サッカーメキシコ代表
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国または地域 | メキシコ | |||
協会 | メキシコサッカー連盟 | |||
愛称 | Los Tricolores El Tri | |||
監督 | ||||
最多出場選手 | クラウディオ・スアレス(178試合) | |||
最多得点選手 | ハビエル・エルナンデス(50得点) | |||
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初の国際試合 | 1923年1月1日対グアテマラ 3-2 | |||
最大差勝利試合 | 1987年4月28日対バハマ 13-0 | |||
最大差敗戦試合 | 1961年5月10日対イングランド 0-8 | |||
FIFAワールドカップ | ||||
出場回数 | 16回(初出場は1930) | |||
最高成績 | ベスト8 (1970, 1986) | |||
CONCACAFゴールドカップ | ||||
出場回数 | 20回 | |||
最高成績 | 優勝 (1965, 1971, 1977, 1993, 1996, 1998, 2003, 2009, 2011,2015) | |||
サッカーメキシコ代表は、メキシコサッカー連盟(FEMEXFUT)により編成されるメキシコのサッカーのナショナルチームである。ホームスタジアムは首都、メキシコシティにあるエスタディオ・アステカ。
目次
1 歴史
2 成績
2.1 FIFAワールドカップ
2.2 コパ・アメリカの成績
2.3 FIFAコンフェデレーションズカップの成績
2.4 CONCACAFゴールドカップの成績
3 記録
3.1 キャップ
3.2 得点
4 歴代監督
5 選手
5.1 概要
5.2 GK
5.3 DF
5.4 MF
5.5 FW
6 脚注
7 外部リンク
歴史
メキシコは北中米を代表する強豪国として知られ、1930年のFIFAワールドカップ第1回大会に参加して以来、これまでヨーロッパと南米以外の国では最多となる16回のワールドカップ出場を果たしている。自国開催の1970年大会と1986年大会ではいずれもベスト8に輝き、1994年以降の7大会連続で決勝トーナメント進出を果たすなど存在感を発揮してきた。その一方でワールドカップにおける通算最多敗戦記録(25敗、2014年大会終了時点、決勝トーナメントにおけるPK戦敗退2を除く)も記録している。また、南米の大陸選手権コパ・アメリカには招待国扱いながら1993年から全ての大会に出場しており、準優勝2回、3位が3回と好成績を収めている。アメリカとの対戦は北アメリカ・ダービー(または北中米ダービー)と呼ばれる。
FIFAW杯2014年大会北中米カリブ海3次予選では本大会出場を決めたグループ上位3カ国(アメリカ、コスタリカ、ホンジュラス)から1勝も挙げられないなど苦戦を強いられ、最終節前でグループ4位で(3位以上が本大会出場権獲得、4位が大陸間プレーオフ)最終節の結果次第では8大会ぶりの予選敗退(1990年大会は失格)でW杯に出場できなくなる可能性も残していた。結果、最終戦ではアウェーでコスタリカに1-2で敗れたものの、勝利で4位浮上の可能性があったパナマがホームでアメリカに2-3と敗れたため、メキシコが4位となり予選敗退を免れ、大陸間プレーオフへと進むことになった。尚、この北中米カリブ海3次予選では10試合の間に3人の代表監督が更迭されている。大陸間プレーオフでは、ニュージーランドを2試合合計9-3と圧倒し6大会連続の出場を決めた[1]。その本大会では、グループAでクロアチア、カメルーンに勝利し開催国のブラジルにはスコアレスドローと2勝1分、グループ2位で決勝トーナメントに進出した。決勝トーナメント1回戦ではオランダに先制点を挙げたものの、後半終了間際に逆転され1-2で敗れ6大会連続のベスト16となった。
2018年大会の北中米カリブ海5次予選では上述の前大会とは対照的に確実に勝ち点を積み重ね、グループ1位で同地区一番乗りで本大会出場を決めた。
成績
FIFAワールドカップ
開催国 / 年 | 成績 | 試 | 勝 | 分 | 負 | 得 | 失 |
