Read only memory
Read only memory(リードオンリーメモリ、ROM: ロム)は、記録されている情報を読み出すことのみ可能なメモリである。読み出し専用メモリともいう。
目次
1 概説
2 用途
3 種類
3.1 半導体素子のROM
3.2 半導体素子以外のROM
4 脚注
概説
ROMは読み出し専用であり、ROMに記録されている内容は、本来の意味では、書き換えることができない。しかし、「RAM」が基本的にランダムアクセスで読み書きできるものを指すようになっている[1]のに対し、それの対義語のように使われているため、EPROMの類など、何らかの基本的に粗粒度であれば消去と追記ができるものまで含めてROMの語がもっぱら使われている。
書き換えできないROMは、配線パターンによって(ICの製造過程の「マスク」から「マスクドROM」という)特定の情報を予め記録した状態で製造される。その他、読み出し専用・書き換え不可という動作や生産時に情報を記録しておくという性質が似ているストレージメディア等を指す場合もある(CD-ROMなど)。
用途
BIOS・ファームウェアを記憶しCPUの主記憶装置として使用される。汎用のコンピュータにおいてはIPLや BIOS といった一部のプログラムやデータがROM上に置かれ、アプリケーションプログラムは RAM 上で実行されるのに対し、組み込み用途のコンピュータの場合、システムのプログラム全体を ROM 上に配置することもある。
補助記憶装置用の外部記憶媒体としての用途。- 着脱可能なカートリッジによるアプリケーションの供給。主記憶装置としてのアドレス空間が割り当てられる。ファミリーコンピュータやNINTENDO64などの据え置き型ゲーム機、また、ほとんどの携帯型ゲーム機などで使用される。
種類
半導体素子のROM
- マスクROM
PROM
OTPROM(one-time programmable ROM)
EPROM- UV-EPROM
- EEPROM
半導体素子以外のROM
- パンチカード
- コアロープメモリ
脚注
^ これも本来の語義からズレがある。
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