三菱地所















































三菱地所株式会社
MITSUBISHI ESTATE CO., LTD.

Mitsubishi Estate logo.svg
種類
株式会社
市場情報

東証1部 8802


名証1部 8802

本社所在地
日本の旗 日本
100-8133
東京都千代田区大手町一丁目1番1号
(大手町パークビル)
設立
1937年5月7日[1]
業種
不動産業
法人番号
2010001008774
代表者
吉田淳一(取締役兼代表執行役社長)
谷澤淳一(取締役兼代表執行役副社長)
有森鉄治(取締役兼代表執行役専務)
興野敦郎(代表執行役専務)
資本金
1,413億7,321万円
(2016年3月31日現在)[1]
発行済株式総数
13億9,039万7,097株
(2016年3月期)[2]
売上高
連結:1兆94億800万円
単独:3,809億5,100万円
(2016年3月期)[2]
営業利益
連結:1,661億9,900万円
単独:759億2,500万円
(2016年3月期)[2]
経常利益
連結:1,448億5,100万円
単独:677億7,000万円
(2016年3月期)[2]
純利益
連結:834億2,600万円
単独:434億1,800万円
(2016年3月期)[2]
純資産
連結:1兆6,591億8,000万円
単独:1兆2,897億8,500万円
(2016年3月期)[2]
総資産
連結:5兆3,118億4,000万円
単独:4兆4,865億4,700万円
(2016年3月期)[2]
従業員数
連結:8,474名
単独:737名
(2016年3月31日現在)[1]
決算期
3月末
会計監査人
新日本有限責任監査法人
主要株主
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 5.88%
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 3.90%
明治安田生命保険 3.37%
(2016年3月31日現在)[3]
関係する人物
桜井小太郎
岩崎小弥太
山室宗文
渡辺武次郎
岩崎彦弥太
(元取締役、岩崎弥太郎家3代目当主)
歴代社長の節も参照
外部リンク
三菱地所株式会社
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「三菱地所を、見に行こう。」の赤いバス


三菱地所株式会社(みつびしじしょ、英:Mitsubishi Estate Company,Limited)は、日本の大手不動産会社。総合デベロッパーとして、三井不動産と共に業界の双璧を成している。丸ビルや新丸ビル等のオフィスビルのプロパティマネジメントを担う三菱地所プロパティマネジメントや、住宅事業を担う三菱地所レジデンス、設計事業を担う三菱地所設計等をグループ内に有する。TOPIX Core30の構成銘柄の1つ。


ブランドスローガンは、「人を、想う力。街を、想う力。[4]




目次





  • 1 企業活動

    • 1.1 主幹事業


    • 1.2 CSR



  • 2 沿革


  • 3 主なビル・商業施設

    • 3.1 東京都


    • 3.2 首都圏(東京都以外)


    • 3.3 中部地方


    • 3.4 近畿地方


    • 3.5 その他


    • 3.6 日本国外



  • 4 コンプライアンス


  • 5 表記


  • 6 歴代社長


  • 7 関連会社

    • 7.1 ビル事業


    • 7.2 住宅事業


    • 7.3 都市開発事業


    • 7.4 海外事業


    • 7.5 投資マネジメント事業


    • 7.6 設計監理事業


    • 7.7 ホテル事業


    • 7.8 不動産サービス事業


    • 7.9 その他の事業



  • 8 脚注

    • 8.1 注釈


    • 8.2 出典



  • 9 関連項目


  • 10 外部リンク




企業活動



主幹事業


三菱グループの中核企業の一つであり、三菱金曜会と三菱広報委員会に加盟している[5][6]。旧三菱財閥が開発した東京駅周辺の「大丸有地区」(大手町、丸の内、有楽町)に30棟以上のビルを保有しており、三菱東京UFJ銀行や三菱商事、三菱電機など三菱グループ主要各社の本社も多く集積していることから、丸の内一帯は「三菱村」と例えられることもある。また、横浜・みなとみらい地区の開発にも大きく関わっており、1993年には同地区のシンボルとも言える横浜ランドマークタワー(ビルとしては当時日本一の高さ)を開業させている。


