JBCスプリント
JBCスプリント | |
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2016年JBCスプリント | |
開催国 | 日本 |
主催者 | 持ち回り |
競馬場 | 持ち回り |
創設 | 2001年10月31日 |
2019年の情報 | |
距離 | ダート1400m |
格付け | JpnI |
賞金 | 1着賞金6000万円 |
出走条件 | サラ系3歳以上(国際)(指定) |
負担重量 | 定量(#負担重量を参照) |
出典 | [1][2] |
JBCスプリント(ジェイビーシースプリント)は、日本のJBC実行委員会と施行競馬場を管轄する地方競馬主催者が、各地の競馬場で持ち回り開催する重賞競走(JpnI)である。農林水産大臣が賞を提供しており、正式名称は「農林水産大臣賞典 JBCスプリント」と表記される(2018年のみJRA京都競馬場開催のため、「農林水産省賞典 JBCスプリント」として施行)。
目次
1 概要
2 競走条件・賞金
2.1 競走条件
2.1.1 トライアル競走
2.1.2 負担重量
2.2 賞金
3 歴史
3.1 年表
3.2 歴代優勝馬
4 脚注・出典
4.1 注釈
4.2 出典
4.2.1 各回競走結果の出典
5 外部リンク
概要
アメリカのブリーダーズカップに範をとりながら、将来的にダートの各カテゴリー(年齢・性別・距離など)におけるチャンピオン決定戦とすべく、2001年(平成13年)に生産者が主導して実施する「JBC競走」のひとつとして、JBCクラシックとともに創設された[3]。のちに創設されたJBCレディスクラシックとともに、2018年現在は3つのJpnI競走が同一日に同一の競馬場で施行される[4]。開催地は固定されておらず、各地の競馬場が持ち回りで施行している。
距離はダート1200mを原則としているが、施行場の距離設定の都合[注 1]により前後する場合がある。
競走条件・賞金
以下の内容は、2018年の開催概要[5]に基づく。
競走条件
- 施行場・距離
- 京都競馬場ダート1200m
- 出走資格
- サラブレッド系3歳以上
- 父馬が、一般社団法人ジャパンブリーダーズカップ協会に当該馬の生産年度に有効な種牡馬登録されている馬
- 父馬がJBC協会に種牡馬登録されていない馬は、当該馬の馬主がJBC協会の定める「追加登録料(1着賞金の2%相当額)」をJBC協会に支払えば、当該年、当該馬に係る同種牡馬登録がなされたものとして出走が可能。
- 出走可能頭数:16頭
- 出走枠
- 地方競馬所属馬:最大7頭
- 中央競馬所属馬および外国馬:地方競馬所属馬の出走数を除いた残りの出走枠
- 出走馬の選定方法
- 以下の順で出走馬を決定する。
- 以下のトライアル競走を優勝した地方馬または中央馬
- 出馬投票を行った地方所属馬のうち、JBC出走馬選定委員会により選定した上位7頭(条件1.も含む)
- 一般事項V-2-(2)、(3)および(4)定める出走馬の選定方法に準じて決定する。
2018年については国際競走とされているため、外国馬も上記の条件を満たせば出走可能である。
トライアル競走
競走名 | 格 | 競馬場 | 距離 | 備考 |
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東京盃 | JpnII | 大井競馬場 | ダート1200m | 本競走のみ優先出走権付与 |
マイルチャンピオンシップ南部杯 | JpnI | 盛岡競馬場 | ダート1600m | 本競走かJBCクラシックのいずれかに優先出走権付与 |
上記のほか、各地区地方競馬で施行される一部の重賞競走が「JBC指定競走」として、JBC出走馬選定要領により定められている。優先出走権の付与はないが、選定にあたってその成績が重要視される[6]。
負担重量
定量。3歳56kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減(南半球産3歳1kg減)[1]
賞金
2018年の賞金額は、1着7000万円、2着2800万円、3着1800万円、4着1100万円、5着700万円。
1着賞金は創設から2010年まで8000万円だったが、2011年より6000万円に減額された[7]。
歴史
年表
- 2001年
- サラ系3歳以上の馬による重賞競走として創設、大井競馬場・ダート1200mで施行。
ダートグレード競走としてGIに格付け。
- 2005年
- 株式会社FDOが協賛(2006年まで)。
- この年のみ、競走馬関連情報サイト「フサイチネット」を冠にした「フサイチネット協賛 農林水産大臣賞典 JBCスプリント」として施行。
- 2007年 - 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告に伴い、格付け表記をJpnIに変更。
歴代優勝馬
距離はすべてダートコース。
競走名は第6回のみ「JBCマイル」、ほかは「JBCスプリント」。
回数 | 施行日 | 競馬場 | 距離 | 優勝馬 | 性齢 | 所属 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
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第1回 | 2001年10月31日 | 大井 | 1200m | ノボジャック | 牡4 | JRA | 1:11.1 | 蛯名正義 | 森秀行 | (有)池ばた |
第2回 | 2002年11月4日 | 盛岡 | 1200m | スターリングローズ | 牡5 | JRA | 1:11.4 | 福永祐一 | 北橋修二 | (株)協栄 |
