - *南下沼駅- 下沼駅 (W73)
- *
打消線は廃駅
かつて存在した路線
日本国有鉄道(国鉄)- 羽幌線
作返仮乗降場 - 幌延駅
脚注
出典
^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。- ^ abcde曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』20号・宗谷本線/留萌本線、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年11月2日、14-17・25。
^ 『鉄道省年報. 昭和11年度』(国立国会図書館デジタルコレクション)
報道発表資料
^ 宗谷線(名寄・稚内間), (日本語) (PDF), 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区) (北海道旅客鉄道), (2017年12月8日), オリジナルの2017年12月30日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20171230090453/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/senku/pdf/senku/04.pdf 2017年12月30日閲覧。
^ “宗谷線(名寄・稚内間)” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2017年7月2日), オリジナルの2017年12月30日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20180703125359/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/senku/04.pdf 2018年7月13日閲覧。
幌延町
- ^ abc幌延町産業振興課 (2017年11月). “幌延町情報ボックス平成29年度版”. 幌延町. 2017年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月11日閲覧。
^ “JR北海道の事業範囲の見直しに対する意見募集について (PDF)”. 幌延町 (2016年10月17日). 2017年12月17日閲覧。- ^ ab“幌延町移住情報PR支援センターがオープンしました (PDF)”. 広報 ほろのべの窓 2018年5月号. 幌延町. p. 8 (2018年6月). 2018年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年6月13日閲覧。
- ^ ab幌延町産業振興課. “幌延町移住情報PR支援センター「ホロカル」”. 幌延町. 2018年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月7日閲覧。
- ^ abc“幌延町内の各駅ご紹介”. 幌延町 (2017年11月6日). 2017年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月6日閲覧。
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
井上仁志 - 同町出身のギタリスト。観光大使任命後、同駅をミュージックビデオに使用。
外部リンク
- 幌延|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|駅・鉄道・旅行|JR北海道- Hokkaido Railway Company
1947年(昭和22年)撮影航空写真 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス 幌延駅表の音威子府方にある土場から一旦南東(写真では下方向)に向かってから北東(写真では右方向)へくの字に向きを変えて、道路脇を上幌延へ向かう殖民軌道幌延線(幌沼線)の軌道が確認できる。
|
|