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1930 | グループリーグ敗退 | 3 | 0 | 0 | 3 | 4 | 13 |
1934 | 予選敗退 | ||||||
1938 | 棄権 | ||||||
1950 | グループリーグ敗退 | 3 | 0 | 0 | 3 | 2 | 10 |
1954 | グループリーグ敗退 | 2 | 0 | 0 | 2 | 2 | 8 |
1958 | グループリーグ敗退 | 3 | 0 | 1 | 2 | 1 | 8 |
1962 | グループリーグ敗退 | 3 | 1 | 0 | 2 | 2 | 3 |
1966 | グループリーグ敗退 | 3 | 0 | 2 | 1 | 1 | 3 |
1970 | ベスト8 | 4 | 2 | 1 | 1 | 6 | 4 |
1974 | 予選敗退 | ||||||
1978 | 1次リーグ敗退 | 3 | 0 | 0 | 3 | 2 | 12 |
1982 | 予選敗退 | ||||||
1986 | ベスト8 | 5 | 3 | 2 | 0 | 6 | 2 |
1990 | 予選失格処分 | ||||||
1994 | ベスト16 | 4 | 1 | 2 | 1 | 3 | 3 |
1998 | ベスト16 | 4 | 1 | 2 | 1 | 8 | 7 |
2002 | ベスト16 | 4 | 2 | 1 | 1 | 4 | 4 |
2006 | ベスト16 | 4 | 1 | 1 | 2 | 5 | 5 |
2010 | ベスト16 | 4 | 1 | 1 | 2 | 4 | 5 |
2014 | ベスト16 | 4 | 2 | 1 | 1 | 5 | 3 |
2018 | ベスト16 | 4 | 2 | 0 | 2 | 3 | 6 |
合計 | 出場16回 | 60 | 16 | 14 | 27 | 58 | 96 |
コパ・アメリカの成績
開催年 | 結果 | 試合 | 勝利 | 引分 | 敗戦 | 得点 | 失点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1993 | 準優勝 | 6 | 2 | 2 | 2 | 8 | 7 |
1995 | ベスト8 | 4 | 1 | 2 | 1 | 5 | 4 |
1997 | 3位 | 6 | 2 | 2 | 2 | 8 | 9 |
1999 | 3位 | 6 | 3 | 1 | 2 | 10 | 9 |
2001 | 準優勝 | 6 | 3 | 1 | 2 | 7 | 5 |
2004 | ベスト8 | 4 | 2 | 1 | 1 | 5 | 7 |
2007 | 3位 | 6 | 4 | 1 | 1 | 13 | 5 |
2011 | グループリーグ敗退 | 3 | 0 | 0 | 3 | 1 | 4 |
2015 | グループリーグ敗退 | 3 | 0 | 2 | 1 | 4 | 5 |
2016 | ベスト8 | 4 | 2 | 1 | 1 | 6 | 9 |
2019 | 不参加 | ||||||
合計 | 10/10 | 48 | 19 | 13 | 16 | 67 | 64 |
FIFAコンフェデレーションズカップの成績
開催年 | 結果 | 試合 | 勝利 | 引分 | 敗戦 | 得点 | 失点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1992 | 不出場 | ||||||
1995 | 3位 | 3 | 1 | 2 | 0 | 4 | 2 |
1997 | グループリーグ敗退 | 3 | 1 | 0 | 2 | 8 | 6 |
1999 | 優勝 | 5 | 4 | 1 | 0 | 13 | 6 |
2001 | グループリーグ敗退 | 3 | 0 | 0 | 3 | 1 | 8 |
2003 | 不出場 | ||||||
2005 | 4位 | 5 | 2 | 2 | 1 | 7 | 6 |
2009 | 不出場 | ||||||
2013 | グループリーグ敗退 | 3 | 1 | 0 | 2 | 3 | 5 |
