みどり会


みどり会(みどりかい)は、旧三和銀行(現三菱UFJフィナンシャル・グループ)の取引先企業によって構成された企業グループ。




目次





  • 1 概要

    • 1.1 株式会社みどり会



  • 2 メンバー企業

    • 2.1 過去のメンバー企業



  • 3 参考文献


  • 4 脚注・出典

    • 4.1 脚注


    • 4.2 出典



  • 5 外部リンク




概要


日本万国博覧会「みどり館」の責任者であった、三和銀行副頭取・高山義雄のアイデアによって、「みどり館」への共同出展グループを母体とする事業法人として設立された。三和グループの親睦会としては、他に三水会(各社の会長、社長が参加)やクローバ会(各社の副社長、専務などが参加)等があるが、みどり会はそれらよりも多くの企業が参加している。三和銀行が大阪に本店を置いていた3つの銀行が合併した銀行だったため、関西系の企業が多い。三菱金曜会や白水会などの旧総合財閥系の企業グループと比較して、メンバー企業同士の結束は弱く、三和銀行の融資系列企業のサロン的団体とされた[1]



株式会社みどり会



























株式会社みどり会
The Midori Kai Co.,Ltd.
種類
株式会社
市場情報
非上場
本社所在地
大阪府大阪市中央区西心斎橋2丁目2番3号ORE心斎橋ビル
設立
1970年12月
業種
サービス業
法人番号
1120001090457
事業内容
一般労働者派遣事業、有料職業紹介事業、他
代表者
横越善嗣(取締役社長)
資本金
9億4,500万円(2012年4月現在)
売上高
53億円(2016年3月期)
従業員数
90名(2005年)
外部リンク
www.midorikai.co.jp/
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みどり会のメンバー161社(2016年6月時点)が出資する企業として、株式会社みどり会(英:The Midori-Kai Co.,Ltd.)がある。同社は労働者派遣事業、職業紹介事業、保険代理店事業などを行う他、メンバー会社の社員、家族向けに各種斡旋サービスや優待販売会、ブライダル事業、ECモールなどを行っている。


大和銀行が主催する大輪会にも参加している企業が多数ある(双日、大林組、積水ハウス、野村證券[脚注 1]など)。三和銀行の後身・UFJ銀行やその親会社・UFJホールディングスがそれぞれ東京三菱銀行や三菱東京フィナンシャル・グループと合併して三菱UFJ銀行や三菱UFJフィナンシャル・グループが誕生してからはMUFG傘下の企業や(MUFG傘下ではないが)田辺三菱製薬が三菱グループと重複加盟しており[脚注 2]、他に芙蓉グループや第一勧銀グループにも参加している企業がある(日立製作所など)。


みどり会の取締役会メンバー輩出企業(2008年6月現在)
  • 代表取締役会長
    • 三菱UFJ銀行(元常務執行役員)

  • 代表取締役社長
    • 三菱UFJ銀行(三和銀行元執行役員、大正銀行頭取)

  • 社外取締役
    • 三菱UFJ銀行(UFJホールディングス元会長)


    • 宇部興産(専務執行役員)


    • 大林組(会長)


    • 高島屋(副社長)


    • 帝人(会長)


    • 双日(会長)


    • 日立造船(社長)


    • ユニチカ(社長)



メンバー企業


メンバー企業には、かつての三和銀行と同様に近畿地方を地盤としている企業が多い。メンバーのうち、宇部興産帝人日立造船の3社は三和御三家と呼ばれていた。


現在のメンバー企業については、公式サイトのメンバー会社一覧を参照。



過去のメンバー企業



  • 秋葉原(現アトレ、JR東日本系)


  • アプラス(旧社)(旧三和銀行・旧日本信販→新生銀行系、旧社名は大信販[4][5]


  • 伊藤ハム (米久と共同持株会社を設立し、経営統合するため退会)


  • 上組(名目上は自立、融資関係希薄化もあり離脱)

