和波孝禧
和波 孝禧 | |
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生誕 | (1945-04-01) 1945年4月1日 |
出身地 | 日本 東京都 |
学歴 | 桐朋学園大学 |
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | ヴァイオリニスト |
担当楽器 | ヴァイオリン |
和波 孝禧(わなみ たかよし、1945年4月1日 - )は、東京生まれのヴァイオリニストである。桐朋学園大学卒業[1]。祖父は海軍中将で、山本五十六と同期の和波豊一である。
目次
1 経歴
2 演奏活動
3 賞歴
4 脚注
5 関連文献
6 外部リンク
経歴
生来の全盲であったが、4歳からヴァイオリンを始め、辻吉之助、鷲見三郎、江藤俊哉に師事[2]。1954年、9歳の時、第6回全日本盲学生音楽コンクールで第1位特賞を受賞。1958年、中学校1年生の時、第12回全日本学生音楽コンクール全国大会中学生の部で第1位を受賞した。1959年、14歳の時に山本富士子の弟役として大映映画「いつか来た道」に出演した。1962年、第31回日本音楽コンクールで第1位、特賞を受賞。1963年、斎藤秀雄指揮日本フィルハーモニー交響楽団のソリストとしてデビューした。1965年、ロン・ティボー国際コンクールで第4位、1970年、カール・フレッシュ国際ヴァイオリン・コンクールで第2位を受賞した。
『点字毎日』に1976年6月から「和波孝禧が選ぶクラシック新譜」を月1回連載している[3]。2016年の新聞記事ではパソコンを楽しんでいると紹介され、その理由について「手伝ってもらわなくても買い物とかができる。(中略)自分の力で何かができる喜びが、見えない人にはあるんです」と述べている[3]。
演奏活動
国内外のオーケストラとの共演、室内楽、リサイタル、CD録音など幅広く活動し、1990年以来、サイトウ・キネン・オーケストラに参加、1993年、モービル音楽賞、1994年、サントリー音楽賞をそれぞれ受賞した。また、東京芸術大学非常勤講師、桐朋学園大学非常勤講師も務めている。
賞歴
- 1954年 - 全日本盲学生音楽コンクール第1位特賞。
- 1958年 - 全日本学生音楽コンクール全国大会中学生の部第1位。
- 1962年 - 日本音楽コンクール第1位特賞。
- 1965年 - ロン・ティボー国際コンクール第4位。
- 1970年 - カール・フレッシュ国際ヴァイオリン・コンクール第2位。
- 2005年 - 紫綬褒章
- 2006年 - 本間一夫文化賞。
- 2015年 - 旭日小綬章。
脚注
^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.528
^ “和波孝禧、「70歳になって、ここからまた出発」 4月5日にベートーベンの協奏曲”. 産経新聞. (2015年3月27日). http://www.sankei.com/entertainments/news/150327/ent1503270007-n1.html 2016年6月18日閲覧。- ^ ab“「ひと 和波孝禧さん」”. 毎日新聞. (2016年6月16日). http://mainichi.jp/articles/20160616/ddm/008/070/065000c 2016年6月18日閲覧。
関連文献
- 和波その子『母と子のシンフォニー―盲目のヴァイオリニスト、和波孝禧を育てた母の手記』音楽之友社、1977年
外部リンク
- オフィシャルウェブサイト
インタビュー - ウェイバックマシン(2002年11月15日アーカイブ分)