横手駅
横手駅 | |
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西口 | |
よこて Yokote | |
所在地 | 秋田県横手市駅前町5-1 北緯39度18分36.8秒 東経140度33分38秒座標: 北緯39度18分36.8秒 東経140度33分38秒 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) 日本貨物鉄道(JR貨物)* |
電報略号 | ヨテ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 3面4線 |
乗車人員 -統計年度- | 1,225人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1905年(明治38年)6月15日[1] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■奥羽本線 |
キロ程 | 228.3km(福島起点) |
◄柳田 (3.9km) (6.4km) 後三年► | |
所属路線 | ■北上線 |
キロ程 | 61.1km(北上起点) |
◄矢美津 (4.5km) | |
備考 | 直営駅(管理駅) みどりの窓口 有 |
* オフレールステーションを併設。 |
横手駅(よこてえき)は、秋田県横手市駅前町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である。
目次
1 乗り入れ路線
2 歴史
3 駅構造
3.1 のりば
4 横手オフレールステーション
5 利用状況
6 駅周辺
6.1 駅東側
6.2 駅西側
7 バス路線
7.1 西口
8 その他
9 隣の駅
9.1 かつて存在した路線
10 脚注
10.1 記事本文
10.2 利用状況
11 関連項目
12 外部リンク
乗り入れ路線
奥羽本線と北上線が乗り入れており、奥羽本線を所属線としている[2]。北上線は当駅が終点である。なお、奥羽本線の当駅から秋田方面と、北上線はJR貨物の第二種鉄道事業区間でもあり、当駅は貨物駅としても扱われているが、現在は貨物列車の発着のないオフレールステーションに移行している。
歴史
1905年(明治38年)6月15日:国有鉄道の一般駅として平鹿郡横手町に開業[1]。
1918年(大正7年)8月18日:横荘鉄道線(後の羽後交通横荘線)の駅が開業。
1920年(大正9年)10月10日:西横黒軽便線(後の北上線)が開業[1]。
1922年(大正11年)3月15日:上野 - 青森間を奥羽本線経由で運行する急行列車が設定され、停車駅となる[3]。
1924年(大正13年)11月:横黒線(後の北上線)全通に合わせ、駅舎改築[3]。
1945年(昭和20年)
7月15日:駅前地区空襲[3]。
8月5日:駅前地区、2度目の空襲。駅構内の貨物室が爆風を受け、国鉄職員1名死亡[3]。
1961年(昭和36年)10月1日:「サンロクトオ」と称された大規模ダイヤ改正で東北本線・奥羽本線経由の特急「つばさ」が1往復設定され、特急停車駅となる。
1968年(昭和43年)10月1日:みどりの窓口開設[3]。
1970年(昭和45年)7月1日:当駅に停車する臨時寝台特急として「あけぼの」を設定(同年10月1日からは定期列車に格上げ)。
1971年(昭和46年)4月20日:羽後交通横荘線廃止。
1974年(昭和49年)1月16日:四八豪雪により、上り寝台特急「あけぼの」が当駅で2日間足止め。奥羽本線は4日間、北上線は1週間運休。除雪夫では手に負えず自衛隊に出動を要請し、駅構内の人力での除雪作業を実施。[3]
1978年(昭和53年)11月1日:駅舎改築。完工式が行なわれる[3]。
1979年(昭和54年)8月11日:駅前広場の完工式が行なわれる[3]。
1986年(昭和61年)11月1日:貨物・荷物の取扱を廃止。
1987年(昭和62年)
3月31日:貨物の取扱を再開。ただし、貨物列車の発着はないままであった。
4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本・JR貨物の駅となる[1]。
1990年(平成2年)3月10日:JR貨物の駅でコンテナ貨物の取扱を開始。
1992年(平成4年)7月1日:山形新幹線開業により在来線特急としての「つばさ」は廃止、代替として新幹線接続特急「こまくさ」の運転開始。
1996年(平成8年)
3月16日:JR貨物の駅が、貨物列車発着の廃止により自動車代行駅となる。
3月30日:秋田新幹線の開業に向けて田沢湖線の改軌工事を行うため、同線が全面運休開始[1]。またこれに伴いそれまで運行されていた「たざわ」の代替として、秋田駅から当駅経由で北上駅まで新幹線接続特急「秋田リレー」の運行が開始された[1]。
1997年(平成9年)
3月21日:翌日の秋田新幹線開業に先立ち、この日限りで「秋田リレー」運行終了。
3月22日:秋田新幹線開業に伴い「あけぼの」の経由線区が変更となり、当駅から首都圏に直通する定期優等列車が消滅。
1999年(平成11年)12月4日:山形新幹線が新庄駅まで延伸されたことにより特急「こまくさ」は快速列車に格下げされ、当駅に停車する定期特急・急行列車が消滅した。
2005年(平成17年)6月12日:開業100周年を記念し、記念イベント開催。「リゾートしらかみ」の延長運転も行われた。
2006年(平成18年)4月1日:JR貨物横手オフレールステーション開設。
2010年(平成22年)6月28日:橋上駅舎への改築工事に伴い、旧駅舎の撤去工事と仮駅舎での営業を開始。
2011年(平成23年)
