アートマン
ヒンドゥー教シリーズ |
ヒンドゥー教 |
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基本教義 アートマンとブラフマン 梵我一如 - 輪廻 - 業 プルシャアルタ(カーマ/ダーマ/アーサ/解脱) |
神々 ブラフマー シヴァ(パールヴァティー) ヴィシュヌ(クリシュナ) アスラ ヴァルナ ヴィローチャナ マハーバリ ヴリトラ ラーヴァナ インドラ ナーガ ナーガラージャ ジャガンナート |
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学派 ヴェーダーンタ学派 ミーマーンサー学派 ヨーガ学派 サーンキヤ学派 ニヤーヤ学派 ヴァイシェーシカ学派 |
宗派 ヴィシュヌ派 シヴァ派 シャクティ派 スマールタ派 |
人物 アンギラス カナーダ パーニニ パタンジャリ ウッダーラカ・アールニ ヴィヤーサ ヤージュニャヴァルキヤ シャンカラ カビール ラーマーヌジャ オーロビンド・ゴーシュ マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー マハトマ・ガンディー シュリーラ・プラブパーダラーマクリシュナ ラマナ・マハルシ ラーダークリシュナン ヴィヴェーカーナンダ シャンカール |
修行・礼拝 ヨーガ バジャン(英語版) 苦行・護摩 ヤジニャ(英語版) バクティ(英語版) |
関連用語 ブラーフマナ ムルティ(英語版) サンヒター、グル インド神話、カースト ヒンドゥー暦 ヴァルナ ジャーティ 不可触民、サティー ヒンドゥトヴァ アーシュラマ ヒンドゥー至上主義 |
一覧 寺院一覧、遺跡一覧 ヒンドゥー教の祭一覧(英語版) ヒンドゥー教徒の国別人口(英) ヒンドゥー教用語の一覧(英) |
アートマン(आत्मन् Ātman)は、ヴェーダの宗教で使われる用語で、意識の最も深い内側にある個の根源を意味する。真我とも訳される。
ヒンドゥー教では世俗的な我意識のみを否定してニラートマン(nirātman、無我)といい、自我意識(ahaṅkāra)のない純粋な実体としての真我(paramātman)を否定しないが[要出典]、仏教は、永遠に存続し・自主独立して存在し・中心的な所有主として全てを支配するような我の存在を否定して無我説を立てた[1]。
目次
1 語源
2 ブラーフマナ
3 ウパニシャッド
4 仏教における解釈
5 脚注
6 関連項目
語源
梵: ātmanの本来の語義は「呼吸」であったが、そこから転じて、生命、自己、身体、自我、自我の本質、物一般の本質自性、全てのものの根源に内在して個体を支配し統一する独立の永遠的な主体などを意味する[1]。
最も内側 (Inner most) を意味する サンスクリット語の Atma(アートマ)を語源としており、アートマンは個の中心にあり認識をするものである。それは、知るものと知られるものの二元性を越えているので、アートマン自身は認識の対象にはならないといわれる。
ブラーフマナ
アートマンの語はリグ・ヴェーダ以来用いられた[1]。シャタパタ・ブラーフマナでは、言語、視力、聴力などの生命現象はアートマンを基礎としアートマンによって統一されているとされ、またアートマンは造物主(Prajāpati)と全く同一ともされた[1]。
ウパニシャッド
ウパニシャッドの時代には、アートマンが宇宙を創造したと説かれた[1]。また、アートマンは個人我(小我)であるとともに宇宙の中心原理(大我)であるともされた[1]。ブラフマン(宇宙原理、梵: brahman)とアートマンが一体になることを求めたり、ブラフマンとアートマンが同一である(梵我一如)とされたり、真の実在はアートマンのみであって他は幻(梵: māyā、マーヤー)であるとされた[1]。
また、アートマンは、宇宙の根源原理であるブラフマンと同一であるとされる(梵我一如)。
ウパニシャッドではアートマンは不滅で、離脱後、各母体に入り、心臓に宿るとされる。
仏教における解釈
釈迦によれば「我」は存在しないとされるため、仏教においてアートマンの用語は一般的ではないと思われる。無我を知ることが悟りの道に含まれる。
脚注
- ^ abcdefg総合仏教大辞典編集委員会(編) 『総合仏教大辞典』上巻、法蔵館、1988年1月、158-159頁。
関連項目
- 中観派
- 唯識派
- 密教
- 我思う、ゆえに我あり
- マハートマー
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