今は前述の大丸有地区において、1998年から2017年までの20年間で総額9,500億円を投資して高層ビルの建て替えをする都市再生事業を展開している。これは既存のビルを、業務・商業・文化機能が付加された超高層ビルに建て替える事で、街全体の魅力を向上させて新規ビルと既存ビルの入居率・賃料を向上させる戦略に基づいている。既にその「第1ステージ」(1998年 - 2007年)として、丸の内ビルディング(丸ビル)、日本工業倶楽部会館・三菱UFJ信託銀行本店ビル、丸の内オアゾ、東京ビルディング、新丸の内ビルディング(新丸ビル)、ザ・ペニンシュラ東京の6棟を新たにオープンさせた。


2008年から2017年までの「第2ステージ」では7-8棟を建て替える予定である。既に2009年に「第2ステージ・第1弾」として丸の内パークビルディング・三菱一号館[注 1](古河ビル・丸ノ内八重洲ビル[注 2]・三菱商事ビル3棟の一体建替計画)が、2012年1月に第2弾として丸の内永楽ビルディング(丸の内1-4計画、東銀ビル等3棟建て替え計画)が、2012年10月には第3弾として大手町フィナンシャルシティ ノースタワー・サウスタワー(大手町一丁目第2地区計画)を竣工させた[7]。また「第2ステージ・第4弾」として、りそな・マルハビルと三菱東京UFJ銀行大手町ビルの建て替え計画(大手町1-1計画)が2016年度に竣工予定であり、第5弾としては富士ビル・東京會舘ビル・東京商工会議所ビル3棟の一体建て替え計画が2017年度中に[8]、第6弾としては大手町連鎖型都市再生プロジェクト第3次事業が2016年度中に竣工予定である[9]。また、大丸有地区を始め三菱地所所有のビルの運営は、グループ会社である三菱地所プロパティマネジメントが担っている。


住宅事業ではグループ会社の三菱地所レジデンスが『ザ・パークハウス』(The Parkhouse)のブランド名で全国に展開する分譲マンション事業を主体とし、都心部の高級マンションの他、仙台市の泉パークタウンに代表される郊外でのニュータウン開発にも多くの実績を持つ。三菱地所レジデンスは2010年、2011年分譲マンション供給戸数ランキングで全国1位(5,424戸、5,331戸)である。全国的に幅広く事業を展開し、供給戸数も多いことから三菱地所レジデンスの『ザ・パークハウス』のブランドは認知度も高い。ブランドコンセプトは「一生ものに、住む。」居住者をサポートする会員組織「三菱地所のレジデンスクラブ」の会員数は業界最大の60万世帯以上。マンションの管理はグループ会社である三菱地所コミュニティが担っている。近年では不動産流動化スキームを用いた都心部の賃貸マンション事業(ブランド名「ザ・パークハビオ」)、分譲一戸建事業(ブランド名「ザ・パークハウス ステージ」)、資産形成用マンション事業(ブランド名「ザ・パークワンズ」) 、リノベーションマンション事業(ブランド名「ザ・パークリモア」)等も積極的に展開する。海外でも多くの実績 [10] があり中国、タイ、シンガポール、オーストラリアを拠点に大規模な複合開発を行う。


また、2000年代からは商業施設の開発・運営にも注力しており、丸の内エリアの商業化や、アウトレットモール(グループ会社の三菱地所・サイモンが「プレミアム・アウトレット」のブランド名で展開)の開発も積極的に進めているほか、2012年には商業施設の新たな基幹ブランド名称「MARK IS(マークイズ)」を策定し[11]、その第一弾として2013年4月にMARK IS 静岡(静岡市葵区)が、続けて同年6月にはMARK IS みなとみらい(神奈川県横浜市)が開業した。さらに、「大阪最後の一等地」と称される大阪駅北地区(通称「北ヤード」・「うめきた」)の先行開発区域(グランフロント大阪)を代表事業者として落札し、2013年4月に街開きを迎えた。その他にも、高級ホテルチェーンであるロイヤルパークホテルズなどの運営を手掛けている。



