テクノポリス
テクノポリス(和製英語:Technopolis[1])は、日本における高度技術集積都市、およびそれを実現するための計画。
先端技術産業を中核とした産・学・住が一体となった街づくりを促進し、研究開発施設など各種産業基盤の事業整備等の推進を通じて、地域経済の振興と向上を目指すことを目的としている。
目次
1 概要
2 テクノポリス指定地域
2.1 北海道
2.2 東北地方
2.3 関東地方
2.4 中部地方
2.5 近畿地方
2.6 中国地方
2.7 四国
2.8 九州
3 脚注
4 関連項目
5 外部リンク
概要
通商産業省によって構想され、1983年(昭和58年)7月15日施行の高度技術工業集積地域開発促進法(昭和58年5月16日 法律第35号)、通称「テクノポリス法」によって制度化、全国26の地域が指定された。
1998年(平成10年)3月31日に閣議決定された「21世紀の国土のグランドデザイン」に基づく、同年12月18日の新事業創出促進法により、地域産業の高度化に寄与する特定事業の集積の促進に関する法律(頭脳立地法)とともに廃止されたが、テクノポリス計画は一定期間有効とされている[2][3]。
テクノポリス指定地域
北海道
- 道央地域
- 函館地域
東北地方
- 青森地域(青森県)
- 北上川流域地域(岩手県)
岩手町、滝沢村、盛岡市、矢巾町、紫波町、花巻市、北上市、金ケ崎町、奥州市、平泉町、一関市
- 秋田地域(秋田県)
- 仙台北部地域(宮城県)
仙台市、泉市(現・仙台市泉区)、黒川郡全4町村(富谷町(現・富谷市)・大和町・大郷町・大衡村)
- 山形地域(山形県)
- 郡山地域(福島県)
郡山市、須賀川市、鏡石町、玉川村、石川町、三春町
関東地方
- 宇都宮地域(栃木県)
中部地方
- 信濃川地域(新潟県)
- 富山地域(富山県)
- 甲府地域(山梨県)
- 浅間地域(長野県)
上田市、小諸市、佐久市、臼田町、軽井沢町、御代田町、東御市、坂城町
- 浜松地域(静岡県)
近畿地方
- 西播磨地域(兵庫県) - 播磨科学公園都市
中国地方
- 吉備高原地域(岡山県)
- 広島中央地域(広島県)
- 宇部地域(山口県)
四国
- 香川地域(香川県)
- 愛媛地域(愛媛県)
九州
- 久留米・鳥栖地域(福岡県、佐賀県)
- 県北国東地域(大分県)
- 環大村湾地域(長崎県)
- 熊本地域(熊本県)
- 宮崎地域(宮崎県)
- 国分隼人地域(鹿児島県)
脚注
^ イギリスのサイエンス・パーク : 日英比較研究 (PDF)
^ “第2章 「新たな価値創造経済」と競争軸の進化 (1)我が国の地域政策の変遷”. 通商白書2004. 経済産業省. 2013年3月7日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2013年2月7日閲覧。
^ 第3部 科学技術の振興に関して講じた施策 第3章 科学技術システムの改革 第3節 地域における科学技術の振興 3. 研究開発機能集積に対する支援(文部科学省「平成16年版 科学技術白書」)
関連項目
- 学術都市
- ハイテクパーク
- ベンチャー
- インキュベーター (起業)
- 新産業都市
外部リンク
テクノポリスの建設(国土交通省「地域づくり関連施策」)
郡山地域テクノポリス推進機構[リンク切れ] ( アーカイブ 2006年8月22日 - ウェイバックマシン )
長野県テクノ財団 浅間テクノポリス地域センター[リンク切れ] ( アーカイブ 2009年4月29日 - ウェイバックマシン )
浜松地域テクノポリス推進機構[リンク切れ] ( アーカイブ 2006年11月7日 - ウェイバックマシン )