第3回 | 2003年11月3日 | 大井 | 1190m[注 2] | サウスヴィグラス | 牡7 | JRA | 1:09.7 | 柴田善臣 | 高橋祥泰 | 南波壽 |
第4回 | 2004年11月3日 | 大井 | 1200m | マイネルセレクト | 牡5 | JRA | 1:10.6 | 武豊 | 中村均 | (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン |
第5回 | 2005年11月3日 | 名古屋 | 1400m | ブルーコンコルド | 牡5 | JRA | 1:25.3 | 幸英明 | 服部利之 | (株)荻伏レーシング・クラブ |
第6回 | 2006年11月2日 | 川崎 | 1600m | ブルーコンコルド | 牡6 | JRA | 1:39.6 | 幸英明 | 服部利之 | (株)荻伏レーシング・クラブ |
第7回 | 2007年10月31日 | 大井 | 1200m | フジノウェーブ | 牡5 | 大井 | 1:11.0 | 御神本訓史 | 高橋三郎 | 大志総合企画(株) |
第8回 | 2008年11月3日 | 園田 | 1400m | バンブーエール | 牡5 | JRA | 1:25.6 | 松岡正海 | 安達昭夫 | (有)バンブー牧場 |
第9回 | 2009年11月3日 | 名古屋 | 1400m | スーニ | 牡3 | JRA | 1:25.9 | 川田将雅 | 吉田直弘 | 吉田和美 |
第10回 | 2010年11月3日 | 船橋 | 1000m | サマーウインド | 牡5 | JRA | 57.6 | 藤岡佑介 | 庄野靖志 | (株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン |
第11回 | 2011年11月3日 | 大井 | 1200m | スーニ | 牡5 | JRA | 1:10.1 | 川田将雅 | 吉田直弘 | 吉田和美 |
第12回 | 2012年11月5日 | 川崎 | 1400m | タイセイレジェンド | 牡5 | JRA | 1:26.6 | 内田博幸 | 矢作芳人 | 田中成奉 |
第13回 | 2013年11月4日 | 金沢 | 1400m | エスポワールシチー | 牡8 | JRA | 1.27.1 | 後藤浩輝 | 安達昭夫 | (株)友駿ホースクラブ |
第14回 | 2014年11月3日 | 盛岡 | 1200m | ドリームバレンチノ | 牡7 | JRA | 1:09.0 | 岩田康誠 | 加用正 | セゾンレースホース(株) |
第15回 | 2015年11月3日 | 大井 | 1200m | コーリンベリー | 牝4 | JRA | 1:10.9 | 松山弘平 | 小野次郎 | 伊藤恵子 |
第16回 | 2016年11月3日 | 川崎 | 1400m | ダノンレジェンド | 牡6 | JRA | 1:27.2 | M.デムーロ | 村山明 | (株)ダノックス |
第17回 | 2017年11月3日 | 大井 | 1200m | ニシケンモノノフ | 牡6 | JRA | 1:11.4 | 横山典弘 | 庄野靖志 | 西森鶴 |
第18回 | 2018年11月4日 | 京都 (JRA) | 1200m | グレイスフルリープ | 牡8 | JRA | 1:10.4 | C.ルメール | 橋口慎介 | 前田晋二 |
第19回 | 2019年11月4日 | 浦和 | 1400m |
脚注・出典
注釈
^ 地方競馬が開催される日本の競馬場でダート1200mの競走が施行できるのは門別競馬場・盛岡競馬場・船橋競馬場・大井競馬場の4か所のみ。船橋競馬場はダート1200mの最大出走頭数が12頭になるため、2010年は最大14頭が出走可能なダート1000mで行われた。このレースは日本の競馬では初めて1000mの距離で行われたJpnI(GI)となった。
^ スタンド改築工事に伴い、ゴール板を第4コーナー寄りに10m移動した。
出典
- ^ ab“平成29年度 第13回大井競馬競走番組表(決定) (PDF)”. 東京シティ競馬 : TOKYO CITY KEIBA. 2017年11月2日閲覧。
^ 平成30年度開催重賞一覧(関西)日本中央競馬会、2018年1月3日閲覧
^ “JBC特設サイト2015”. 地方競馬全国協会. 2015年9月16日閲覧。
^ “第17回JBC 開催概要”. 地方競馬全国協会. 2017年11月2日閲覧。
^ “競馬番組で別に定める事項など (PDF)”. 日本中央競馬会. 2018年3月22日閲覧。
^ “Road to JBC レース紹介”. 地方競馬全国協会. 2017年11月2日閲覧。
^ “JBCスプリント 歴代優勝馬”. 地方競馬全国協会. 2015年9月16日閲覧。
各回競走結果の出典
- “JBCスプリント 歴代優勝馬”. 地方競馬全国協会. 2015年9月16日閲覧。
- “JBCスプリント競走優勝馬”. 南関東4競馬場. 2016年11月1日閲覧。
- 馬主名義
- JBISサーチより(最終閲覧日:2015年11月4日)
2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年、2011年、2012年、2013年、2014年、2015年
外部リンク
地方競馬全国協会・JBC特設サイト(2017年版)
TCK公式サイト「レースと日程」より(2017年・第17回開催時)
データ分析:第18回JBCスプリント 今週の注目レース - 日本中央競馬会(2018年・第18回開催時)
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