CSR


三菱地所は主にまちづくりや環境への配慮に重点をおきCSR活動を展開。具体的な取り組みとしては丸の内エリア周辺でのコミュニティ形成のための取り組みや小中学校での環境教育、東日本大震災復興支援、都市と農山村をつなぐプロジェクト『空と土プロジェクト』[12]などがある。『空と土プロジェクト』は2008年4月に策定した「三菱地所グループ社会貢献活動基本方針」に基づき、「村・人・時代づくり」を行う目的で設立されたNPO法人えがおつなげてが開催した限界集落ツアーへの参加がきっかけで同NPO法人との協働が始まって2016年現在まで実施されている山梨県北杜市須玉町の増富地域でのプロジェクトで、今に至るまで様々な体験ツアーの実施や農作物や間伐材等の地域資源と三菱地所グループの事業とが連携しておこなう資源活用(『やまなし県産材』の開発)などが行われている。例として、地域資源を活かした「森林・山梨県産材を活用した住宅建材」や「純米酒丸の内」などの商品開発などがある。



沿革




丸の内ビルディング(丸ビル)



  • 1937年(昭和12年) - 三菱合資会社の不動産部門・建築部門が分社して発足


  • 1952年(昭和27年) - 「新丸ノ内ビルヂング」竣工


  • 1953年(昭和28年) - 陽和不動産株式会社、開東不動産株式会社を合併[注 3]


  • 1958年(昭和33年) - 「大手町ビルヂング」竣工


  • 1965年(昭和40年) - 「大名古屋ビルヂング」竣工


  • 1968年(昭和43年) - 三菱東9号館(三菱一号館)解体


  • 1969年(昭和44年) - 「赤坂パークハウス」竣工(分譲マンション事業開始)


  • 1972年(昭和47年) - 「泉パークタウン」第一期起工


  • 1981年(昭和56年) - 「日比谷シティ(日比谷国際ビル)」竣工


  • 1986年(昭和61年) - 「広尾ガーデンヒルズ」竣工


  • 1989年(平成元年) - アメリカ・ニューヨークのロックフェラー・センターを買収


  • 1990年(平成2年) - アメリカ・ロックフェラーグループに資本参加


  • 1993年(平成5年) - 「横浜ランドマークタワー」竣工、「パークハウス多摩川」全棟竣工


  • 1996年(平成8年) - 「大阪アメニティパーク」竣工


  • 2001年(平成13年) - 不動産投資信託(REIT)「ジャパンリアルエステイト投資法人」設立


  • 2002年(平成14年) - 新生「丸の内ビルディング」竣工


  • 2004年(平成16年) - 「丸の内オアゾ」竣工


  • 2005年(平成17年) - 新生「東京ビルディング」竣工


  • 2007年(平成19年) - 新生「新丸の内ビルディング」竣工


  • 2008年(平成20年) - 「南砂町ショッピングセンター SUNAMO」竣工


  • 2009年(平成21年) - 「丸の内パークビルディング」、「三菱一号館美術館」竣工


  • 2010年(平成22年) - 「東久留米ショッピングセンター クルネ」竣工


  • 2011年 (平成23年) - 藤和不動産を子会社化し、住宅分譲部門を分社化、三菱地所レジデンス株式会社を設立 ブランド名をパークハウスからザ・パークハウスへ変更[13]


