松原仁 (情報工学者)
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松原 仁 (まつばら ひとし) | |
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生誕 | 1959年 日本 東京都 |
居住 | 日本 |
国籍 | 日本 |
研究分野 | 計算機科学 |
研究機関 | 工業技術院電子技術総合研究所 公立はこだて未来大学 |
出身校 | 東京大学 |
主な業績 | コンピュータ将棋の研究 |
プロジェクト:人物伝 |
松原 仁(まつばら ひとし、1959年 - )は日本の計算機科学者。公立はこだて未来大学教授かつ副理事長。人工知能学会・前会長。サイバー大学客員教授。工学博士。
目次
1 人物
2 経歴
3 著書
4 脚注
5 関連項目
6 外部リンク
人物
東京都出身。一貫して人工知能研究に従事。特にコンピュータ将棋や、ロボットによるサッカーなどのコンピュータゲームを通じたアプローチを行なっている。
電子技術総合研究所(電総研)にて、鉄腕アトムを作ることを目指して、コンピュータ将棋を中心に人工知能研究を始める。特に棋士羽生善治の協力などを得て人間の認知モデルに基づく認知科学的アプローチを行っている。コンピュータが将棋で名人に勝つ時期を、2015年と予測していた(「情報処理」2005年7月号)。
またロボカップ設立を提案し、以来運営に関わる。2050年にサッカーの世界チャンピオンに勝てる自律型サッカーロボットチームを作ることを目標としている。
1990年頃には、事例ベース推論(Case-Based Reasoning:CBR)の研究にも従事。中島秀之らの「協調」に関する研究にも協力している。はこだて未来大学着任後に情報技術を用いた観光についての研究もしている。
将棋は小学生時に習得し27歳時にアマチュア五段取得。
経歴
- 1986年 東京大学大学院情報工学専門博士課程修了、同年通商産業省工業技術院電子技術総合研究所入所。同年3月 東京大学工学博士 博士論文の題は 「 知能ロボットにおける知識の表現と利用に関する研究 」
- 1992-98年 「コンピュータ将棋選手権観戦記」を「bit」誌に掲載。
- 1996年 第1回コンピュータ将棋協会賞CSA著述賞を受賞(コンピュータ将棋に関する広範な著作に対して)
- 1998-99年 「コンピュータ将棋入門」を「将棋世界」誌(1998/11-1999/10月号)に連載。
- 1999年 情報処理学会ゲーム情報学研究会発足の提案者となる。2000年度幹事、2002年度-2004年度主査
- 1999年 ロボカップ日本委員会専務理事、2004年会長
- 2000年 公立はこだて未来大学システム情報科学部教授[1]
- 2005年 科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業(CREST)において、「デジタルメディア作品の制作を支援する基盤技術」部門の「オンラインゲームの制作支援と評価」研究チーム(松原仁チーム)の代表者を務める。
著書
- 『将棋とコンピュータ』共立出版 1994年
- 『コンピュータ将棋の進歩』共立出版 1996年、『2』1998年、『3』2000年、『4』2003年、『5』2005年
- 『ゲームのプログラミング bit8月号別冊』共立出版 1997年(竹内郁雄と共著、1998年『ゲームプログラミング』に改題)
- 『鉄腕アトムは実現できるか—ロボカップが切り拓く未来』河出書房新社 1999年[1]
- 『ロボットの情報学—2050年ワールドカップ、人間に勝つ!?』NTT出版 2001年(竹内郁雄、沼田寛と共著)
- 監修『わくわくロボット教室』集英社 2003年[1]
- 『人間に勝つコンピュータ将棋の作り方』 瀧澤武信編著、共著者(松原仁、古作登、橋本剛、小谷善行、鶴岡慶雅、山下宏、金子知適、保木邦仁、伊藤毅志、竹内章、篠田正人)、コンピュータ将棋協会(監修)技術評論社 2012年
脚注
- ^ abc松原 仁 - 公立はこだて未来大学
関連項目
- 人工知能
- コンピュータ将棋
- ロボカップ
- 公立はこだて未来大学
外部リンク
- 公立はこだて未来大学 松原仁研究室