インテリジェントネットワーク
インテリジェントネットワーク(IN)とは、着信課金電話番号(フリーダイヤル)・情報料課金サービス(ダイヤルQ2)などの高度サービスを、基本的な呼接続機能を交換機で、番号翻訳・位置情報管理・課金制御などをサービス制御ポイント(SCP)で行うことで、効率化するものである。
目次
1 高度インテリジェントネットワーク
2 サービス制御ポイント
3 サービス管理システム
4 サービス交換ポイント
5 サービス生成環境
6 カスタマコントロール
7 関連項目
8 外部リンク
高度インテリジェントネットワーク
高度インテリジェントネットワーク(AIN)とは、ITU-Tで規定された、交換機・SCP間のインターフェースをアプリケーション層まで標準化したものである。
サービス制御ポイント
サービス制御ポイント(SCP)とは、AINにおいてサービス制御を行うものである。
サービス論理プログラム(SLP)を実行するサービス制御機能(SCF)と、必要なデータを収容するサービスデータ機能(SDF)から構成される。
サービス管理システム
サービス管理システム(SMS)とは、AINにおいて、サービス契約情報の管理・SCPへのダウンロード・サービス仕様を記述したSLPの管理・ SCP へのダウンロード・カスタマ制御機能の提供・運用情報の管理を行う情報処理装置である。
汎用のデータベース・通信サーバが使用される。
サービス交換ポイント
サービス交換ポイント(SSP)とは、基本呼状態遷移図(BCSM:Basic Call State Model)に基づき呼の接続制御を実施する呼接続制御機能(CCF)・CCFからの通知に基づきSCPへAIN呼の起動などを通知するサービス交換機能(SSF)を中心に構成される。
サービス生成環境
サービス生成環境(SCE)とは、ソフトウェアの専門家でないサービス開発者が、サービス論理プログラム(SLP)を開発可能とする、図形表現などのわかりやすいユーザインタフェースである。
カスタマコントロール
カスタマコントロールとは、サービス利用者自身が、サービスの条件や理論を変更・制御するものである。
転送電話の転送先や転送条件・迷惑電話お断り・着信課金電話番号の着信条件などが、その例である。
関連項目
交換機 | 電話交換機 : 交換機の機能
外部リンク
4 章 電話/データ統合システム - 電子情報通信学会知識ベース (PDF)