準決勝


準決勝(じゅんけっしょう)は、決勝戦へ進出するものを決める戦い。「準決」ともいう。
英語ではセミファイナル (Semifinal) と言う。別名 ファイナリスト決定戦




目次





  • 1 形式


  • 2 有名な準決勝戦

    • 2.1 高校野球


    • 2.2 高校サッカー


    • 2.3 その他の大会



  • 3 関連項目




形式


競技により、1対1や多人数で行われる。準決勝敗退者の扱いはいくつかあり、3位決定戦を行う場合と共同で3位を獲得する場合の2つが一般的である。ページシステム方式の場合は敗者が3位となる。


全国高等学校サッカー選手権大会では国立霞ヶ丘陸上競技場(現在は埼玉スタジアム2002)、全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高)ではセンターコートそれぞれで決勝と合わせて行われる。


大会によっては準決勝ラウンドをグループリーグ形式で行う場合(その場合各グループの1位同士が決勝戦進出、2位同士が3位決定戦進出いうことが多い)や、準決勝進出者全員で競技を行い成績上位の数名・数チームが決勝進出という形式で行う場合もある。


格闘技興行ではメイン・イベント前の試合を英語名の「セミ・ファイナル」と呼ばれている。



有名な準決勝戦


特に高校野球では、決勝より準決勝の方が面白いといわれることもある。ここでは、様々な理由で歴史に残る準決勝戦を紹介する。



高校野球



  • 1933年 全国中等学校野球選手権大会 中京商業学校対明石中学校 史上最長の延長25回に中京商業がサヨナラ勝ち。


  • 1973年 選抜高等学校野球大会 広島商業高校対作新学院高校 怪物と言われた江川を広島商業が攻略。


  • 1983年 全国高等学校野球選手権大会 池田高校対PL学園高校 史上初の夏春夏3連覇を目指す池田をPL学園のKKコンビが粉砕。


  • 1985年 選抜高等学校野球大会伊野商業対PL学園高校 PL学園のKKコンビが甲子園大会で唯一決勝進出を逃した大会である。


  • 1990年 選抜高等学校野球大会 近大付属高校対東海大甲府高校が延長13回、新田高校対北陽高校が延長17回と、史上初めて準決勝2試合がどちらも延長サヨナラ決着となった。


  • 1998年 全国高等学校野球選手権大会横浜高校対明徳義塾高校 8回表まで明徳義塾が6点リードしていたが、その後横浜が残り2イニングで6点差をひっくり返す大逆転サヨナラ勝利となった。


高校サッカー



  • 1985年 全国高等学校サッカー選手権大会 島原商業高校対藤枝東高校 中山擁する藤枝東をPK戦の末島原商業が降す


  • 2005年 全国高等学校サッカー選手権大会 鹿児島実業高校対国見高校 5年連続決勝進出を狙う国見を鹿実が2-0で降す


  • 2007年 全国高等学校サッカー選手権大会 八千代高校対盛岡商業高校 終了間際のロスタイムに入ったオウンゴールにより盛岡商業に勝利が転がる


  • 2011年 全国高等学校サッカー選手権大会 流経大柏高校対久御山高校、立正大淞南高校対滝川第二高校 首都圏開催となって初めて準決勝が2試合ともPK戦にもつれる


その他の大会


  • 第13回アメリカ横断ウルトラクイズ準決勝ボルチモア 4人の解答者によって100題以上出されても決着がつかずにいた。そのため1時間半の放送が2時間に拡大した。このクイズ対決はマニアはむろん一般にも語り継がれている。


  • 1996年と1997年にFNSの日の中で開催された全国フリースロー選手権大会はこの準決勝・全て(各2試合ずつ・合計4試合)が延長戦に持ち込まれた。


関連項目


  • 準々決勝

  • 3位決定戦

  • 決勝戦

  • 優勝

  • ファイナル・フォー


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