  • 榮太樓總本鋪


  • エスエス製薬(元泰道グループ→日本ベーリンガーインゲルハイム系)[5]

  • ガイア測量


  • 桑山(旧桑山貴金属)[6]

  • 小泉製麻


  • コロンバン[5]


  • 沢の鶴[4]


  • 参天製薬 - 2015年度まで加盟。


  • 殖産住宅相互[5]


  • 住友大阪セメント(旧大阪セメント[4]

  • 世界長→世界長ユニオン(旧三和銀翼下→元香港ペガサス製靴グループ、オカモト系)[5]


  • そごう(元興銀支援下だが独自色、7&i・ミレニアムリテイリング(現そごう・西武)系)[4]


  • 大丸(J.フロント系)

    • 大丸ピーコック(のち ピーコックストア→イオンマーケット)(J.フロント・大丸→イオン系)


  • タカラブネ(現スイートガーデン)(東京海上キャピタル系)[5]


  • 泰道リビング(昭和西川系)[5]

  • 東鳩製菓→東ハト(ユニゾン・バンダイ[脚注 3]→ヤマザキパン系)[5]


  • 東洋信用金庫[脚注 4](経営破綻)


  • 東洋不動産(のち三信に吸収合併され離脱。但し三信はみどり会や三水会の会員ではないものの主要株主や主要取引銀行の関係から今も三和グループと親密[7][4]


  • 東洋ホテル(モルガン・スタンレーに買収され離脱[8][4]


  • 日本電建(三和グループに属している国際興業傘下だったためみどり会にも入っていたが国際興業グループからの離脱に伴い退会)[4]


  • バンダイ[5]


  • 久光製薬 - 2015年度まで加盟。


  • フーセンウサギ(倒産、末期はポラリス・プリンシパル傘下)[5]


  • 福助(旧三和銀行翼下→MKSパートナーズ傘下、豊田通商系)[4][5]


  • 藤沢薬品工業(山之内製薬に吸収合併され離脱)[4][5]


  • 扶桑レクセル(親会社(支配株主)・大京に吸収合併)[6]


  • ミカド(破産)[6]


  • ヤマギワ(旧社)(経営難で離脱)[5]


  • 山下新日本汽船(のちナビックスラインとなるが大阪商船三井船舶との合併に伴い離脱)[4]


  • リクルート[4]


  • ロンシャン(倒産)


参考文献


  • 『国際科学技術博覧会公式ガイドブック』国際科学技術博覧会協会、1985年3月16日第1刷発行、ISBN 4-06-201979-5


脚注・出典


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脚注




  1. ^ 厳密には野村證券は大輪会のみに加盟し[2]、みどり会には野村證券の親会社・野村ホールディングスが加盟している[3]


  2. ^ 但しMUFG傘下の各企業や田辺三菱製薬が個々に三和・三菱両グループに参加しているのであり、三和グループと三菱グループが合併して1つの企業グループになったわけではない。三和グループは今も近畿地方を地盤としている企業を中心とする企業集団であり、三菱グループは今も旧三菱財閥系の企業集団である。


  3. ^ 当時は丸紅や東京海上日動も支援協力していた。


  4. ^ 三和・東洋信託の両行が同信金を支援したことから関係が生じた。



出典




  1. ^ 『産経新聞』大阪朝刊 1999年7月31日 9面


  2. ^ 大輪会(だいりんかい)とは - 泉佐野丘陵緑地公式サイト内のページ。


  3. ^ みどり会 メンバー会社一覧

  4. ^ abcdefghijk『国際科学技術博覧会公式ガイドブック』、196頁。

  5. ^ abcdefghijklm2000年5月10日現在のみどり会のメンバー会社一覧

  6. ^ abc2002年12月9日現在のみどり会のメンバー会社一覧


  7. ^ 会社概要 - 三信株式会社


  8. ^ 【民間】注目集めるラマダホテル大阪跡地/周辺ではマンション建設計画が活発化/13年末に閉館



外部リンク



  • みどり会
    • みどり会 メンバー会社一覧



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