採石場
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採石場(さいせきじょう、さいせきば、英: quarry)は鉱山の一種。
主に、花崗岩などの岩石、石灰石などを産する。鉄鉱石などの鉱山と異なり、石材など精錬を必要としない物を産する鉱山を指す場合が多い。大型の石材を産する場合、石切場(いしきりば)とも呼ばれている。
主に、花崗岩などは、墓石、碑など、大型の石材に利用され、石灰石などは工業原料などに利用される。
目次
1 日本の採石法
2 採石場の問題
2.1 地下採石場
2.2 発破
3 廃採石場の活用
4 脚注
5 参考文献
6 関連項目
7 外部リンク
日本の採石法
詳細は「採石法」を参照
日本では採石法により、対象となる「岩石」が規定されている。
第二条 この法律において「岩石」とは、花こう岩、せん緑岩、はんれい岩、かんらん岩、はん岩、ひん岩、輝緑岩、粗面岩、安山岩、玄武岩、れき岩、砂岩、けつ岩、粘板岩、凝灰岩、片麻岩、じや紋岩、結晶片岩、ベントナイト、酸性白土、けいそう土、陶石、雲母及びひる石をいう。(採石法〈昭和二十五年十二月二十日法律第二百九十一号〉)[1]
採石場の問題
地下採石場
トンネル状の採石場の場合、過去に採石されたのち放棄された物が多数ある。放棄された後、風化が進み、直上の土地が落盤により陥没する。近年、陥没事故が多発し、問題視されている。
発破
石を産するために大規模な発破を掛けることがある。これによる振動が、地震計に影響を与え、小規模な地震と検知されることがある。
廃採石場の活用
放置すると湧水や雨水が溜まり採石跡湖となる。
- 撮影
- 日本において採石場は広い空間や様々な地形を持つことや、火薬などの大掛かりなギミックを用いても周囲に迷惑がかからないことなどから、ドラマの、特に特撮のアクションシーンによく使われる。街中で戦っていたはずのヒーローや悪役が場面転換後いつの間にか採石場に移っているといったパターンが多いため(中には明らかに不自然な移動もある)、特撮ファンは「特撮のアクションシーンと言えば採石場」のような認識も持っており、「採石場」が特撮番組の代名詞とされることもある。それは制作側も同様で、『仮面ライダー』等で数多くのアクションをこなした藤岡弘は、全く別の番組撮影で採石場を訪れた際に「懐かしい」と呟いたこともある。
- しかし、近年は街中でも撮影許可を取りやすい場所を使ったり、爆発にCGを活用するなどして、採石場が必要以上に(半ば強引に)使われるケースは減ってきている。
- 秘密基地
- 地下空間を活かし、防空壕、核シェルター、秘密基地とする例がある。
- その他
- ワインセラーや倉庫、宿泊施設、太陽光発電施設、ごみの埋め立てを行う最終処分場
脚注
^ 採石法 - e-Gov法令検索
参考文献
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関連項目
- 採石法
- 採石権
- 採石業務管理者
- 石材
外部リンク
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