9月26日:橋上駅舎使用開始[4][5]。これに伴い自動改札機は始発から、指定席券売機は5時30分から使用開始した[6]。
10月1日:東西自由通路使用開始[4]。同時に発車メロディが地元ゆかりの作家石坂洋次郎原作で知られる映画「青い山脈」の主題曲に変更された[7][8]。
2017年(平成29年)3月31日:びゅうプラザ横手駅が閉店[9]。
駅構造
単式ホーム2面2線と島式ホーム1面2線、合計3面4線のホームを持つ地上駅で、橋上駅舎を持つ[5]。
直営駅(駅長配置)である。管理駅として、奥羽本線の十文字駅 - 飯詰駅間および北上線の黒沢駅 - 矢美津駅間の各駅を管理している。
駅舎は構内東側にある。2階に自動改札機(Suica非対応)[6]、みどりの窓口(5:55 - 20:00)、指定席券売機[6]、自動券売機、待合所が設置されている。現在は駅弁の販売はない。
廃線となった羽後交通横荘線のホームが現在でも4番線として利用されている。ここはやや狭くなっている。
駅構内に横手運輸区が併設されている。また、転車台があり、奥羽本線や北上線でSLが運行される際に方向転換に使用されている。
東口に隣接してNEWDAYS MINIが営業を行なっている。
また、横手市による施設として、東口駅舎の1階に総合ラウンジ(観光案内所)[10]、西口1階には交流スペースが設けられている[11]。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■北上線 | - | ほっとゆだ・北上方面 | |
2 | ■奥羽本線 | 上り | 湯沢・新庄方面 | 一部列車は3・4番線 |
3 | 下り | 大曲・秋田方面 | 一部列車は1番線 | |
4 | ■(路線表記なし) | 一部列車および臨時列車のみ使用 |
- 2番線は奥羽線下り・奥羽線上り出発信号機があるため奥羽線折り返しが可能。
- 3・4番線は奥羽線下り・奥羽線上り・北上線出発信号機があるため奥羽線折り返し、北上線直通が可能である。
夜間留置が設定されている。
横手オフレールステーション
横手オフレールステーション(略称、横手ORS)は、旅客駅舎南側にあるJR貨物横手駅に属するコンテナ集配基地である。12フィートのコンテナ貨物を取扱っており、貨物列車代替のトラック便が秋田貨物駅との間で1日2往復運行されている。
当駅はかつて貨物列車が発着していたが、1996年(平成8年)にトラック代行輸送に転換され自動車代行駅となった。その後2006年(平成18年)の名称整理の際にオフレールステーションとなった。
かつて、北上線経由で秋田貨物駅と仙台貨物ターミナル駅を結ぶ定期貨物列車が深夜に1往復あり当駅にも停車したが、貨物の積卸はしない運転停車であった。
利用状況
JR東日本によると、2017年度(平成29年度)の1日平均乗車人員は1,225人である[利用客数 1]。
近年の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 | 出典 |
2000年(平成12年) | 1,878 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 1,855 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 1,803 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 1,715 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 1,680 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 1,588 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 1,535 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 1,494 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 1,487 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 1,467 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 1,427 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 1,394 | [利用客数 13] |
2012年(平成24年) | 1,374 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 1,407 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 1,338 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 1,299 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 1,260 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 1,225 | [利用客数 1] |
駅周辺
駅東側
- 横手市役所
- 本庁舎(旧横手庁舎)・かまくら館
- 横手駅前郵便局
- 横手郵便局
秋田銀行横手支店
北都銀行横手駅前支店
北日本銀行横手支店
秋田信用金庫横手支店
羽後信用金庫横手支店- 横手駅前温泉・ゆうゆうプラザ
- 秋田県道31号横手停車場線