  • 2012年(平成24年) - 「丸の内永楽ビルディング」竣工


  • 2013年(平成25年) - 「グランフロント大阪」、「MARK IS 静岡」、「MARK IS みなとみらい」竣工


  • 2015年(平成27年) - 「大名古屋ビルヂング」(2代目)竣工。8月31日には、大手町の東端の常盤橋街区に地上約390mの日本一の超高層ビルなどを建設する再開発計画を発表[14]


  • 2017年(平成29年) - 本社を大手町パークビルディングに移転


  • 2018年(平成30年) - アーバンライフを株式公開買付けにより子会社化[15]


主なビル・商業施設


以下には自社グループ保有物件のほか、共同事業物件、他保有者からの三菱地所プロパティマネジメント受託物件を含む。マンションについては三菱地所レジデンスを参照。




新丸の内ビルディング




丸の内パークビルディングと三菱一号館美術館




新宿フロントスクエア




新宿イーストサイドスクエア




サンシャインシティ(サンシャイン60)



東京都


千代田区



  • 丸の内ビルディング(丸ビル)


  • 新丸の内ビルディング(新丸ビル)


  • 丸の内パークビルディング(丸の内ブリックスクエア)


  • 三菱一号館(三菱一号館美術館)

  • 丸の内オアゾ


  • 丸の内永楽ビルディング(iiyo!!)


  • 三菱UFJ信託銀行本店ビル

  • 大手町ビル

  • 新大手町ビル

  • 日本ビル

  • 大手町フィナンシャルシティ


  • 東京ビルディング(東京ビルTOKIA)

  • 東京交通会館

  • 有楽町電気ビル

  • 有楽町イトシア

  • 日比谷シティ

  • 北の丸スクエア

  • 神田橋パークビル

  • 二番町センタービル

  • 秋葉原センタープレイスビル

  • 東京駅前常盤橋プロジェクト

港区


  • 山王パークタワー

  • 山王グランドビル

  • 新青山ビル

  • 赤坂パークビル

  • 三田国際ビル

  • 芝大門フロントビル

  • アクアシティお台場

  • 汐留タワー


  • 汐留ビルディング(ハマサイト・グルメ)

  • 東京ツインパークス

  • キャピタルマークタワー

中央区


  • 晴海センタービル

  • 晴海フロント

  • マロニエゲート

  • ロイヤルパークホテル

新宿区


  • 新宿フロントスクエア

  • 新宿イーストサイド
    • 新宿イーストサイドスクエア

  • ザ・センター東京

  • シタディーン新宿

渋谷区


  • 広尾ガーデンヒルズ

  • 広尾ガーデンフォレスト

豊島区


  • サンシャインシティ

中野区


  • ハーモニータワー

足立区


  • ポンテグランデTOKYO

江東区


  • 豊洲フロント

  • 南砂町ショッピングセンター SUNAMO

品川区


  • 大崎フロントタワー

大田区


  • ザ ロイヤルパークホテル 東京羽田

多摩地区


  • 東久留米ショッピングセンター クルネ


横浜ランドマークタワー




横浜スカイビル



首都圏(東京都以外)


神奈川県



  • 横浜ランドマークタワー
    • 横浜ロイヤルパークホテル

  • MMパークビル

  • GENTO YOKOHAMA

  • MARK IS みなとみらい

  • 横浜スカイビル

  • 港北みなも

  • 川崎ルフロン

  • 港北センタープレイス

  • 港北センターヒルズ

  • ミッドオアシスタワーズ

  • ロジポート相模原

  • ロジポート橋本

埼玉県


  • 花園プレミアム・アウトレット(2018年竣工予定)

  • ジェネシティ

  • 志木ガーデンヒルズ

千葉県


  • 酒々井プレミアム・アウトレット

  • ちばリサーチパーク
    • 麻倉ゴルフ倶楽部

  • 幕張ベイタウン

  • グリーンゲートシティ

茨城県


  • あみプレミアム・アウトレット

栃木県


  • 佐野プレミアム・アウトレット

  • 那須ハイランドパーク



御殿場プレミアム・アウトレット



中部地方


愛知県



  • 大名古屋ビルヂング(2代目のビルは2015年10月31日完成)

