古生物


古生物(こせいぶつ、Prehistoric life)は、地質時代(地球の誕生から人類の歴史以前の時代)に生存したと想定される生物の総称。次のように大別できる。


  • 古生物(かつて地球上に存在した生物種)…約10億種以上(?)

    • 化石種(化石として発見された種)…約13万種

      • 現生種(現在生存している種)…人類が発見した現生種は約150万種、未確認は数千万種とされる。

        • シーラカンス等


      • 絶滅種(現在絶滅している種)

        • アンモナイト、三葉虫、恐竜


復元


過去に生存していた生物は、普通は化石によってのみ、その存在を知ることができる。ただし、化石からその生物のことがすべてわかるわけではない。化石等を元に、生物の生きていたときの様子を再現する試みのことを復元という。


しかし、化石に残るのが、その生物のごく一部分であることはごく普通であるし、運良く全身が残っていたとしても、そこからすぐにその生物のことがわかるわけではない。多くの場合、できる限りの証拠を集めて、その生物の生きていたときの様子を考えようとしても、様々な仮定の上に立ったものしかできない。新たな証拠が発見されることで、それまでの復元像が完全に改められる場合も多い。


有名な例として、保存の良い化石が多いことで知られるバージェス動物群のハルキゲニアがある。全身が残ってはいたものの、各部にさして特徴がなく、どちらが前か、どちら上かも判断がつけにくく、対になった棘を足のようにして立ち、背中から触手を伸ばす動物として復元されたが、中国から類似の動物が発見されたことから、触手と考えたものが足で、棘は背面から上に突き出したものという風に、すべてが逆になってしまった。


また、断片のみが発見された例でも、やはりバージェス動物群のアノマロカリスは、顎はクラゲ、触手はエビ(これが元来のアノマロカリス)、胴体はナマコと考えられ、別々に記載されていたというのがある。



関連項目




  • 古生物学

  • 絶滅した植物一覧

  • 絶滅した動物一覧

  • 生きている化石

  • 恐竜

  • 恐竜の一覧










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