2017 | 4位 | 5 | 2 | 0 | 3 | 8 | 10 |
合計 | 7/10 | 27 | 11 | 5 | 11 | 43 | 44 |
CONCACAFゴールドカップの成績
開催年 | 結果 | 試合 | 勝利 | 引分 | 敗戦 | 得点 | 失点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1963 | グループリーグ敗退 | 3 | 1 | 1 | 1 | 9 | 2 |
1965 | 優勝 | 5 | 4 | 1 | 0 | 13 | 2 |
1967 | 準優勝 | 5 | 4 | 0 | 1 | 10 | 1 |
1969 | 4位 | 5 | 1 | 2 | 2 | 4 | 5 |
1971 | 優勝 | 5 | 4 | 1 | 0 | 6 | 1 |
1973 | 3位 | 5 | 2 | 2 | 1 | 10 | 5 |
1977 | 優勝 | 5 | 5 | 0 | 0 | 20 | 5 |
1981 | 3位 | 5 | 1 | 3 | 1 | 6 | 3 |
1985 | 1986ワールドカップ開催国のため不参加 | ||||||
1989 | 失格 | ||||||
1991 | 3位 | 5 | 3 | 1 | 1 | 10 | 5 |
1993 | 優勝 | 5 | 4 | 1 | 0 | 28 | 2 |
1996 | 優勝 | 4 | 4 | 0 | 0 | 9 | 0 |
1998 | 優勝 | 4 | 4 | 0 | 0 | 8 | 2 |
2000 | ベスト8 | 3 | 1 | 1 | 1 | 6 | 3 |
2002 | ベスト8 | 3 | 2 | 1 | 0 | 4 | 1 |
2003 | 優勝 | 5 | 4 | 1 | 0 | 9 | 0 |
2005 | ベスト8 | 4 | 2 | 0 | 2 | 7 | 4 |
2007 | 準優勝 | 6 | 4 | 0 | 2 | 7 | 5 |
2009 | 優勝 | 6 | 5 | 1 | 0 | 15 | 2 |
2011 | 優勝 | 6 | 6 | 0 | 0 | 22 | 4 |
2013 | ベスト4 | 5 | 3 | 0 | 2 | 8 | 5 |
2015 | 優勝 | 6 | 4 | 2 | 0 | 16 | 6 |
2017 | 3位 | 5 | 3 | 1 | 1 | 6 | 2 |
合計 | 22/24 | 105 | 71 | 19 | 15 | 231 | 65 |
記録
キャップ
2017年3月28日現在、太字は現役選手
位 | 名前 | キャップ数 | 期間 |
---|---|---|---|
1 | クラウディオ・スアレス | 177 | 1992-2006 |
2 | パベル・パルド | 146 | 1996-2009 |
ヘラルド・トラード | 146 | 1999-2013 | |
4 | ラファエル・マルケス | 136 | 1997- |
5 | ホルヘ・カンポス | 130 | 1991-2004 |
6 | アンドレス・グアルダード | 128 | 2005- |
7 | カルロス・サルシド | 124 | 2004-2014 |
8 | ラモン・ラミレス | 121 | 1991-2000 |
9 | クアウテモク・ブランコ | 120 | 1995-2014 |
10 | アルベルト・ガルシア・アスペ | 109 | 1988-2002 |
得点
2017年6月18日現在、太字は現役選手
位 | 名前 | 得点数 | キャップ数 | 期間 |
---|---|---|---|---|
1 | ハビエル・エルナンデス | 50 | 99 | 2009- |
2 | ハレド・ボルヘッティ | 46 | 89 | 1997-2008 |
3 | クアウテモク・ブランコ | 39 | 120 | 1995-2014 |
4 | ルイス・エルナンデス | 35 | 85 | 1995-2002 |
カルロス・エルモシージョ | 35 | 90 | 1984-1994 | |