  • 名古屋広小路ビルヂング

  • 錦パークビル

  • 名古屋錦フロントタワー

  • ザ ロイヤルパーク キャンバス 名古屋

静岡県


  • 御殿場プレミアム・アウトレット

  • MARK IS 静岡

  • 富士国際ゴルフ倶楽部

  • 東富士カントリークラブ

  • 東富士リサーチパーク

  • リゾートパーク伊豆あたがわ

岐阜県


  • 土岐プレミアム・アウトレット

石川県


  • 金沢パークビル

  • 金沢西インターグリーンシティ



大名古屋ビルヂング(初代)




大名古屋ビルヂング(2代)




グランフロント大阪(南館タワーA)




大阪アメニティパーク




神戸三田プレミアム・アウトレット



近畿地方


大阪府



  • 大阪駅北地区(うめきた)先行開発区域「グランフロント大阪」


  • 大阪アメニティパーク (OAP)

  • コフレ梅田

  • 梅田新道ビル

  • 新大阪フロントビル

  • 淀屋橋スクエア

  • りんくうプレミアム・アウトレット

京都府


  • 四条烏丸センタービル

  • ザ ロイヤルパークホテル 京都三条

  • シタディーン京都 烏丸五条

兵庫県


  • 尼崎フロントビル

  • 神戸三田プレミアム・アウトレット

  • 猪名川パークタウン

  • イオン甲子園店


その他


北海道


  • 北海道ビル

  • 新北海道ビル

  • 札幌北ビル

  • マルヤマクラス

  • 森林公園パークタウン

  • おたる望洋パークタウン

  • 緑苑台ニュータウン



仙台泉プレミアム・アウトレット




泉パークタウン タピオ


宮城県



  • 泉パークタウン
    • 仙台泉プレミアム・アウトレット

    • 泉パークタウン タピオ

    • 仙台ロイヤルパークホテル


  • kurax

  • 仙台パークビル[16]

  • 定禅寺パークビル[17]


  • 花京院スクエア[16]

  • 仙台興和ビル

  • 南町通センタービル

  • 東二番丁スクエア

  • 仙台上杉ビル[16]

岡山県


  • 西大寺グリーンテラス

広島県


  • 広島パークビル

  • 広島鉄砲町ビルディング


  • NHK広島放送センタービル(NHK所有分を除く)

  • 井口台パークタウン

  • 高須台パークタウン



イムズ


福岡県


  • 天神MMビル(イムズ)

  • 天神ロフトビル

  • ザ ロイヤルパークホテル 福岡


  • ホークスタウンモール(信託受益権取得)

佐賀県


  • 鳥栖プレミアム・アウトレット


日本国外


アメリカ合衆国


  • ロックフェラー・センター

  • 1101 K Street

  • 1100 First Street

  • 50 Beale Street

イギリス


  • パタノスタースクエア

  • 150 Leadenhall Street

  • 6-8 Bishopsgate

中華人民共和国


  • 瀋陽パークアウトレット

  • (仮称)蘇州市蘇州工業園区複合開発事業(2014年竣工予定)

  • (仮称)上海嘉南大規模住宅開発事業(2013年竣工予定)

  • (仮称)四川省成都市大規模住宅開発事業(2012年末着工予定)

ベトナム


  • (仮称)ハノイ市・ホーチミン市大規模マンション開発事業

シンガポール


  • (仮称)ビシャン セントラル超高層マンション開発事業(2014年竣工予定)


コンプライアンス


大阪アメニティパーク (OAP) の分譲マンション販売に際して、土壌汚染の事実を顧客に告げずに販売していた問題が発覚。2005年に宅地建物取引業法違反(重要事実の不告知)の容疑で、共同事業者の三菱マテリアル、大林組などと共に書類送検され、当時の代表取締役社長であった髙木茂が引責辞任した。