- 横手市交流センター Y2(わいわい)ぷらざ[12]
- よこてイースト[13]
駅西側
- 横手市役所
- 条里北庁舎・条里南庁舎
秋田銀行横手条里支店
北都銀行横手西支店- 横手市民市場
国道13号横手バイパス- 平鹿総合病院
バス路線
路線バスはすべて羽後交通が運行している。
2011年(平成23年)9月以前の状況については、横手バスターミナル#沿革を参照。
西口
- 1番線のりば - 朝日が丘四丁目、新城経由大森病院、二井山[14]、イオンモール大曲[日曜・祝日のみ運行][15]
- 2番線のりば - 平鹿総合病院経由横手バスターミナル、上台[14]
WILLER EXPRESS・新宿行
その他
- 駅前の広場に「かまくら」という題の石像がある。
- 仙台・東京方面への往復JRきっぷを購入した乗客が無料で利用できる「こまち駐車場」がある(30台分)。
- 横手市が推進した横手駅東口再開発事業に伴い、橋上駅舎に改築された[4]。旧駅舎の跡地(東口)に鉄筋コンクリート造りの新駅舎(改札口は2階)を建て、線路を跨いで西口に向け延長約70メートルの自由通路(愛称は「こころ〜ど」[16])を造った。総工費は約27億円で、横手市が26億円、JR東日本が1億円を負担した[17][18][8]。新たに設けられた西口より、市役所(本庁北・南庁舎)・平鹿総合病院や、郊外型店舗が立ち並び現在の中心的な商業地である国道13号沿いへのスムーズなアクセスが期待されている。
- またこの再開発事業により、旧マックスバリュ横手駅前店(マックスバリュ以前は、ジャスコ横手店が入居していた)が入居していた羽後交通ビルや旧・平鹿総合病院などが解体され、2009 - 2010年にかけて新・横手バスターミナルや銀行・集合住宅・高齢者住宅が完成した。2010年10月には商業施設・店舗棟が完成しオープン済み、さらに2011年4月には横手市交流センター「Y2(わいわい)ぷらざ」[12]と「よこてイースト」[13]が完成・供用開始した。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
■奥羽本線
□快速(下り1本のみ運転)
十文字駅 → 横手駅 → 飯詰駅
■普通
柳田駅 - 横手駅 - 後三年駅
■北上線
□快速
相野々駅 - 横手駅
■普通- 相野々駅 - *矢美津駅 - 横手駅
- 相野々駅 - *矢美津駅 - 横手駅
- *:冬季間は全列車が矢美津駅を通過する。
かつて存在した路線
- 羽後交通
- 横荘線
横手駅 - 樋ノ口駅
脚注
記事本文
- ^ abcdef曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月6日、23頁。
^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年- ^ abcdefgh横手市史編さん委員会 編『横手市史 昭和編』、1981年、829-834頁
- ^ abc“<<奥羽本線横手駅東西自由通路・橋上駅舎>>完成!! (PDF)”. 東日本旅客鉄道株式会社秋田支社 (2011年7月22日). 2011年9月2日閲覧。
- ^ ab“JR横手駅、新駅舎の利用スタート 1,2日に記念イベント”. 秋田魁新報社 (2011年9月27日). 2011年9月27日閲覧。[リンク切れ]
- ^ abc奥羽本線 横手駅への自動改札機・指定席券売機の導入について東日本旅客鉄道株式会社 秋田支社 プレスリリース
^ JR横手駅メロディー「青い山脈」で発車しま〜す♪(2011年10月2日河北新報) - 2011年10月4日閲覧[リンク切れ]- ^ ab“横手駅の新駅舎完成、発車メロディー「青い山脈」 秋田”. 朝日新聞社 (2011年10月2日). 2011年12月25日閲覧。
^ 『JR時刻表 2017年4月号』
p999 交通新聞社 2017年3月18日発行
^ “新JR横手駅のご案内(動画ギャラリー)”. 横手市 (2011年10月14日). 2012年1月26日閲覧。
^ “JR横手駅橋上駅舎開業(動画ギャラリー)”. 横手市 (2011年10月7日). 2012年1月26日閲覧。- ^ ab“横手市交流センター/Y2(わいわい)ぷらざ”. 横手市 (2012年5月28日). 2011年12月25日閲覧。
- ^ ab“よこてイースト”. 横手駅前商店街振興組合. 2011年4月30日閲覧。
- ^ ab“横手駅西口オープンに伴う、定期バス乗り入れについて”. 羽後交通株式会社. 2011年12月25日閲覧。
^ 秋田駅⇔角館 路線バスを運行いたします
^ “「こころ〜ど」渡り初め 横手駅、市民でにぎわう”. 秋田魁新報社 (2011年10月2日). 2011年10月22日閲覧。[リンク切れ]
^ JR東日本:進行中の建設プロジェクト>新駅建設・駅自由通路の新設・改良工事東日本旅客鉄道株式会社、2011年5月20日閲覧。
^ 秋田魁新報2010年6月29日[リンク切れ]
利用状況
- ^ ab“各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
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^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
横手駅(各駅情報) - 東日本旅客鉄道
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横手オフレールステーションに関するカテゴリ:
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