6 | エンリケ・ボルハ | 31 | 65 | 1966-1975 |
7 | ルイス・ホベルト・アウヴェス | 30 | 84 | 1988-2001 |
8 | ルイス・フローレス | 29 | 62 | 1983-1993 |
ルイス・ガルシア | 29 | 78 | 1991-1999 | |
ウーゴ・サンチェス | 29 | 58 | 1977-1998 |
歴代監督
ボラ・ミルティノビッチ 1982-1986
ボラ・ミルティノビッチ 1995-1997
マヌエル・ラプエンテ 1997-2000
エンリケ・メサ 2000-2001
ハビエル・アギーレ 2001-2002
リカルド・ラボルペ 2002-2006
ウーゴ・サンチェス 2006-2008
ヘスス・ラミレス 2008
スヴェン・ゴラン・エリクソン 2008-2009
ハビエル・アギーレ 2009-2010
エンリケ・メサ 2010.8.11*親善スペイン戦のみ暫定監督
エフライン・フローレス 2010.9*Aマッチデー3試合暫定監督
ホセ・マヌエル・デ・ラ・トーレ 2010.10-2013.9
ルイス・フェルナンド・テナ 2013.9*ワールドカップ予選アメリカ戦のみ暫定監督
ビクトル・マヌエル・ブセティッチ 2013.9-10
ミゲル・エレーラ 2013.10-2015.7
フアン・カルロス・オソリオ 2015.10-
選手
概要
代表選手の多くは国内のメキシカンサッカーリーグに所属し(2006年W杯の代表選手では海外所属選手は4人、10年は9人、14年は8人)、欧州のトップリーグで成功した選手もあまり多くない。リーグ自体のレベルが高いため国内でも経験を積めることもあるが、国内強豪チームは経営も好調で待遇も良く選手たちにもあえて海外に移籍するメリットが少なかった。そのことが経験不足につながっているとの指摘もある。これまで欧州挑戦で最も成功した選手はレアル・マドリードのエースストライカーであったウーゴ・サンチェスで、近年ではラファエル・マルケスが成功を収め、FCバルセロナの主力選手としてUEFAチャンピオンズリーグ優勝を果たしたことで母国は大いに沸いた。現在はハビエル・エルナンデスとジョバニ・ドス・サントスとカルロス・ベラが注目を集めている。
GK
ギジェルモ・オチョア( マラガCF)
ホセ・デ・ヘスス・コロナ( クルス・アスル)
オスワルド・サンチェス( サントス・ラグナ)
DF
イグナシオ・フローレス( クルス・アスル)
リカルド・オソリオ( CFモンテレイ)
カルロス・サルシード( UANLティグレス)
ラファエル・マルケス( ニューヨーク・レッドブルズ)
エクトル・モレノ( RCDエスパニョール)
フランシスコ・ハビエル・ロドリゲス( クラブ・アメリカ)
アーロン・ガリンド( CDグアダラハラ)
ホセ・ジョニー・マガジョン( CDグアダラハラ)
ホセ・アントニオ・カストロ( UANLティグレス)
エフライン・フアレス( クラブ・アメリカ)
MF
ジョバニ・ドス・サントス( RCDマヨルカ)
アンドレス・グアルダード( PSVアイントホーフェン)
ジョナタン・ドス・サントス( FCバルセロナ)
ヘラルド・トラード( クルス・アスル)
イスラエル・カストロ( プーマスUNAM)
パブロ・バレーラ( クルス・アスル)
アルベルト・メディナ( CDグアダラハラ)
パベル・パルド( クラブ・アメリカ)
FW
ギジェルモ・フランコ( CAベレス・サルスフィエルド)
ハビエル・エルナンデス( バイエル・レバークーゼン)
カルロス・ベラ( レアル・ソシエダ)
ネリー・カスティージョ( アリス・テッサロニキ)
クアウテモク・ブランコ( シカゴ・ファイアー)
ミゲル・サバー( モナルカス・モレリア)
オマール・ブラボ( CDグアダラハラ)
ハレド・ボルヘッティ( CFモンテレイ)
脚注
^ “メキシコがニュージーランド退け本大会出場、W杯大陸間プレーオフ”. AFPBB News (2013年11月20日). 2018年3月15日閲覧。
外部リンク
- メキシコサッカー連盟
- RSSSFによるメキシコ代表の記録
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