再発防止に鑑み、社外有識者から客観的な視点に基づく再発防止に向けたコンプライアンス体制のチェックと強化、改善の提言を行い、あわせて企業体質の改善に関する提言を行うことを目的とするコンプライアンス委員会が設置された。



表記


1990年代中頃まで、三菱地所が設計・監理に関わったビルの多くは、日本語の正式名称を「○○ビルヂング」と表記していた。この表記は、英語の"Building"は"d"を含む発音であるため、日本語に直す際にザ行の「ジ」(日本式ローマ字でzi)ではなく、ダ行の「ヂ」(日本式ローマ字でdi)を当てたために生まれたとされている[注 4]。2002年に完成した丸の内ビルディング以降、「ディ」が採用されるようになっている[18]



歴代社長











































歴代の三菱地所社長
代数氏名在任期間出身校
初代渡辺武次郎1952 - 1969
東京高等商業学校(現一橋大学)
第2代中田乙一1969 - 1980
小樽高等商業学校(現小樽商科大学)
第3代伊藤達二1980 - 1987東京商科大学(現一橋大学)
第4代髙木丈太郎1987 - 1994
中央大学経済学部
第5代福澤武1994 - 2001
慶應義塾大学法学部
第6代髙木茂2001 - 2005慶應義塾大学経済学部
第7代木村惠司2005 - 2011
東京大学経済学部
第8代杉山博孝2011 - 2017一橋大学経済学部
第9代吉田淳一2017 -
東京大学法学部

2016年4月、当時名誉顧問の福澤武氏が日本経済新聞の「私の履歴書」の連載を開始。[19]



関連会社



ビル事業


ビル賃貸事業


  • サンシャインシティ

  • 横浜スカイビル

  • 東京交通会館

  • 三菱地所・サイモン

ビル運営・管理事業


  • 三菱地所プロパティマネジメント

  • 三菱地所リテールマネジメント

  • 北菱シティサービス

  • イムズ

  • 有電ビル管理

  • サンシャインビーエス

  • サンシャインエンタプライズ

駐車場事業


  • グランドパーキングセンター

  • 東京ガレーヂ

地域冷暖房事業


  • 丸の内熱供給

  • 池袋地域冷暖房

  • オー・エー・ピー熱供給

  • みなとみらい二十一熱供給

その他の事業


  • 丸の内ダイレクトアクセス

  • 丸ノ内ホテル


住宅事業


不動産販売事業


  • 三菱地所レジデンス

  • 三菱地所ホーム

  • 三菱地所住宅加工センター

  • アーバンライフ

住宅管理事業


  • 泉パークタウンサービス

  • 三菱地所コミュニティ

余暇事業


  • 東日本開発

  • メックアーバンリゾート東北


  • 藤和那須リゾート(那須ハイランドパーク)

  • 佐倉ゴルフ開発

その他の事業


  • メックecoライフ

  • 菱栄ライフサービス

  • つなぐネットコミュニケーションズ


都市開発事業


  • アスコットジャパン


海外事業


  • 三菱地所ニューヨーク

  • メックユーケー

  • 三菱地所アジア

  • 三菱地所(上海)投資諮詢有限公司


投資マネジメント事業


  • 三菱地所投資顧問

  • ジャパンリアルエステイトアセットマネジメント


設計監理事業


  • 三菱地所設計

  • メック・デザイン・インターナショナル


ホテル事業


  • ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ

  • 東北ロイヤルパークホテル

  • 横浜ロイヤルパークホテル

  • ロイヤルパークホテル


不動産サービス事業


  • 三菱地所リアルエステートサービス

  • 三菱地所ハウスネット


その他の事業


  • メック情報開発

  • メックヒューマンリソース

  • 京葉土地開発


脚注


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注釈



  1. ^ 本来あった建物は重要文化財指定が検討される中、同社が突然に解体した(参照:三菱旧一号館解体作業の即時中止と保存に関する要望書)。


  2. ^ 1928年(昭和3年)竣工であり、日本建築家協会が保存要望書(「丸の内八重洲ビル」の保存活用に関する要望書)を同社に提出していた。


  3. ^ 陽和・開東両社は、財閥解体によって解散した三菱本社の不動産を引き継いだ会社である。


  4. ^ 2016年現在では、「ヂ」は訓令式ローマ字では「zi」と表記され、ヘボン式ローマ字では「ji」と表記されるが、1937年(昭和12年)に訓令式ローマ字が出来る以前に使われていた、田中館愛橘が1885年(明治18年)に考案した「日本式ローマ字」では、「ヂ」を「di」と表記していた。


出典


  1. ^ abc“会社概要”. 三菱地所株式会社 (2016年3月31日). 2016年8月25日閲覧。

  2. ^ abcdefg平成28年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) (PDF)”. 三菱地所株式会社 (2016年5月11日). 2016年8月25日閲覧。


  3. ^ “株式の概要”. 三菱地所株式会社 (2016年3月31日). 2016年8月25日閲覧。


  4. ^ LTD., MITSUBISHI ESTATE CO.,. “三菱地所|コーポレートブランド|ブランドスローガン/ブランドステートメント” (日本語). www.mec.co.jp. 2018年9月18日閲覧。


  5. ^ 三菱金曜会会員会社紹介


  6. ^ 三菱広報委員会 - 会員会社紹介


  7. ^ 「大手町フィナンシャルシティ」が竣工、国際的な金融ビジネスの拠点に、財経新聞 2012年10月2日


  8. ^ 三菱地所プレスリリース 2012年11月15日


  9. ^ 大手町連鎖型都市再生プロジェクト第3次事業始動、三菱地所 2013年3月15日


  10. ^ https://www.mec-r.com/company/business/global.html


  11. ^ 三菱地所グループ商業施設の基幹ブランド(施設名称)を決定 『MARK IS(マークイズ)』 ~2013年 静岡、横浜・みなとみらいにオープン~ 三菱地所プレスリリース 2012年12月10日


  12. ^ 都市と農山村をつなぐ「空と土プロジェクト」


  13. ^ 「パークハウス」と「ザ・パークハウス」<前篇>


  14. ^ “三菱地所、「丸の内」死守 東京駅前に高さ日本一ビル発表”. 日本経済新聞電子版. (2015年8月31日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ31HUH_R30C15A8TI1000/?dg=1 2015年9月1日閲覧。 


  15. ^ 三菱地所株式会社による当社株式に対する公開買付けの結果並びに親会社及び主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせアーバンライフ 2018年9月5日

  16. ^ abcテナント移転も一目でわかる!ビル年鑑仙台編 (PDF) (週刊ビル経営 2005年8月22日)


  17. ^ テナント移転も一目でわかる!ビル年鑑仙台編パート2 (PDF) (週刊ビル経営 2006年2月27日)


  18. ^ “大名古屋ビルヂング:「ヂ」の文字、半世紀…30日に閉館”. 毎日jp (2012年9月29日). 2012年9月29日閲覧。


  19. ^ 福澤武(7)葉山の別荘:日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGKKZO99342980W6A400C1BC8000/


関連項目



  • 平和不動産 - 2012年に資本業務提携契約を締結。


  • CapitaLand - シンガポールの大手不動産会社。共同出資による開発など提携関係にある。

  • 赤星陸治


  • 桜庭ななみ - 企業広告に出演中。


  • 潮見GATE SQUARE(旧潮見コヤマビル) - テレビドラマ・映画「踊る大捜査線」のロケ地として有名。

  • 誠実な企業賞


  • 浦和レッドダイヤモンズ - プレミアムパートナーを務める。


  • ラグビーワールドカップ - 2019年に日本で開催される第9回大会のオフィシャルスポンサーを担当する。


外部リンク




  • 三菱地所株式会社







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